14.ワールドカップ出場決定に思う



  ワールドカップ・アジア最終予選で日本が北朝鮮をくだし、3大会連続でのワールドカップ出場が決定しました。今日は第三国のタイでの無観客試合でしたが、観客がいない試合というのはやはり違和感がありましたね。やはりサッカーは観客がいるところでやるものだと思いました。

  日本のワールドカップ出場は喜ばしいことだとは思いますが、僕としては8年前の時のように心の底からは応援していませんでした。8年前はかなり真剣に、テレビにかじりついて応援していたんですよ。“サドンデスの延長で岡野さんが決勝ゴールを決めたとき、両手を上げてピッチに飛び出して行った岡田監督の後ろ姿”という中継の映像は今でもはっきり覚えていますし、感動しました。毎試合、友達とも話して盛り上がっていましたし。でも、今年はそんなに熱心に勝ちを祈っていたわけでもないし、僕も周囲も関心は低めだったように思います。うーん、8年前との違いは何なんでしょう。さらに言うと、12年前、あのドーハの悲劇があった予選よりもモチベーションは低かったです。こんなことを弟に話したら「それは日本が強くなったから、ワールドカップに行って当たり前だと思うようになったからではないか」と分析されました。確かにそうなのかもしれませんね。じゃあ、ワールドカップで勝つことはまだ当たり前だと思っていませんから、本戦では盛り上がれるのかな。

  ところで、中継でテレビ朝日の角澤アナウンサーが、試合前に“国歌”が流れるときに「北朝鮮の国歌に続いて日本の“君が代”が流れます」と言っていたのが気になりました。普通に考えたら「北朝鮮の国歌に続いて日本の“国歌”が流れます」と話すのが自然じゃないですかね?これは「君が代」は「君が代」であって日本の“国歌”ではないという認識が背景にあるんでしょうか。そういう指摘、意見にも配慮した実況だったんでしょうか。でも、その前後には「両国の“国歌”が流れます」とも言っていましたから、僕が深読みしすぎているだけかもしれません。違う試合の時に、また注目して聞いてみたいと思います。

  ついでに中継の裏事情を。最終予選の6試合は全てテレビ朝日が独占で中継しているって不自然だと思いませんでした?これは日本サッカー協会が一社の独占契約で中継権を売りたい、としたからみたいです。テレビ局各社は日本サッカー協会と中継権料の交渉をしたわけですが、結局テレビ朝日は30億円ほどで中継権を買ったみたいです。1試合5億円。別にスタッフの渡航費用や人件費、技術費で5千万は確実にかかっているでしょうね。で、CMでの広告収入は1試合1.5〜2億円がせいぜいですから、1試合あたり3億円程度の赤字になる計算です。それでも、前後の番組への波及効果や局のイメージ戦略を総合的に考えて、十分採算がとれるとの判断ですが、どうでしょうね。テレビ朝日以外の局は「割に合わない」と判断したわけです。もちろん、波及効果やイメージは数値化することが困難ですから厳密な検証はできません。うーん、僕なら採算はとれる気はしますね。ただ、もう少し「ワールドカップ中継はテレビ朝日!」と印象づけた方がいいのかもしれません。
(2005/6/8)







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