さよならハーフヒッチ

どう書くべきか色々考えていたら、書くのが遅くなってしまった。2004年8月末をもって、岡山市天瀬にあった、岡山唯一のフライショップ「ハーフヒッチ」が閉店した。10年余の活動を終えたのである(---正確な期間は、よくわからないのだ。【私の記憶が曖昧なので、お許し頂きたいのだが・・・なぜならハーフヒッチがオープンした時期は、まだ私はフライをやってなかったのである。】確か、私の一番古い記憶では94年には既に店は営業していたはず---)。

最後の雇われ店長は、知り合いだったこともあり、ショップの苦しい経営状態はなんとなく分かっていたが、いざそうなってしまうと喪失感が大きいのだなあ。

ハーフヒッチは、オープンしてしばらくは専門店として営業をしていたが、途中からマックの出力センターがフライショップを兼務するという形態に変わった。岡山というローカルで小さな市場では、このような転換もいたしかたなかったことだろうと思う。むしろさっさと見切りを付けずに、フライショップという形だけは辛うじて残してくれたことは感謝しなければならい。しかしそれにも限界があったのである。現実は厳しい。

さしずめ、困ったことは、我々岡山在住のフライフィッシングアングラーは、遠くに出かけない限り、今後フライ関係の品々を実物に手にとってみることが難しくなったことだ。商品を買う買わないは別として、並べられた品々を見ること、触れることが、フライフィッシングにはまっている者にとっては、わくわくするような期待感であったり、喜びであったり、希望であったはずなのである。そのチャンスが失われてしまったことは悲しむべきことだ。もう一つがフライフィッシングに関してのサロン的な「場」が失われてしまったこと。実は、これがもっとも大きな痛手かもしれない。初心者、中堅、ベテランを問わず、コミュニティの一つが失われたのは確実なのだ。

しかし、「ではお前が店をやれ」とか、こんな岡山でも才覚と情熱を持ってチャレンジしてくれる才能は望まれるが、「誰かがやってくれればいい」とか、そんな話にもならないだろう。個人でいくら頑張ったとしても、例えば岡山のフライ人口を増やすなど、環境を変えることにはおのずと限界がある。商売は慈善事業ではないのだから。

それでも、いずれ、誰かがチャレンジするときが来るかもしれない。そのときは応援するつもりである。ただ、個人の力には限界がある(貧乏サラリーマンのおこずかいも少ないことだし・・・)ので気持ちだけかもしれないが・・・(^^;)。そして、F店長はじめ関係者の皆さんご苦労様でした。心から労をねぎらいたい。これからは一釣り人として今後ともよろしく。

さて、ではその失われた「サロン的機能」の少しばかりの代替物をweb上に作ってみようかな・・・などと考えてもみたのだが、偏狭な性格ゆえ、私には荷が重いし、適役ではない気がする。いや、すこしばかり本音をいえば、現在私はフライフィッシングに対する情熱が冷めつつある局面ではないのかと自己分析していたりする。だから作っても、中途半端なコミットメントに終わりそうなのでやめておこうと思う。誰かやってくれないかなぁ。ブログみたいな形がいいんじゃないのかな。いや、まあそれはなんでもいいのだ。

岡山のフライマンよ。どうする?

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