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嫁さんのバースデイ割引で飛行機のチケットが半額になる機会があった。このチャンスを逃すまいと色々リサーチして西表へ決定。飛行機のチケットもなんとか取れた(残席数2席とか1席の薄氷を踏む思いであったが・・・)。私は三泊四日。時間のある嫁さんは、六泊七日の長旅である。 4月27日。午前9時に岡山空港を立って、那覇空港で石垣便に乗り換える。那覇はいい天気だった。石垣に近づくにつれ、段々と雲が多くなってきた。石垣空港は曇り。幸い雨ではない。ここまでは旅は順調だった。ところが、石垣の離島桟橋から西表行きの高速船に乗り換えるのだが、宿の近くの港である西表北西部の上原行きは波浪のため欠航。島南東の大原便に乗ることになる。大原から船会社のバスに揺られること一時間。やっとの思いで、宿のある星立の民宿に到着したのは、既に午後5時前。かなりへろへろである。 しかし、宿の目の前がサーフ。ちょっとだけ竿を出してみることに。沖縄三味線「三線(サンシン)」をちょっとかじってる嫁さんが浜で練習してる横で、沖に向けてキャスト。色々この日のために巻いてきたフライの泳ぎをテストしてみる。 |
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ちょっと遊びで巻いてみたスプーン風のフライやミノー、エンリコストリーマー、サーフキャンディー等。サーフキャンディーを引っ張りつつ、あんまり反応がないなあとおもっていたら、一匹沖から凄いスピードでフライにチェイスしてくる魚影が見えた。なんだなんだ。途中で引き返したので、もう一度同じところにキャスト。今度は早めのリトリーブ。やはり追いかけてきた。さらにスピードを上げると右に反転しながらバイト。左手でフライラインを引いて合わせた。一瞬テンションが掛かったが、すっぽ抜け。しかしラインを回収してみるとティペットブレイクでフライがない。がびーん。12ポンドテストのラインが一発でかみ切られてしまったのである(もしかしたら合わせ切れ?)。若干赤っぽかったので、ハマフエフキかあるいはゴマフエダイか。30−40センチくらいだった。 その後は反応無く、晩飯の時間。飯を食ったらそのまま寝てしまった。夜中に眼が覚めるとなにやら外で小鳥が鳴いている。ベランダから宿の前にある大きな樹木(樹種不明(^^;))にサギぐらいの大きさの黒っぽい鳥が沢山ばさばさと飛んでいる。後で聞くとそれは大型のコウモリであるヤエヤマコウモリとのこと。うむむ珍しいものをみた。 |
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4月28日。この日はカナディアンカヌーによるマングローブフィッシングの日である。私にとっては唯一の釣行日である。実はこの日のためにフィッシングガイドをお願いしていたのだ。せっかくなので有意義に釣りをしたいということで。ところが、朝から凄い雨。大丈夫なんだろうか。午前9時前にガイドのTさんが宿まで迎えに来た。あんまり嬉しくないが、もしものために持ってきたゴアのレインジャケットが役に立った。まずは満潮から云えば下げ三分くらいの河口域で釣り開始。ワンチェイスとりあえずあったが、なんかわからない。 |
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←こんな感じで最初の内は、まだ元気がよかった。 |
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ところで、Tさんは大阪出身で、マングローブの釣りにハマり、ここに住み着いたとか、京都出身の何故か西表でミンサー(八重山地方特有の機織り)職人の奥さんと結婚し永住の地としているとか、西表に移住してきた新しいウチナーとしてのアイデンティティとか色々と面白い話も聞きつつ、「そこへ投げてください」と的確な指示が飛ぶ。 (今回の釣行に関して、Tさんのレポがこちら 060429) |
