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同成社 ものが語る歴史
ものが語る歴史シリーズ
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高倉洋彰著
●A5判・150頁・3000円 ISBN978-4-88621-581-9 C3321
中国に起源をもつ箸文化は周辺諸国にどのように伝来したのか。箸の材質や形状、置き方、使用法などに着目し、その豊かな文化の全貌を明らかにする。
【目次】
第1章 弥生時代の食卓
第2章 倭人の手食
第3章 中国における箸の出現と普及
二本箸と折箸の出現/食事用箸の定着と普及/箸の性格と用途
第4章 日本への箸の伝来
箸の伝来時期に関するこれまでの見解/箸の考古資料/箸の置き方/高台付き杯出現の意義
第5章 日本的箸文化の成立
中世の箸文化/箸と匙のある卑弥呼の食卓/弥生・古墳時代の箸資料
第6章 もう一つの箸文化―刀箸文化圏―
箸文化の一体感と個性/刀箸の研究史/刀箸の実例と使用民族の分布/刀箸の使用開始に関して―李朝の粧刀―/刀箸研究の現状
第7章 奥深い箸の世界
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松本建速著
●A5判・314頁・5700円 ISBN978-4-88621-578-9 C3321
『続日本紀』によれば奈良時代、東北地方にはやまと言葉とは異なる言語を話す人々が住んでいたという。だが本当なのか? 著者はこの真偽をめぐる議論に考古学の立場から迫り、民俗学や文献史学の分野からも考察し、言語学・形質人類学の成果をも援用して、もはや決定的な結論を得た。
【目次】
序 章 蝦夷を問う
『日本書紀』における蝦夷像/蝦夷の性質を創作した理由/蝦夷は本当に存在したのか/青森県域に「蝦夷」は住んでいたか/エビス信仰と蝦夷/なぜ蝦夷を考えるか−本書の目的−
第1章 記された蝦夷
「蝦夷」表記と読み/蝦夷の史料/「蝦夷」が示すこと/「蝦夷」と表記された対象の変化と古代日本国との関係
第2章 蝦夷を考える資料と方法
蝦夷を考える資料/蝦夷を考える方法
第3章 蝦夷と馬
蝦夷は馬の民/東北北部の馬関連史料/東北北部の馬関連遺跡/北海道の馬関連遺跡/馬飼の始まりとその背景/蝦夷と馬/辺境の地の馬飼イメージの変化
第4章 蝦夷の集落
集落の分布と規模/集落の立地条件/北海道石狩平野南部の集落との比較/開拓の目的と移住者の出自
第5章 蝦夷の暮らし
住居/土器と生活様式/生産活動/墓
第6章 蝦夷を語るとされる資料と実態
昆布と蝦夷/琥珀と蝦夷/蕨手刀と蝦夷/弓矢と蝦夷
第7章 蝦夷と鉄
人類にとって鉄とは何か/鉄製錬遺跡/鍛冶遺跡/鉄生産と自然環境/鉄にかかわる生産と遍歴する民/生産者の出自/鉄生産活動の目的
第8章 蝦夷の土器
土器から何が読み取れるか/土師器/ロクロ土師器/擦文土器/須恵器/土器生産者の出自と相互の交流/土器から社会を見る
第9章 蝦夷とは誰か
蝦夷と呼ばれた人々の移動/「えみし・えびす」と「えぞ」とアイヌ民族/蝦夷とは誰か
第10章 蝦夷と征討記事
古代日本国の正史における蝦夷征討/蝦夷と古代日本国との関係―朝貢・帰順・饗応など―/征討記事と同時代の文献に見る蝦夷と古代日本国/蝦夷の遺跡と和人の遺跡を区別できるか/蝦夷征討記事が記された理由
終 章 蝦夷を考える
蝦夷とエビス様/蝦夷の言葉/蝦夷を考える
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田村隆著
●A5判・278頁・5500円 ISBN978-4-88621-553-6 C3321
多くの異論がある中期旧石器時代の存在を論証し、伝統的な形式分類学では捉えられない旧石器社会の諸特質を描き、後期旧石器時代から縄文時代の画期を見いだすとともに、日常生活のいっさいは民俗であるとする著者は、日本民俗の全体性を透視しようと壮大な試みにとりかかる。
【目次】
序 章
日本列島の中期旧石器時代/モヴィウス・ラインの北
