落ちぶれた老俳優が、期待に反して大活躍するというのはよくある話だし、舞台上の起こるトラブルを観客が演出と勘違いして喝采を受けるというのも、非常によく使われる。カサベテスの『オープニング・ナイト』などがすぐに思い付く。
話を聞くと、もう今では陳腐な題材なのだがそれなりに楽しくは料理している。でも、題名のように「大喝采」とはならないのは、主人公たちが舞台に対する愛情がどの程度なのかがわかりにくいからだろう。その辺をもう少し味付けしたら、もっとよくなったのではないか。でも、悪くはないし、それなりには楽しい映画でした。