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しかし、あいにくの悪天候。風も強いし、雨で川は濁ってるし、前日よりも北風で気温低下の悪条件である。あ。釣り人の腕も少々問題があるのだが・・・、時折反応はあるのだがデルケドノラーズばかりである。ここまでは主にフォーム材で作ったフローティングミノーを使用していた。ときに凄い捕食音を出しながら、魚は出るには出るのだが、なかなかフッキングまでいたらない。 そんなことを繰り返しているとパシフィック・ターポン(イセゴイ)のポイントへやってきた。聞くところによるとバスプロの下野氏がおなじようにここへ来てフライで狙ったけど反応がよくなかったらしい。そんな魚がわたくしに釣れるのでありましょうか?という疑問も持ったが、とりあえず狙ってみる。フローティングミノーでは無反応なので、サーフキャンディーを結び、ティペットとショックリーダーの間にシンカー代わりのスイベルをかませてキャスト。下流から上流へ向けてハイスピードで引っ張ると横っ飛びで出た。フッキングもした。が、強烈な引き込みと、長目のぎらぎらした魚影、さらに特徴的な尾鰭の残像を残して、数秒後針が外れてしまった。これは口切れなんんだろうか? |
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その後も色々とストリーマー系で誘ってみるのだが、ターポンは三回出ていずれもノラーズであった。下野正希に釣り勝つことはできなかったのである(笑)。ガイドのTさんによるとターポンの釣りは、ルアーよりもフライの方が何故か有利なんだそうな。 潮もほぼ干潮のため、カヌーフィッシングはここで終了。いったん撤収し、ガイドショップのそばでうまいそばを(駄洒落じゃなくて)食べる。この食堂のそばはかなりいけてた。今回の旅行は昼食はすべてそばにしたのだが、一番美味しかったのである。 いや、実はカッパを着てても暑くない(やや肌寒い)くらいで、暖かい食べ物がよけい美味かったのかも知れない。 |
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さて、昼からはオオクチユゴイ狙いで「渓流」域へ。ゴム底のフラットシューズを履いているため、濡れた岩場は滑って歩きにくい。おっかなびっくりで腰がひけた状態で狙うのだが、雨で増水してると何故か釣れないというTさんの言葉通り何も反応がない。次に別の川の河口域へ。ジャングルの斜面を抜け、下まで降り、干潮の河口を歩いてリーフまでいき、竿を振る。しかしフライには大敵の右からの強風。まともに飛ばせない。Tさんはルアー竿でチヌ用ポッパーを投げ、第二投位でコトヒキをゲット。魚はいるらしいが、フライでは魚が居るであろう目の前の潮目にさえ届かないのが歯がゆい。 そこから川を歩いて上り、少し水深のある淵に到着。魚がいかにも溜まっていそうな場所だ。ここでラインシステムを変える。表層狙いではどうもいまひとつなので、念のため持ってきていたインタミのラインに交換。ストリーマーを満ち潮の川に立ち込んでアップに投げて引っ張ってみる。すると途端にヒット。これが結構ひくのだが、あがったのはガーラの子であった。うーむガーラ恐るべし。こんなサイズがこんなにひくとは驚いてしまう。その後もヒットは続くのだが、なかなかランディングまでは難しい。一発すごいパワーのヤツ(魚種不明)を掛けたが、リールファイト寸前にばらし。あたたた。今度は同じポイントを対岸に渡りダウンから引っ張ってもう一匹ガーラを追加。ここで時間切れである。 |
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ちっこい癖によくひきますた。 |
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ヒットフライは、秘密のフライ・・・じゃなくてスパンコールストリーマーであった。 |
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ふぅ。なんだが最後に魚の姿が見られてよかったものの、正直オデコを覚悟していたのであった。こんなに頑張って朝から夕方まで竿を振り続けたのは、久し振りで、実際にかなり疲労してしまったのだった。本当はガーラじゃなくて、せっかく西表まで来たのだから、イセゴイやナンヨウチヌ、あるいは、マングローブジャックと呼ばれるゴマフエダイを釣りたかったところである。まあでも満足しました。悪天候さえなければもっとよかったかもしれないが、相手が自然なので、人様の都合通りうまくいかない。だめな時は、こんなもんである。 (以下、テキストと画像の関連はありましぇん。) |