第1章 中期旧石器時代から後期旧石器時代へ
草刈遺跡の古さ/草刈遺跡の石器群/西関東最古の石器群/後期旧石器時代の成立
第2章 古民俗形成の生態学的背景
古東京川の形成/石材産地への旅(1)(2)(3)/地域としての回廊領域/最古の道を考える
第3章 古民俗叙述のための基礎固め
エスノ・アーケオロジー(1)(2)/最適捕食という考え方―進化生態学の理論的射程
第4章 後期旧石器時代の成立
後期旧石器時代の時期区分/石器群のモジュール化・細石器化(1)(2)/石刃石器群の成立/石刃の刃部再生と小石刃の生産/まとめ
第5章 最終氷期最寒冷期のころ
高原山黒曜石原産地遺跡群の発見/石器群の再構成/地域集団とは何か/最終氷期最寒冷期の関東平野
第6章 予兆の時代
東内野遺跡の発見/東内野型先頭器をとりまく諸問題/男女倉遺跡群再考/尖頭器石器群の変遷/中部高地の両面加工石器/広域的婚姻網の形成と解体
第7章 地域社会の解体と再構築
後期旧石器時代後半期の人口動態/細石刃石器群(1)(2)/大型両面加工石器と片刃石斧を含む石器群/メッセージの解読/縄文時代の成立
第8章 下野―北総回廊の古民俗誌
居住形態の変化―旧石器時代の社会誌/技術的な変化―旧石器時代の技術史/収束
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手塚薫著
●A5判・242頁・4800円 ISBN978-4-88621-547-5 C3321
北の地に文化を構築したアイヌの狩猟採集や家畜飼養、儀礼、交易など幅広い属性を通時的に分析。国家との関係にも触れつつ、その文化の特徴を明らかにする。
【目次】
序 章 狩猟採集民の普遍性(自然環境と調和する狩猟採集民/交換される諸資源/社会関係:労働力の提供/混合経済/疾病/長距離交易ネットワーク/テリトリー概念と有用資源論争/周縁からの照射)/第1章 北東アジアにおける毛皮獣狩猟活動と近代世界経済システム―毛皮交易の興隆と毛皮の獲得(毛皮需要と罠猟/小型毛皮獣狩猟活動活性化の要因にかかわる研究史/仕掛弓の起源について/交易品の獲得/仕掛弓関連用語の分布とその特徴/交易品の流通と毛皮交易/日本における毛皮生産活動/北東アジア狩猟採集民文化像の再検討)/第2章 アイヌの生活様式の多様性―アイヌ研究のあらたな展開(アイヌを取り巻く政治状況/地域や時代で変わるアイヌ文化/近世のアイヌと政治・経済制度/アイヌエコシステムから歴史のなかのアイヌへ/アイヌの労働形態の特徴/食と生業/外需を満たす狩猟活動/年中行事からみたアイヌと和人の交流/クマ送り儀礼/近代化と変容)/第3章 石狩低地帯におけるアイヌ交易の展開と本州製品の流通(アイヌ文化における商品流通/外部社会との接点と物質文化/千歳アイヌとシコツ場所/交易制度の変化―城下交易から商場知行制へ/ユカンボシC15遺跡出土の木製遺物/木製遺物分析の目的と方法/木製遺物の分析結果/美々8遺跡の木製遺物/準構造船の出現と意義/商業的サケ漁の開始について/札幌市K39遺跡の木製遺物/儀礼具の樹種/市場経済への編入とアイヌ文化の再編成/境界領域の考古学研究への展望)/第4章 千島列島における先住民交易ネットワークの形成と変容(ラッコ権益と先住民交易ネットワーク/ロシア人の千島進出と幕府の対応/歴史的絵図の検討/現代の調査からみた帝政ロシア期集落と住民の生活/帝政ロシア期集落のインパクト/交易品の分配と社会階層の関係)/第5章 千島列島への移住と適応―島嶼生物地理学という視点(海洋環境への進出/千島列島調査計画―IKPからKBPへ/千島列島の考古学的研究/断絶とカタストロフィー/島への植民と適応/商品流通経済との接合/島嶼研究の今後の展望)/終 章 移動する文化境界(境界の意義/狩猟採集文化の再構成/歴史的視点とアイヌの経済活動/アイヌ文化期に関する考古学的研究/アイヌ文化における社会的変化/島嶼地域における歴史生態的研究の可能性)
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忍澤成視著
●A5判・442頁・7000円 ISBN978-4-88621-537-6 C3321
