「ひどい」という感想と「こんなもの」という感想、「いいとこもあったよ」という感想が自分の中でごちゃまぜになってます。
家が襲撃されるシーンの緊張感はすごくよかった。音をうまくうまく使っています。そして、ロシア情報局の女性少佐がとてもかっこいい。 「ファースト・ネームは?」と聞かれ、「メージャーよ」と答えるシーンにはしびれました。これだけでも、満足です。でも彼女あっても、この荒廃した話は救えませんでした。
結局、どうしてリチャード・ギアが演じるデクラン・マルクィーンがFBIに協力するのか納得できないんですよ。ジャッカルに対する私怨からというのは、映画の中で説明されます。でもそれが納得できない。ヒーローがなぜ自分と関係ないことに関わるのか、この動機づけが弱いと感情移入しにくい。『コン・エアー』でなんでニコラス・ケイジが飛行機から降りなかったのかというのと同じなんですよ。根本で疑念を持ってしまうと、その人物にまったく感情移入できなくなってしまうんです。