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4月29日。この日は石垣へ移動。レンタカーを借りて石垣島最北端の平久保先灯台までドライブしたり、川平湾やヤエヤマヤシの見学したりと、しっかり観光をした後、市街地の民宿へ。宿からまたまた港が近い。 たまたま宿で一緒になった夫婦の旦那が、私と同じく釣りバカさんであった。彼が仕入れた情報によるとその港でガーラが夜中に上がるらしい。晩飯を食ってからちょいと出掛けてみる。石垣の港は西表とは真反対にベタ凪であった。ベイトフィッシュが時折飛び跳ねたりして、何かプレデターに追われている様子は確かにあったが、頻繁ではなくて散発的。ライトの下にはジモティルアー小学生軍団が大挙していた。私の姿をみつけるなりわらわらと駆け寄ってきた。彼らからみれば、フライの格好をした釣り人は、たいそう珍奇に映るらしい。 |
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「おじさん内地からきたんですか」、「ラインさわらせて」、「うわ、このライン、ゴムみたい」、「この竿いくらくらいするんですか」、「遠くに投げてみて」、「自分のスピニングリールのハンドルを右巻から左巻へ交換したいんだけど、ドライバーもってますか」、「ガーラ釣ってみてください」、「内地ではトラウトという魚を釣るんですか」・・・・と男の子数人に囲まれて、質問&リクエスト責めの刑に合う。 一人の子から「ちょっとおじさんに貸してみな」とタックルを取り上げる。ドライバーがないので、車のキーでスピニングリールのハンドルを固定しているネジを回し、交換してやる。と同時に、色々話をこんどは聞いてみる。ガーラは小学生のルアーでもたしかに釣れるらしい。明かりの下に集まってくるベイトを追って、港の奥まで入ってくるようだ。 遠方に飛ばせというリクエストにもお答えして、思い切ってバックキャストしたら後方斜め45度、6mくらいの高さにある電線にフライを引っかけてしまう。これがまた、フライを知らない小学生的にはヒットだったらしく、あんなところに引っかけるなんてと笑い転げるやら感心されてしまったのであった。 |
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そんなこんなで夜は更けるが、しかし、この後も魚はちっとも反応せず、キャス練みたいになってきた。ベタ凪無風で回りに障害物さえなければ、今回の道具立てはぶっ飛ばし系のアプローチが有効だなぁとつくづく思ったのである。あ。当然シューティングヘッドよりも飛ばないけどね。 |
※「マングローブフライフィッシング」タックル的備忘録
今回持参したロッドはループ社のブルーウォーター(ソルト仕様)の#7/8。これは9.3フィートというやや長目の竿である。ラインは、フローティング、インタミどちらもボーンフィッシュ用のロングベリー仕様だったのだが、この組み合わせはマングローブフィッシングには向かない。少し考えりゃわかりそうなもんだが、そこが素人の浅はかさ。適当に道具立てしてしまったのである。カヌーからのキャストはせいぜい10m程度でいいわけで、もっとフロントヘビーなバスバグテーパーとかニンフテーパーがいいと思う。竿も9フィート以下、できれば8.6フィート程度がよさそうだ。手返しの優先と、ヒルギ等のマングローブの枝葉と水面の間にシュートするコントローラビリティが要求されるからである。それと長竿は一日中振り回しているとひどく疲れる。今回釣りが終わった後、あまりの疲労で、夜眠れなかったくらいだ(笑)。
それと、私みたいに表層の釣りに拘泥すると、悪条件が重なる場合オデコを喰らう可能性がある。インタミかタイプII程度でいいから沈むラインも念のため用意しておきませう。また、遠投を要するような、例えばリーフから外海へ向けて投げる場合があるとすれば、シューティングヘッドもあったほうがいいなぁ。風が強いと勝負になりまへん。
※※さらにその他装備についての備忘録
※※※その他の心得の類