縄文時代、主に装身具などの素材として利用された貝について、その考古学的、生物学的な分析をもとに、
当時の習俗や社会形態、交易ルートや、もう一つの「貝の道」などについて考察する。
【目次】
第T章 人と貝との関わりのはじまり(食べ物としての貝/道具の材料などに使われた貝/「貝製装身具」・その出現の古さと広範な分布の意味)/第U章 骨角貝製装身具の種類と量の実態(「貝塚のなかみを調べる」/貝塚出土資料からみた装身具の内訳と骨角貝製装身具の位置付け/副葬されない装身具の謎)/第V章 貝製品研究に必要なこと・研究の方法(貝を知ることの重要性/現生貝調査の手法/貝製品研究の可能性)/第W章 「貝輪」を読み解く(縄文時代の「貝輪」の特徴/ベンケイガイ製貝輪の意味するもの/なぜ貝輪素材は変化したのか/貝輪装着の謎)/第X章 「南海産の貝」はどこからきたか(「南海」とはどこか/南房総産「貝材」の流通と房総半島集落の役割/伊豆諸島から運ばれた貝)/第Y章 もう一つの「貝の道」(「西の貝の道」と「東の貝の道」/「幻の貝」を求めて/「土の貝」が語るもの)/第Z章 装身具としての意味を越えた貝製品の用途・役割(タカラガイ・イモガイにみる社会的役割/生と死との関わり)/
第[章 未解明な貝たち・その意味をさぐる(ツノガイはどこから来たか/「マイナー貝」流行の背景/真珠光沢をもつ貝類の利用/「北の貝」は南下したか)
「八ヶ岳だより」に紹介文章掲載
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八木光則著
●A5判・298頁・6000円 ISBN978-4-88621-534-5 C3321
古代の道南・東北において、律令国家との接触過程で変容・形成されていく蝦夷社会の様相を考古学資料を中心に解き明かす。
【目次】
序 章 古代蝦夷研究の成果と視点/第1章 蝦夷社会成立への胎動(蝦夷社会成立までの東北北部社会/古墳文化の進出と前方後円墳体制からの乖離/蝦夷社会成立への胎動)/第2章 蝦夷社会の集落と墓制(古代蝦夷集落/末期古墳/蝦夷社会の集落と墓制)/第3章 末期古墳副葬品からみた蝦夷社会の交流(馬具と武具・武器/和同開珎とカタイ/末期古墳の副葬品)/第4章 北海道における擦文文化の成立(石狩低地帯と渡島半島における擦文文化の成立/北海道における擦文文化の成立)/終 章 蝦夷社会の成立
◎この本の書評を読む
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岡村道雄著
●A5判・186頁・3800円 ISBN978-4-88621-506-2 C3321
縄文文化を代表する特色のひとつである漆製品。大陸も視野にいれながら、その植生や起源、製作技法、形態分類、特色などについて、考古学的見地から具体的な資料を示し、現在の学際的研究の成果を踏まえながら追究する。
【目次】
序 章 縄文漆文化研究の経緯と現状/第1章 縄文の漆文化の変遷と地域性(是川中居遺跡の漆文化/晩期、亀ヶ岡文化の漆工芸/北海道・北東北の後期後葉から晩期の櫛/関東・中部日本海側の後晩期の漆文化/中期・後期前葉頃の漆文化/定住の確立と共に定着した初期漆文化/定住の成立と共に誕生した漆塗りの繊維・編組製品)/第2章 漆文化のルーツ(ウルシ・漆文化の起源/植物学的研究の進展/日本列島での漆文化の初源/近隣大陸の様相 /日本のウルシ・漆文化の起源仮説)/第3章 ウルシの栽培と漆の製作・利用(集落近辺でウルシの栽培/ウルシの若芽を食べる/漆掻きなどウルシの利用、伐採/漆採取〔皮剥ぎ、辺付け、掻き取り〕/漆の精製と貯蔵/顔料の添加/塗布と彩文/乾燥/漆の塗り直し・補修/漆製品の復元・制作実験)/第4章 縄文漆文化の特色(縄文漆文化の成立/漆文化とウルシのルーツ/漆製品の分類と種類/縄文漆製品の役割/変遷と地域性のまとめ/縄文漆文化の継承/漆文化の特徴と歴史的意義/漆文化を支えた基盤)
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高山純著
