「あなたに伝えたいひみつがあります」
呉市立阿賀中学校の2年生一同
このホームページをみつけたあなたなら、きっと、もう大久野島がかつて「毒ガスの島」と呼ばれていたことはご存知かもしれません。
けれども、現在の大久野島は、決してそんな気味の悪いところではありません。
2000年の夏。14才になろうとしていたぼくたち中学2年生は、この大久野島へ遠足に訪れました。そして、とても楽しい思い出をつくることができました。
ぼくたちは、ぼくたちと同じように、たくさんの中学生に、この大久野島に来てもらいたいと考えています。
それは、あなたに伝えたい「ひみつ」があるからです。
そのことは、後でお話するとして、まず、ぼくたちの遠足がどんなに楽しかったか、お話します。
大久野島は、きれいでおだやかな瀬戸内海の島々のひとつで、自然豊かなすばらしいところです。国民休暇村もあり、毎年、多くの人がレジャーに訪れます。中学生や高校生もたくさん修学旅行や、遠足で訪れています。JR呉線の忠海駅で下車、徒歩5分でフェリー乗り場につき、フェリーで約10分で、この島に着くことが出来ます。ここには、広場や浜辺やテニスコートなどがあり、いろいろなことをして楽しむことが出来ます。
たとえば、ぼくたちの場合でしたら、午前中は5つのコースにわかれて、グループごとに楽しく過ごしました。
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| つりをして楽しむグループ | ||||||||||
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| サイクリングをして楽しむグループ | ||||||||||
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| 浜辺でゆっくり遊ぶグループ | ||||||||||
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| ウオークラリーで島めぐりをするグループ | ||||||||||
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| 「竹の和紙づくり」グループ | ||||||||||
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| その他にも広場をつかったいろいろな遊びをすることができますが、大久野島には、なんといってもかわいいうさぎがたくさんいて、ぼくたちを楽しませてくれます。 |
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| 食事は、野外でも弁当を楽しく食べることもできますが、ちょっとふんぱつして、大久野島名物の「たこ飯」を国民宿舎の食堂で食べることもできます(ぼくたちはそうしました)。 | ||||||||||
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| それから、もし、あなたが9月の終わりから10月に訪れるなら、とてもすてきなものをみることができます。ウミホタルです。本当は夜の海岸でしか見られないものですが、国民宿舎の方に前もって頼んでおけば、採集したものを昼間でも見せてもらえます。ほんとうにとてもきれいで、一生の思い出になることまちがいなしです。 | ||||||||||
さて、こんなに楽しくすごせる大久野島ですが、楽しく過ごすだけなら、きっと他の所でもできるかもしれません。けれども、世界の中で、ここにしかない「ひみつ」が実は、この島にはかくされているのです。その「ひみつ」を守るために、戦争中は地図から消されてもいたのです。それで、大久野島は「地図から消された島」とも言われたりします。
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そして、その「ひみつ」をあなたが知る時、あなたは、私たちと同じように、「平和」の大切さを改めて知り、自分も「平和」のために、なにかしたくなるにちがいないのです。
その「ひみつ」はここではお話しないでおこうと思います。島には毒ガス資料館があります。ぜひ、そこに立ち寄って、ビデオをみてください。また、時間があれば、戦跡めぐりをしてみてください。そして、そこでかつて、私たちと同じように大久野島にやってきた14才の少年少女たちがどんな体験をしたか、自分たちで調べてみてください。また、この島でつくられた毒ガスが、中国などに運ばれてから、実際どうなったのか、調べてみてください。そのためのいろいろな本のいくつかは毒ガス資料館でも購入することが出来ます。
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ぼくたちは、この島の「ひみつ」を知って、そのことをたくさんの人に知ってもらいたいと思うようになりました。そして、ぼくたちの遠足を題材に、文化祭へむけて「ひみつの14才」という132名全員参加による創作劇をつくりあげたのです。
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けれども、私たちは文化祭がおわっても、なにかやり残しているような気がしてなりませんでした。「ぼくたち中学生はいつも知るだけでなにもできないのだろうか?」そんなもどかしさがぼくたちの胸に重くのしかかっていました。それで、毒ガス島歴史研究所の方に相談し、そのアドバイスをもとに、みんなで話し合い、ぼくたちは、ある署名運動をすることにしました。そのために劇の再演を計画し、みんなでポスターやビラをつくったりしました。そうして、劇を再演し、劇をみてくださった多くの人のご協力で、現在、約4000人の署名を集めることができました。
ぼくたち中学生は戦争を知りません。けれども、そんなぼくたちだって、「平和」のためにできることがあるのです。大久野島は、ぼくたちにそのことを教えてくれました。
あなたも「平和」のために何かをしたいと思いませんか?
そんなあなたに伝えたい「ひみつ」があります。そして、できれば、あなたにも、その「ひみつ」を知ってもらって、ぼくたちと同じように署名運動にとりくんでほしいとぼくたちは願っています。
そのことを伝えたくて、毒ガス島歴史研究所の方の御厚意で、このようなぼくたちのメッセージをのせていただくことになりました。
ぼくたちの創作劇ととりくみをビデオにまとめたものがあるので、もし、興味のある方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。(ビデオは無料で貸し出します。送料はご負担ください。また、購入希望の方には1000円でお分けします。)また、その他、ぼくたちに協力できることがあったらぜひ、御連絡ください。お待ちしています。
2001年2月1日
連絡先
〒737-0003 広島県呉市阿賀中央5丁目14-16 呉市立阿賀中学校 若本正
電話 0823-71-3304 FAX 0823-74-3506 E-mail MXB03772@nifty.ne.jp