以前、今はなき文芸坐での森一生特集で1度観たことがある映画です。あの時は、傑作『薄桜記』との2本立てで平日昼間なのに年配の方で満員でした。ああいう映画をかけてくれる映画館がなくなってしまいましたね。すごく残念です。
以前もすごくおもしろかった印象があったのですが、久しぶりに観てもやっぱりわくわくしますね。特に十手持ちの森繁久彌がすごく味があって、勝演じる市とうまく絡んでいました。
大谷直子も不幸を背負った女性を演じるとすごくいいですね。90分ととても思えないほど贅沢な作品です。2つの勢力の間を市がうまく立ち回るところに、ちょっと『用心棒』の影響が見られますね。