『ファストフード・ファストウーマン』

これといって、あんまり魅力のない女優が
映画とともに、どんどん魅力的に見えてくる!!

★★★★
2001/03 シネマ・ライズ  混雑度:30%


 最初、主人公が出てきた時に思った印象、「弱い」。インディーズ映画で役者が弱いと映画がなかなか成立しにくい。本当に小さな映画で終わっていまうことが多い。

 彼女のいる世界は、天然色のカラー映画ではなく、しょぼいモノクロ映画のよう。でも、そんなみすぼらしい世界が映画が進むとともに、天然色のカラー映画のように広がりのある、魅力的な世界に見えてくる。

 細かな人間関係、そして、主人公のみすぼらしい外面に、徐々に漏れだす内面の魅力。それを支えるのは的確な演出だろう。静かだけど、とても雄弁な映画です。