●A5判・290頁・5800円 ISBN978-4-88621-503-1 C3321
縄文中期に盛行する耳栓型耳飾りの起源が日本列島にあることを精緻に解明し、広くアジア各地の耳飾り習俗との関連を探る。
【目次】
序 章 耳栓とケツ状耳飾り/第1章 縄文時代の耳飾りの起源/(中村貞史氏の論/藤田富士夫氏の論(1)/1970年代の諸研究/藤田富士夫氏の論(2)/1980年代の諸研究/1990年代以降の諸研究/貝類と耳栓/耳栓とケツ状耳飾りは別系統か/土製ケツ状耳飾りの文様のモティーフ)/第2章 先史時代の周辺地域の耳飾り(擦切技法は単一系統か/照葉樹林文化・ナラ林文化とケツ状耳飾り/玉崇拝/サーフィン文化/東南アジアのリンリンオー〔lingling-o〕/ソールハイム〔Solheim〕の見解/双頭獣型ケツ状耳飾りのモティーフ/フィリピンの玉はフィリピンの原石か/ヴァルディス〔Valdes〕の研究/台湾の卑南遺跡のケツ状耳飾り/ヴェトナム・タイの耳飾り/インドの紅玉髄/古代インド亜大陸の耳栓)/第3章 民族学から見た各地の耳飾り(アッサムのナガ諸族の耳飾り/ナガ諸族の耳飾りと縄文人の耳栓の比較/東南アジア/東南アジア島嶼部/オセアニアの文化/縄文の耳飾りとメラネシアの耳飾りについて/ニューギニア/ニューギニア以外のメラネシア諸島/ポリネシア/ミクロネシア〔主要諸島〕/極北アジアの古アジア族とサハリン・アムールのニヴフ族/アイヌ/The Chysels Collection の耳飾りから)/第4章 ふたたび縄文人のケツ状耳飾りと耳栓の起源について(日本のケツ状耳飾りは中国起源か/縄文耳栓の起源/土製ケツ状耳飾りと耳栓は併存したか)/第5章 縄文耳栓に込められたいくつかの謎解き(耳栓の文様のモティーフの解明/耳栓の消滅の原因)/付 章 主題に関連するいくつかのこと(ハレの日の耳飾り/腕輪と首飾り/身分制度と耳飾り/成人式と耳朶穿孔/成人式と耳飾り/婚姻の形態と婚資〔dowry〕)
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| 石器づくりの考古学―実験考古学と縄文時代のはじまり―[ものが語る歴史18] |
長井謙治著
●A5判・258頁・4600円 ISBN978-4-88621-477-5 C3321
有舌尖頭器は誰の手でどのように作られたのか。気鋭の若手研究者は、実験考古学的に石器と対話するなかで、作り手の姿に思いをはせ、縄文時代のはじまりの様相を探りだそうとする。
【目次】
プロローグ(暗礁に乗り上げた有舌尖頭器/本書の軸と特色)/第1章 石器づくりの型 ―石器づくりの実験考古学―(押圧剥離に対する先人の関心/2つの動きを導き出す/姿勢と剥離の向きは対応するか/石器づくりの選択肢/動作の制約条件)/第2章 斜行有舌尖頭器について(有舌尖頭器の分類/有舌尖頭器の集成状況/日本列島各地の概観/「右肩上がり」と「左肩上がり」/「右肩上がり」と「左肩上がり」の地方色/日本列島における有舌尖頭器の東西差)/第3章 石器扱いの違い(石器扱いとは/正位と逆位の石器扱い/RL-斜行圏の石器扱い:正位の石器扱い/LR-斜行圏の石器扱い:逆位の石器扱い/日本列島における2つの石器扱い/利き手と固定具について)/第4章 斜行石器群の広がり(本州以西の斜行石器群/北海道の斜行石器群/斜行石器群構成〔西と東〕/日本列島における晩氷期石器群の構造)/第5章 有舌尖頭器の由来(剥離の向きと型式/立川系と小瀬が沢系、その斜方向の逆転)/第6章 縄文時代はじまり前夜の東西世界(動作連鎖の東西差とその意義/動作連鎖と石器扱い/石器扱い圏の「境目」)/第7章 「石器扱い」論の地平(石器扱いの由来/縄文化のプロセス/大陸との接点)/エピローグ(石器扱いと石器扱い圏/東と西の世界)
「八ヶ岳旧石器通信」に紹介されています。
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内田律雄著
●A5判・290頁・4800円 ISBN978-4-88621-465-2 C3321
