『avec mon mari』の大谷健太郎監督の第2作。この作品も、なんにも事件が起こることがなく、話が進んでいく。no eventな映画です。瀬戸朝香演じる主人公は、女流棋士。彼女は気が強くて、勝ち気ですべてが対等じゃないときがすまない。夫の前では弱みを見せられない。
しかも、妹も女流棋士で同じリーグに所属している。そんな勝ち気な彼女が妹にも負けられない、夫にも負けられない状況で、どうなっていくのかすごくわくわくしました。
監督の大谷健太郎さん、2作目なんだけど、女優のちょっとした仕草などを切り取るのがうまいの。たとえば、買ってきた弁当を眺めるところとか、そんな単純で平凡なシーンがすごく鮮烈で、よかった。
一番、すきだったのが、対局が終わった後、瀬戸朝香が一人その場に残っているシーン。変にあおることもなく、被写体との距離感が近すぎず、遠すぎず、素敵な空間ができあがっていました。
大谷健太郎監督、次回作もすごく楽しみです。