『極道懺悔録』

望月六郎監督作品。
所々光るものがあるけど、出来には不満足




 「弾よけ」っていい言葉ですよね。この言葉、シンプルだけど、うまい。

 なんといっても、主人公が窓際の浴槽で恋人の体を洗ってあげるシーンがよかったです。いろんな愛情表現があるけど、洗ってあげる方と洗われる方の気持ちがうまく通いあっているのが観ていていても感じられて、このシーンは本当によかった。鶴見辰吾も好演でした。

 ただね、それなりに魅力ある話なんですが、全体に散漫な感じがして、求心力に欠けました。これはおそらく主人公が魅力あるように描かれていないからでしょう。だから、映画の中に入っていかれない。悪くはないけど、期待していただけに、ちょっと残念。

 でも、望月六郎監督は今後も期待の監督であることは変わりません。