監督のミック・ジャクソンというとあの忌まわしい『ボディ・ガード』が思い出されて、恐る恐る劇場に行ったのだが、これがおもしろい。
火山物というと『ダンテズピーク』を思い出すが、あれはある地方で小さな町が火山の被害に襲われるという話。それなりにおもしろかったのだけど、どうも臨場感に欠けました。なんでだろうと思っていたのだけど、この『ボルケーノ』でその理由がわかりました。もともと自分とは距離がある風景よりも見慣れた都会の風景が被害にあった方がテンションが高いのです。
この2つの映画の違いは考えてみると、おもしろく、『ダンテズピーク』では主人公は危機にさらされ続けます。しかし、この『ボルケーノ』は実は主人公は直接危険に直面していないんです。仕事への義務感、娘への愛が彼を駆りたてています。でも、画面の中のテンションが保たれ続けているのには、感心しました。とにかく、映画館で楽しめる映画。大画面でぜひ観たいですね。