リアルな経営シミュレーション(ビジネスゲーム、マネジメントゲーム)研修による人材養成
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コンセプトや運営面の比較は 「開発コンセプト」、「Q&Aと比較」へ。
この教育の真髄はどこにあるかという視点で文献「ヤンマーのビジネスゲーム」は参考になります。


・更新
2012.5/5 アバロンヒルのブログ追加
2011.6/1 経営モデルを追記


下はコース副教材です


ビジネスゲーム研修(マネジメントゲーム)との違い

研修コースのメニュー

違いとは、教育的な経営モデルの設計と、ゲームに陥らない運営スタイルです。・・・以下は、他のビジネスゲーム研修やマネジメントゲーム研修と本経営シミュレーションとの比較を、教育ご担当者向けに述べたものです。

  1. そもそもゲームとは

  2. 教育に対する考え方

  3. 他のビジネスゲーム(マネジメントゲーム)との比較表



丸 そもそもゲームとは

世の中にはビジネスゲーム(BG)やマネジメントゲーム(MG)、デシジョンゲーム(DG)と呼ぶ類似の研修があります。さらには内容の質的な差よりは、たんなる差別化目的の呼称としてビジネス・シミュレーション、ゲーミング・シミュレーション、トップマネジメントゲーム等々があり、呼称が乱立しています(詳しくはマネジメントゲームの研究)。 しかし本サイトでは経営シミュレーションを優先的な表現にします。
なぜなら、「game」には競技や勝負という戦いの意味がありますが、日本では『ゲーム=遊び』と受け止められがちです。そのためビジネス(マネジメント)ゲームは「会社ごっこ」と揶揄されることもあります。一方、経済学では「game」とは「利害関係の対立する状況下での行動」という捉え方もあります。ことほどさように、多様な意味がある言葉です。

丸 教育に対する考え方・・・内と外のゲーム性

経営シミュレーション(ビジネスゲーム)のモデル
企業人向け教育プログラムでは目的と手段(ゲーム性)を転倒することは適切ではありません。ゲームによる勝ち負けは「目的への動機付け」にすぎないのです。
他の研修技法と比べて経営シミュレーション(ビジネスゲーム)研修のウリは「競争」という要素です。つまりゲーム性です。それが「夢中→熱心→理解に役立つ」という連鎖なら良いのですが、『夢中=勝ち負け』に終始するリスクもあります。
コマやカードの小道具を使ってすごろくゲーム風にするほど、『会社ごっこ』に陥りやすいものです。その結果が、『楽しさのみが記憶に残り、学習内容は?』・・・では困ります。なにもビジネスゲーム研修に限った話ではありません。「楽しくなければ研修ではない」を志向するゲーム型(体験型)研修に共通する落とし穴です。
その回避は、負の側面を理解した上でのコース設計と講師の運営スキルです。本サイトでは次のように分けています。

入門コース 標準コース  上位コース
内的ゲーム性(競争性)  
外的ゲーム性(形式)   ×
イメージ
ポイント→

アウトプットは
マネジメントゲーム盤?

勝ち負け
経営構造への理解
入門ゲーム
計数やマーケティング、経営構造への理解を養成する
経営シミュレーションは経営幹部への登竜門
経営の総合体験からの教訓抽出を通し、事業能力を養成する
コアコンピタンス 手段としてのゲーム性 教育的なワークシートと
経営モデルの質
経営モデルの臨場感

入門および標準コースは、ビジネスの基本スキル(カネとマーケティング)の養成を広い階層に適用できます。シンプルな経営モデル(単品または2製品)にユーモアの味付けをすることで、難しいことを楽しく学びます。事前学習やワークシートによる仕掛けも特徴です。
何よりも、会計/簿記を知らなくても、「なるほど、利益とはこうやって計算されるのか!」、「在庫が貯まると金回りが悪くなる」等々がリアルに分かります。「あちら立てれば、こちら立たず(トレードオフ)」の経営問題に直面して、視野の拡大につながります。
上位コースは総合的な経営教育を目的とした『動的なケーススタディ』です。経営モデルのリアリティを高めることで参加者が夢中になります。アウトプット(成果)は勝ち負けではなく、現実の経営に役立つ教訓抽出です。 詳しくは教育目的のページをご覧ください。
上位の経営シミュレーション

補足: 研修ゲームの4条件

いわゆる「研修ゲーム」と呼ぶものには以下の特性が必要です。・・・「新しい研修ゲーム」より引用(昭和52年、日本能率協会出版)。
  • やらされるから、やってみよう型へ
  • いかに考えさせ、口を開かせるか
  • プログラムにリズムを持たせる
  • 適度な仲間意識と競争意識を持たせよ

本経営シミュレーション研修は全てを備えています。能動的にならざるを得ないスタイルです。内部討議と外部渉外が不可欠です。期単位で進む経営サイクルにはリズム感があります。チームワークとリーダーシップを確立して、ライバル企業との競争に勝たなければなりません。


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丸 他団体のビジネスゲーム(マネジメントゲーム)との比較

ボードゲーム型または人生ゲーム(モノポリー,すごろく)風のビジネスゲームやマネジメントゲームとの比較です。経営モデルの違いや研修の運営面の比較をしています。
ボード型ビジネスゲームについてはアバロンヒル社のビジネスストラテジーについてのブログがあります。


