『愛・アマチュア』

ハル・ハートリーの作品を気に入ったイザベル・ユペールが
出演志願の手紙をだし実現したという映画。映画自体は単調


1995/6/9 飯田橋ギンレイホール


 「トラスト・ミー」を観てハートリーの才能に惚れ込んだI・ユペールが、彼に出演志願の手紙を出したことから実現した作品。ポルノ冒険小説を書く元女僧と過去を失った男、ふたりの愛を発見する過程が、推理ドラマの展開をたどりながら描かれる。イザベルはつい最近まで尼僧だったが、今は修道院を出て、ポルノ小説を書く毎日。ある日、仕事場代わりのカフェで記憶喪失の男と出会い、いつしか愛するようになる。男の過去を捜し求めるうちに、次第に事件に巻き込まれ……。

 おもしろいけど、なにかちょっとものたりない。『シンプル・メン』のようなスタイリッシュさにも欠けるし、どうも画面に出てくる人数が『トラスト・ミー』『シンプル・メン』に比べると多いことが、映画としての純度が低くなっていることと関係があるような気がします。