(実は私、ポイント情報非公開主義者なんです。)
トップページのメールアドレスのリンクの下に私は「#どこが釣れるのかというメールはご勘弁。お返事いたしかねます。」という一文を載せている。以前は「最近どこが釣れるのかというメールしか来ないのが辛いところ」という文書であったが最近上記の文章に変えた。はっきりと書いておかないと判ってもらえないと思ったからである。
ときおり見ず知らずの方から次のようなメールが来る。「どこが釣れるのでしょうか」とか、「いまの時期はどの川がよいのでしょうか」とかそれに類するものである。基本的に知らない方からHPをみていただきその感想などを書いてもらうと非常に嬉しいのであるが、そちらは数が少なく、「どこ釣れ」メールの方が圧倒的に多いのが実情である。確かに情報の入手は必要なことだと思う。私だって自分の仲間内では情報交換はする。ただしそれは、端的に云えば相手を信用しているからである。また私に情報をくれる仲間も私を信用しているからであろうと思う。フェイス・トゥー・フェイスの信頼関係なしでは難しい。
何故ポイントの情報を出したくないのか説明しなくともわかろうと思うのだが、わからない人が多いということに実は非常に面食らっている。中には尋ねるだけでは申し訳ないからと私がもとめてもいないのに自分のもっている情報を書きつらねてくる方までいらっしゃる。私がキャッチアンドリリース否定のキープマンであり、その情報を元に仲間と共に大挙して押し掛けてそのポイントを潰す可能性だってあるのに(私は実際にはそんなことしないですけどね)・・・。
遠くから遠征して釣りに行く。久しぶりに故郷の川へ行く。どうしてもボーズは嫌だ。イワナを釣ってみたい。大きなヤマメを釣ってみたい。前から気になっているあの川は釣れるのだろうか。あの川のあのポイントは最近どうなんだろうか。あそこには大物が居るときいたんだがどうなんだろうか。尺ものを釣りたい。どうしても彼女に魚を釣らせたい。e.t.c.
まあ色々理由はあるのでしょう。気持ちもわからなくもない。ただ私は協力できません。どうぞご自分で努力なさってみてください。河川の情報で有れば、漁業協同組合や、釣具屋に電話をすれば、その渓流の情報ぐらい知っているはずである。正しい情報かどうかは別にして。また、実際に川に行って釣り人を捕まえて尋ねるのもいい選択である。
以前はメールを頂けたことが嬉しくて、ここがいいですよというようなことを教えたこともある。ところが、お礼の返事すらないということもあった。別にお礼を期待していた訳ではないが、私の目的はコミュニケーションであるのに対して、相手が欲しかったのは、単に魚が釣れる情報だけであったのだ。
自分で魚のいるポイントを見つけだすという楽しみがスポイルされますよなどとやんわりと断ってもよいが、本心はこうである。私がポイントを公開しないのは、資源の枯渇を恐れるという自然保護と、自分の釣りたい魚を残しておきたいというエゴイズムのためである。残念ながらメールの文面からだけでは私はその人のひととなりが理解できるほど優秀ではないので安全側をとっているのである。私はそういった主義であるということを理解していただきたい。それでも「どこ釣れ」であってもメールをくれる人には一応のエチケットとして次のような一文、あるいはその変奏を返事として書くようにしている。でもこれをここに書いても多分また来シーズンになったら来るんだろうなと思うと憂鬱である。何故か。実はその人は魚の居場所を知りたいだけで、私のHPの全てに目を通している訳ではないということが十分想像できるからである。
「○○様へ 最初にお断り申し上げますが、存じ上げない方とはポイント情報の交換は行わない主義であることをご理解いただきたいと思います。そのような問い合わせが多く、閉口しているところであります。私は自分で苦労して発見したポイントをなんの対価もなく見ず知らずの人にお教えするほど人間が出来ておりません。」
結局は信頼関係なのだ。メールの文面からだけでそれを判断するのは難しい。リスクは回避したいというのが人情なのだ。それとよろずポイント相談になってしまうのも面倒くさい。私はそれほど多くの河川を知っているわけではない。Oritaにメールすればポイントを教えてもらえるぜという話になったらますます面倒だ。こんなつまらない文章を書かかなければならないのはどうにかして欲しいなあ。
2001.11/22作成