比較要素 ビジネスゲーム(マネジメントゲーム) DOMEXの経営シミュレーション
入門/標準コース
PRIMO-1,PRIMO-2, RoboMaker, PCMaker
上位コースの場合
EXCE/MARK/COST
基本的な特徴
  • 楽しく経営の全体像を学ぶものから、勝負にこだわるタイプもある
  • ワークシート型〜「交渉ごっこ」型まで多様
  • やさしく楽しく経営数字を学ぶ
  • プロセス重視
  • PCよりワークシート重視
  • 洞察力を重視
  • リアリティ重視
  • 教訓抽出を重点
モデルの特性
  • コミュニケーションやチーム運営主体のものが増え、本来のビジネスゲームではない
  • 単品モデルは単純すぎて学習テーマとの違和感がある
  • 決定数は10程度
  • 複数商品×複数市場モデル
  • 単品×複数市場
  • 経営機能の幅と質と深さ重視。リアリティの追及(他団体との違い)
  • 複数品×複数市場×タイムラグの有無
  • 動的ケーススタディ(技法の特徴)
形態上の特徴
  • 一人型学習が多い
  • ボードゲーム型はイメージし易い(可視化)
  • 乱数による偶発性の問題
  • ボード型の進行は一手ずつの輪番方式
ビジネスゲームの特徴
  • グループ方式(3〜6人で1グループ)
  • 紙ベースを重視。PCは運営用
  • 経営モデルはケーススタディ風
  • 計画を一度に決める一括方式

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主な対象者
  • 新入社員〜管理職層
  • 就活生向け
  • 新入社員〜中堅社員層
  • 選抜者、上級職(部課長層)
教育
テーマ
会計面
  • 会計教育の入門向き商品もあるが、計数概念が欠落したモデルが多い
  • マネジメントゲームは管理会計に適す
  • 財務会計を優先
  • 複品のため管理会計が理解しやすい
  • 財務会計と管理会計
  • 経営課題のエッセンスを会計的に再現
キャッシュフロー
  • コースにより様々
  • 泥臭い資金繰り重視
  • キャッシュフローは応用扱い
  • 資金繰りから入る
  • 運転資金概念との関係でキャッシュフロー計算書を学ぶ 
経営戦略面
  • ゲーム性が強すぎたりモデルが単純だと戦略論に無理がある
  • マーケティングを重視
  • 定石の体験学習
  • 戦略オプションが豊富
経営
モデル 
商品数
  • 不明だが概ね1つが多い
  • ほとんど2種類
  • 1から3種類+サービス事業 
商品の属性
  • 同上
  • 一つ
  • 1から2
市場領域 
  • 既存市場型が多い
  • 新市場へ進出可
  • 新市場への展開可能
タイムラグ
  • コースにより様々 
  • 生産(仕入)、販売、財務全てに有る
  • 左と同じ
  • 投資行為にタイムラグを重視
研修時間
  • 数時間(双六型)
  • 1〜2日が多い
  • 半日〜1日
  • 標準2日
  • 2日〜標準3日〜最長4日
サイクル
  • 2日で4〜5期(サイクル)が多い
  • 3〜5期/半日・1日
  • 6〜7期/2日
  • 8期/2日〜12期/3日
人数
  • コースにより様々
  • 10〜30名が標準
  • 50名まで対応
  • 10〜25名前後
ツール
  • ワークシートとゲーム盤
  • モノポリー風や双六風もある
  • パソコン中心やWeb型もある
パソコンの有無
テキスト
ドキュメント
 不明  
  • テキストはケーススタディ形式と学習編からなる
  • PowerPointドキュメントは高品質(pp本2冊上梓)。
確認テスト  不明
  • 2〜3回のテストで反復理解を重視
討議性
  • 一人型では討議性がない
  • パソコン依存型は討議が特定者に偏るリスク
グループ学習とチームワーク
  • グループ討議はマネジメント教育に不可欠であるとして、重要視する
ヒューマンスキル
  • パソコンやWeb主体の場合は弱い
  • 一人型のゲームでは無理
  • 交渉ゲーム型はこの側面が強い
  • チームワーク重視
  • プレゼン場面2回
  • リーダーシップ重視
  • 交渉場面が豊富
  • アセスメントの活用
発表場面(プレゼン)  不明
  • 参加者はPowerPointかOHPで行う
  • テキストにプレゼンスキルの解説もある
  • 普遍的なビジネススキルとして重視
心理面 ビジネスゲームの心理面
  • 一人型は勝ち負けの結果にこだわりやすい
 
  • 資金繰りの厳しさが、緊張感を演出
  • 一喜一憂とチーム内での共感
  • 業績不振と好調時の経営者心理を体験
問題点
  • 仕様が浅いと単調になる
  • お遊びになるリスク
  • 理解度とサイクル数の関係
  • 負荷が高く初めは戸惑う
講師人数と研修コスト
  • 一般的には複数人体制
  • コストは講師人数とツールに比例
  • 講師がすべてを開発して担当
  • 一人で運営するためにローコスト
講師のスキル
  • ルールを知っていたり運営操作ができるだけではオペレータやインストラクターにすぎない。経営幹部や企業人教育での経験と量、企業事例や分析に豊富であることと強い指導力がのぞまれる。

以上のように、ビジネスゲームやマネジメントゲーム、経営シミュレーションと一口に言っても、商品内容や運営形態が様々です。呼称はともかく、経営シミュレーション(ビジネスゲーム)はあくまでもツールであり、対象者への教育目的にいかに適合するか、という視点でご検討ください。


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