まず映画の中の司葉子にびっくりした。ぼくが思っている司葉子は清純派である。絶対にお酒を飲んだり、煙草をすったりしない。そういうイメージとはかけ離れている女優さんなのです。映画が始まってしばらく、主人公が司葉子であるというのがしばらく信じられないほどでした。
しかし、その意外な役柄が彼女に実に合っている。彼女のそういう部分をうまく引き出している監督の力に脱帽しました。ストーリーはいわゆる企業物だが、センセーショナルというわけでもなく、淡々と描かれる。しかし、ツボをしっかり付いているからだろう、映画がきびきびしている。非常に満足できる映画でした。