3時間という長尺の映画だけど、飽きさせずに見せきるマーチン・ブレスト監督の手腕はすごい。それほど、大きな事件が起きるわけでなく、たんたんとした中で、人を描き出す。
しかも、表情で説得させるわけではなく、せりふで納得させるわけでもなく、ゆっくり時間をかけて、気持ちを熟成させていく、そんな映画です。
ゆっくりと背中を映すシーンが印象的です。ラストシーンもそう。寡黙だけど本当に多くを語りかける雄弁な背中です。
本当の愛とは何か、アンソニー・ホプキンスが最初にクレア・フォラーニに語りかける。クレア・フォラーニはコーヒー・ショップでブラッド・ピットに出会い5分間で体を震わせるほどの恋に落ち、それを実感する。そして、その彼との再会。愛を確認しつつ、それが真の愛でないことに気づく。、
うまい映画です。