『世にも憂鬱なハムレットたち』

役者が映画が進むにつれて魅力的に見えてくる、
そんな素敵な映画です。

★★★★


 ケネス・ブラナーってまだ観たことがなかったのです。本当は隣でやっていたブニュエルに行きたかったんだけど、タッチの差で時間が間に合わなかったんで、これを観ました『世にも憂鬱なハムレットたち』。

 これいいですよ。演出的にオーッと迫ってくるようなことはないのですが、役者の魅力を丁寧に引き出した心暖まる話です。非常に気に入りました。イブの晩に悲劇『ハムレット』を片田舎で上演する、しかも役者は得体の知れない人ばかり。しかし、こんなすてきな話に仕上がっているのです。これもクリスマス映画に入れてあげたい。時期がクリスマ『世にも憂鬱なハムレットたち』スというだけなんですが、この気分のよさはこの時期の映画によく似合う。

 役者が映画が進むにつれて魅力的に見えてくる、これは映画の理想です。そうなると、この映画は理想的な映画とも言えるのかなぁ。