考古・民俗・文献の三者を合体し、古代日本海沿岸地方でどのような漁撈がおこなわれ、漁撈民間に存在した広域交流がどのようなものだったかを、大胆に探る。
【目次】
1章 沿岸漁撈の諸相(鉄製釣針の出現/古浦遺跡出土の疑似餌/イカ釣具の成立と展開/沖合延縄漁の成立/古代島根半島の漁撈民/双孔棒状土錘について/捕鯨銛の成立と展開)/2章 内水面漁撈の諸相(西日本におけるサケ・マス論/内水面漁業における土製魚網錘/朝酌促戸の漁撈民/魚網錘を出土する古墳)/3章(神話・伝承にみる漁撈民/「天眞魚咋」考/『出雲国風土記』タコ島伝承の背景/ワニを信仰する漁撈民)/終 章 日本海沿岸の漁撈民
◎この本の書評を読む |
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小田静夫著
●A5判・258頁・4500円 ISBN978-4-88621-431-7 C3021
沖縄を発し、東京や八丈島、遠くは南の島々でも発見される壺屋焼の足跡を追って、泡盛の歴史的な展開やその背景、さらには知られざる沖縄の漁業・農業移民がたどった壮大な軌跡を探る。
【目次】
1章 江戸遺跡から壺屋焼発見(汐留遺跡の発掘調査/近世遺跡の壺屋焼)/2章 壺屋焼の歴史(沖縄のやきもの/壺屋焼の誕生)/3章 黒潮圏の壺屋焼(八丈島の壺屋焼/小笠原・マリアナの壺屋焼/壺屋焼の由来)/4章 泡盛の来た道(泡盛の道/泡盛とは)/5章 江戸上りと泡盛[焼酎]海道(江戸上り/泡盛[焼酎]ロード)/6章 壺屋焼と沖縄陶器研究小史(琉球民芸と新しい陶器研究/発掘調査による新しい成果)
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| 古代馬具からみた韓半島と日本 [ものが語る歴史15] |
張允禎著
●A5判・226頁・3800円 ISBN978-4-88621-422-5 C3021
古代韓半島と日本の馬具技術や特徴を分析し、製作集団の動向を総合的に検討しながら、両地域間交流の様相と社会変容の有り様を探る。
【目次】
1章 鐙にみる韓半島と日本(韓半島三国時代における鐙の展開と地域色/日本列島の鐙にみる地域間関係)/2章 轡にみる韓半島と日本(韓半島三国時代の轡の地域色―とくに立聞用金具を中心として―/日・韓両地域におけるハミエダ轡の展開と地域色―おもに引手と銜の組み合わせから―/「ハミエダ轡」からみた東アジアの馬具の系譜)/3章 騎馬文化の展開と政治社会の形成
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小川望・小林克・両角まり編
●A5判・282頁・4500円 ISBN978-4-88621-402-7 C3021
近年盛んになった明治期以降の遺跡・遺物を対象とする考古学研究が、文字や写真資料のみでは知れない真実をいかに明かすかを検証する。
【目次】
市谷本村町遺跡の煉瓦遺構〔斎藤進〕/土管でつながる江戸から明治〔水本和美〕/北海道積丹半島の漁場遺構〔浅野敏昭〕/ヒバチヤ田口窯の近現代土器―近世江戸地域の土器との比較から―〔両角まり〕/八丈小島の小碗〔小林克〕/「納税/完納賞」の銘を有する碗―小平市鈴木遺跡出土近現代考古資料の一例―〔小川望〕/物質文化から見た近現代生活様式の復元―香川県善通寺市旧練兵場遺跡出土資料とその周辺地域民俗資料を素材として―〔角南聡一郎〕/続・お茶碗考―近代・現代の中形碗に飯碗を探る―〔長佐古真也〕/聞き取り調査、モノの記憶―近現代考古学の方法をめぐって―〔桜井準也〕/近現代考古学研究会の活動と近・現代の考古学〔小林克・小川望〕
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木村英明・本田優子編
●A5判・242頁・3800円 ISBN978-4-88621-390-7 C3339
アイヌの精神世界の核をなし、最高位の儀礼に位置づけられる「クマ送り儀礼」の実際や起源を民族誌と考古学の両面から検証し、その今日的意味を探る。
【目次】
