台湾の新鋭監督チェン・ユーシュンの作品。受験を目前に誘拐事件に巻き込まれてしまった男の子と犯人一家のコメディなんだけど、あんまり弾けません。
結局、受験というのが台湾でどれくらいの存在なのかというのがわからないので、受験の重みが伝わってこない。となると、根本の理解がないということなので、笑えないよね。
ナンセンス・コメディなんだからもっと勢いがないとね。例えば、『遊びの時間は終わらない』などは、もっともっと現実性がないのに、少なくとも前半は勢いで見せきっていたんだから
誘拐犯との間に心の交流が生まれるというよくあるテーマだけど、それをちょっとづつ観客に見せていかないと感情移入ができない。あまりにも大味すぎて、ただあきれただけの映画でした。テーマがおもしろくなりそうなのに、期待はずれでした。