『藍色夏恋』

台湾の新鋭イー・ツーイェンによる青春映画の秀作。
大きなイベントがない中、その中の感情を描出している気持ちのよい映画。

★★★★
2000/09/04 シャンテシネ3 19:00 混雑度:20%


 青春映画の秀作。映画に関して何の情報も持たなかったけど、友達から「おもしろいよ」というメールをもらい、早速行ってきました。

 女子高生モンが親友ユエチェンに頼まれ、チャンという男の子に接近する。しかしチャンは、ユエチェンではなくモンに恋してしまい、、、

 高校生のころというのは、外から見ると実際には何にも起こっていないのに、当事者にとってはすごいたくさんのイベントだらけだったりする。それを、うまく映画として描いている。ちょっとしたことに喜び、ちょっとしたことにショックを受けていた時代。僕らにとってはすでに過去のことだが、今、そうやって時間を過ごしている人たちがいる、そんな思いを共有させてくれる映画でした。

 同じようなシーンが最初と最後に繰り返される。ほとんど、同じ情景だけど、二人の心には確実に違ったものが生まれている。そんな一瞬を説明をせずに、感じさせてくれる映画でした。

 台湾のイー・ツーイェン監督、すばらしい力量を持つ監督だと思う。