T クマ送りの民族誌(1.北方諸民族におけるクマ送り儀礼[佐々木史郎]/2.口承文芸・文献資料にみられる送り儀礼[児島恭子]/3.クマ送り儀礼の継承と課題[村木美幸]/4.いくつかのコメントと質疑応答[司会/本田優子])/ U 考古学から探るクマ送り(1.考古学から探るクマ送りの起源[宇田川洋]/2.なぜクマ送りなのか[天野哲也]/3.クマを追う人びと[高橋理]/4.ヒグマの遺伝子の多様性とクマ送り[増田隆一]/5.いくつかの問題点について:質疑応答[司会/前田潮])/ V クマ送り研究の現状と課題(1.クマ送り研究の現状と課題[池田貴夫]/[対談/本田優子・池田貴夫])/ 付論・アオシマナイ遺跡(貝塚・チャシ)と「エゾシカ送り」[木村英明]
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野中和夫編
●A5判・394頁・7000円 ISBN978-4-88621-380-8 C3321
日本最大の城郭である江戸城。膨大な石垣群に焦点をあてて、多角的かつ詳細に分析。築城から災害復旧時における修築課程、城郭立地の自然地理的環境、さらに石の切り出し現場であった小田原周辺から伊豆半島にかけて、ありし日の姿を偲ばせる数々の史資料を探索する。さまざまな表情を見せる江戸城の姿を、多くの写真とともに描き出す。
【目次】
第1章 江戸城修築の経過(1 市街地の造成/2 慶長期の修築工事/3 元和期の修築工事/4 寛永期の修築工事)/第2章 江戸城修築の記録と考古資料(1 江戸城の地理的環境と造成/2 天守台・天守閣/3 明暦大火と金石文資料・石垣/4 元禄十六年の大地震と石垣金石文/5 『江戸城御外郭御門絵図』と石垣桝形/6 石垣の刻銘・刻印/7 「慶長拾九年」・「寛永元年」銘の擬宝珠/8 発掘された江戸城)/第3章 伊豆の石丁場(1 伊豆の石丁場/2 標識石と境界石/3 『駿州・豆州・相州・御石場絵図』と尾張家石丁場/4 採石技術とその道具/5 特徴的な大名丁場/6 「石曳図屏風」の解釈と修羅/7 刻印石/8 相州・豆州の以外の地域の石丁場)
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橋口尚武 著
●A5判・208頁・3800円 ISBN978-4-88621-346-4 C3321
縄紋・弥生時代に育まれ、その後も日常生活のなかで改良されながら発展的に継承されてきた生活技術や食習慣を描き出すことで、日本文化の「原風景」に迫る。
【目次】
第1部 海の食(第1章 黒潮と海の食資源/第2章 伊豆の海のめぐみさまざま/第3章 伊豆諸島の海亀漁と亀卜)/第2部 陸の食(第4章 栃の実の食習と敲石・台石/第5章 葛粉の採取とその利用/第6章 栗・黍の穂摘具と大豆の収穫/第7章 南関東・伊豆諸島の石鍬と焼畑/第8章 伊豆諸島の救荒食/第9章 食料貯蔵の歴史と民俗)
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高梨修 著
●A5判・280頁・4800円 ISBN978-4-88621-325-9 C3321
ヤコウガイは本州に生息しない貝にもかかわらず、古代より螺鈿の原材料として珍重されてきた。その供給地域はほとんど未詳とされてきたが、近年奄美大島の古代遺跡から大量に出土し注目されている。本書は、古代〜中世段階の琉球弧の国家境界領域を中心とした交易史を、これまでの沖縄中心史観から脱却し、ヤコウガイによって考古学的に明らかにしようとする野心的な試みの書である。
【目次】
