じめじめ釣行

6月19日。台風6号の接近によって、時折強い風と雨がぱらぱらとするあいにくの天気である。しかし、時間があると釣りに出掛けてしまうのは釣りバカの悲しいサガなのだ。今日は久しぶりの川二箇所をまわることにする。

最初の川に到着したのは午後2時である。(前の晩寝るのが遅すぎ、岡山出発が11時過ぎになっていた(^^;)。)ここは狭いので短竿を使う。前もってリサーチした情報によれば、まだ調子が出てないということだったのだが、気にせず釣りを開始する。最近のハードな生活からいえば、魚釣りが成立するだけでも幸運だと思わねばならない。

最初にチビッコイワナが釣れてから、暫く針掛かりしない区間が続く。どうも魚の付き場所がいつもと違う。それとアプローチに問題がありそうな気がした。落ち込み直下での反応しかないのだった。いつもとちがい、フライを二度追い、三度追いすることが少ない。これはきっと誰かに教育されているのだろう。

2時間ほどで切り上げる。まあなんとか20センチ前後の魚を5匹ほど。もう少し水位が上がらないと活性が上がらないみたいである。

車にガソリンを入れてから一箇所寄り道。ウェットで2匹顔を見る。1時間後とある集落上流の谷へはいる。ほぼ1年ぶりの川は少々様子が変わっていた。詳細は書けないが、簡単にいえば、ところどころ渓相が大幅に変化していたのである。川は生きている。生きている限り変化する。それは一種の真理だと思う。だけどこの川の変化はどうなんだろう。地質的に脆い風化火山岩の谷ではあるが、無理な植林や林道設置の影響もそれに輪を掛けているような気がしてならない。(もっともその林道がなければ川へアプローチすることすら困難で、よほどの物好きじゃない限り、人を寄せ付けないであろう。その状態が釣り人として幸福か否かは判断が難しい。)

ぶつぶついってもしかたない。早くしないと夕闇が迫る。時折大粒の雨が横から叩きつける。レインウェアーを着て釣り始めた。湿度は高いが、気温が低くさほど不快感はない。さて魚達は、時間を追うごとに反応し始めた。水面絡みで簡単に釣れはじめたのである。この日は#14のストーンフライ(イエローADWのダウンウィング。ま、カディスパターンだといっても通用するような代物(^^;))の調子がよかったのである。いつものパラシュートはいまいとつの反応だった。しかもぽっかり浮いているよりも若干水になじんで水面付近を漂うように流すとひったくるようにイワナがぽこぽこととでてくる。1時間少々で15匹くらいのイワナと対面できた。

惜しむらくは画像を押さえてやろうというサイズが出なかったことである。まあそれをいっちゃ贅沢というものであろう。川から降りて、集落までたどりつくと午後8時を過ぎていた。ふと気が付くとホタルが中空を舞っていた。