鮎鉤フライについて

私は#15以上のドライフライはほとんど鮎鉤を使っている。メリットを以下羅列してみる。

 

デメリットは二点だけ。まずアイが付いていないので自作する必要があることである。でもこれも大した作業ではない。丈夫なモノフィラメントなどを二つ折りにしてスレッドで二往復ほど巻止め、瞬間接着剤を一滴垂らせば終わりである。これで尺クラスぐらいならまったく平気。私はバークレー社のファイヤーラインというPEラインに樹脂コーティングしたものの20lbを使ってアイにしている。アイの素材は色々なラインが使えると思うが、このファイヤーラインはコーティングの為か通常のPEに比べ固く作業がしやすい。またある程度の可塑性があるのも使いやすいと思う。

もう一点はフックの形状にフライフックとして使うという面からみれば、多様性がない点である。まず小さいフックがない。そしてフライフック的表現をすれば、鮎鉤はショートシャンクでかつベンドが下に曲がったタイプばかりということになる。ハックルをぐるぐると巻くような例えばバイビジブルのようなパターンは構造上巻けない。フック形状からすれば半沈み型のイワイイワナのようなパラシュートパターンか、ボディをエクステンドにしてスペントスピナーやドレイクのようなパターンを巻くようにすればぴったりのフックである。私は無理矢理エルクヘアカディスも鮎鉤で巻いているが特に困ったことはない。鮎鉤の形状でいえばキツネと呼ばれるタイプをまずおすすめする。形状が無難であるからだ。それの6号と7号くらいの大きさが使い勝手がよいだろう。

鮎鉤は、その程度の欠点はあるがそれを上回るメリットがたくさんある。軽いのでキールタイプのフライなんか巻くのも良かったりする。特に初夏のモンカゲロウの季節など、エクステンドボディに鮎鉤でダンなんか巻くと浮力も高く、他のフックに代え難い性能を発揮する。お勧めである。アントパラシュートや、ガガンボパターンなんかもいい。

これがファイヤーラインである。

以下タイイング例

ブラックアント・パラシュート

ノーネーム・テレストリアル

エルクヘア・カディス(2002バージョン)

ヘアウィング・パラシュート(2001バージョン)

イワイイワナ

スペント・スピナー

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