序章 本書の課題/第1章 スセン當式土器の分類と編年(いわゆるスセン當式土器の様相/帰属年代をめぐる検討/結語)/第2章 兼久式土器の分類と編年(小湊フワガネク遺跡群出土土器の様相/奄美諸島における兼久式土器の様相/小湊フワガネク遺跡群出土土器の帰属年代/兼久式土器の編年[付編]/結論的覚書)/第3章 奄美諸島の土器編年(概観/縄紋時代晩期並行期/弥生時代並行期/スセン當式土器段階[古墳時代並行期]/兼久式土器段階[古墳時代終末〜平安時代後期並行期]/類須恵器段階[平安時代後期〜鎌倉時代並行期])/第4章 小湊フワガネク遺跡群の発掘調査(遺跡の立地と環境/調査の経緯・経過/平成9年度の緊急発掘調査/平成12・13年度の遺跡範囲確認発掘調査/小結)/第5章 ヤコウガイ交易(ヤコウガイ抄録/ヤコウガイ大量出土遺跡/知られざる古代交易/先行研究の批判的検討/非市場交易/高島・低島/考古学モデルの構築/小結)/第6章 貝をめぐる交流史(貝の遠隔地交易/琉球弧の視点から/琉球弧の自然環境/貝の交流史/貝交易と琉球弧)/第7章 古代の琉球弧(文献史学から見る琉球弧の古代/考古学から見る琉球弧の古代/古代並行期における琉球弧の島嶼社会/結論的覚書)/終章 奄美諸島史のダイナミズム(評価不定の考古資料/奄美諸島の考古資料の検討/奄美諸島史に対する視点/辺境から境界へ――結論的覚書)
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| クマとフクロウのイオマンテ―アイヌの民族考古学 [ものが語る歴史9] |
宇田川洋 編
●A5判・248頁・4800円 ISBN978-4-88621-302-0 C3321
北海道東部に残されていた「イオマンテ」とよばれるクマの魂(霊的存在)を送った場所を考古学的に調査し、近代の送り場遺跡であるその発掘調査と古老への聴き取り調査を通して、送られたもの・動物、「送り」儀礼を明らかにする。民族考古学の先駆けとなった研究成果を提示。
【目次】
はしがき[宇田川洋]/1 虹別シュワンという地名とその場所[豊原照司](シュワンという地名/虹別という地名/虹別の軽物/戸口と榛家の家系/西別川漁猟権一件/ニシベツ川とサケ/狩猟行動)/2 1939年のイオマンテ[宇田川洋](イオマンテとは/シュワン最後のイオマンテ)/3 遺跡としてのシュワン[宇田川洋]/4 発掘調査を通して[宇田川洋・豊原照司](調査にいたるまで/調査の経緯)/5 送られたもの[宇田川洋・豊原照司](金属製品/木製品/ガラス玉/軽石製火皿/骨製中柄/瓶類/陶磁器類)/6 送られた動物[佐藤孝雄](同定された動物種/ヒグマ/ヒグマ以外の野生獣/家畜/鳥類)/7 ヒグマの”送り”儀礼−起源をめぐる研究の現状と課題−[佐藤孝雄]("飼熊送り"の概要/"飼熊送り"の成立時期/"熊送り"の系譜/考古学者の急務)/8 シマフクロウの送り儀礼[宇田川洋](コタンコロカムイとクンネレクカムイ/釧路アイヌのシマフクロウ送り/フクロウ送りの聴き取り/屈斜路コタンでのモシリコロカムイ/近年の記録による送り儀礼)/9 ハシバミ孝太郎エカシのこと[宇田川洋]/10 聴き取り調査で得られた民族学的情報(1)[宇田川洋(編)](フチが子供のころ/ヌサの送ったもの/いろいろな動物の送りとその呼び方/動物の名前のこと/クマ送りのこと/家の配置など/ふたたびクマ送りのこと/火の神様のことなど/薬草のことなど/魚捕りのこと/ヌサのこと/動物送りのこと/イオマンテのこと/シマフクロウのこと/ケリのことなど/イトクパのことなど/ふたたび家のこと)/11 聴き取り調査で得られた民族学的情報(2)[豊原@司(編)](葬儀に関すること/木のこと/ポンチャシコツのこと/墓標のこと)/12 聴き取り調査で得られた民族学的情報(3)[豊原@司(編)](元村のことなど/榛孝太郎のこと/ヌサ場のこと/イナウとイクトパのこと/ごちそうのこと/腸串のこと)/13 シマフクロウの生態[山本純郎](シマフクロウとその仲間・食性/営巣・産卵・巣立ち)/14 名流「西別川」の今・昔[佐藤吉彦]/結びにかえて[宇田川洋]
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鐘方正樹著
●A5判・208頁・3700円 ISBN978-4-88621-284-9 C3321
制作時からすでに土中にある井戸は、それゆえに考古学の宝庫であり、過去と現在をつなぐタイムトンネルともいえよう。原始から近代まで連綿と利用されてきた列島各地の井戸が人間の生活にいかに関わったかを建築技術的・構造的視角から分析し、東アジア的広がりの中でその展開を追究する。
【目次】
第1章 井戸の各部名称と付帯施設(井戸側・井戸枠と井桁・井筒/井桁・井筒/井戸底の施設/釣瓶/井屋、排水施設/掘形)/第2章 井戸の構造と分類(素材と形状/構築方法/木工技術の用語/井戸の類型)/第3章 井戸枠構築技術の系譜と校倉造り(積上げ式の横板組型と校倉造り/中国における井戸枠の構築技術/朝鮮半島における井戸枠の構造と校倉造り/校倉の源流)/第4章 井戸枠部材の打刻印と木材生産(打刻印認識の契機/木材の打刻印例/打刻印の機能と木材生産体制)/第5章 野井戸掘削の背景(野井戸に関する従来の見解/奈良市内の野井戸の調査例/大坂平野の野井戸/都市の井戸との比較/野井戸出現の背景)/第6章 井戸の祭祀(井戸に関わる神/井戸祭祀の検討/井戸祭祀の思想的背景)/第7章 井戸の歴史的展開とその背景(縄文時代の水場/井戸掘削の契機/弥生〜古墳時代の井戸/古代の井戸/中世の井戸《12〜16世紀》/近世の井戸《17〜19世紀》/近代の井戸/東アジアからみた井戸枠の展開/井戸の技術的発展論に関する再検討/井戸の公共性)
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前田潮著
●A5判・232頁・5000円 ISBN978-4-88621-254-2 C3321
オホーツク海をめぐる地域に展開したいくつかの古代文化の様相をめぐって、筆者自らの調査の結果をふまえ、また日露の研究者の幾多の文献を渉猟し、研究に新たな展望を開く。前著『北方狩猟民の考古学』につづく、関係者必見の書。
【目次】
序章 海獣狩猟文化としてのオホーツク文化/第1章 オホーツク文化の文化的位置(オホーツク文化黎明期の宗谷海峡/北方民族の竪穴居住の廃止と狩猟採集民社会の崩壊)/第2章 銛頭からみた海獣狩猟技術の確立過程(オホーツク文化の銛頭の再検討/擦文文化の銛頭について/恵山文化の銛頭について/オホーツク文化の銛頭の出自)/第3章 大陸文化の影響(牙製婦人像について/鹿角製帯留について)/第4章 鈴谷期の歴史的位置(鈴谷期の遺跡立地/ウスチ・アインスコエ遺跡の竪穴群/鈴谷期の竪穴住居/鈴谷期の銛頭/鈴谷期の年代的位置と文化的帰属について)/終章 オホーツク文化の形成過程について
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稲村繁(文)・森昭(写真)
●A5判・224頁・5000円 ISBN978-4-88621-253-5 C3321
考古学写真の世界に大きな足跡を残して逝った森昭が、人物埴輪に見いだしたロマンを独特な黒の空間に撮し出し、古代の人びとを今に蘇らせた作品群。そして稲村繁はそれらの作品に触発されて、人物埴輪の語る世界を読みとるべく筆をおこした。本書はその両者をもって古代史を紬ぎだしている。
【目次】
森昭と人物埴輪─序にかえて(甘粕健)/第1部 写真編(森昭)森昭のはにわの世界/第2部 論考編(稲村繁)第1章 人物埴輪が語るもの(人物埴輪群が表現する世界/人物埴輪にみる古墳間格差/人物埴輪にみる職掌と格差)/第2章 人物埴輪の出現とその背景(人物埴輪出現以前の様相/人物埴輪の出現とその背景/人物埴輪にみる大陸の制度と習俗)/第3章 初期の人物埴輪(西日本の初期人物埴輪/関東地方の初期人物埴輪)/第4章 関東地方各地の人物埴輪(茨城県の人物埴輪/千葉県の人物埴輪/栃木県の人物埴輪/群馬県の人物埴輪/埼玉県の人物埴輪/東京都の人物埴輪/神奈川県の人物埴輪)/第5章 人物埴輪が語る関東地方の政治構造(直接供給と技法伝播/生産・供給形態の意義)/あとがき(茂木雅博)
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橋口尚武 著
●A5判・280頁・4800円 ISBN978-4-88621-225-2 C3321
黒潮に洗われる伊豆諸島には、古くから特色ある文化が根づいている。それらの文化の諸相を縄文時代から中世にかけて追求し、太平洋沿岸の文化交流の実体解明に迫る。
【目次】
1章 列島の古代文化と伊豆諸島─先史・古代史への島の役─/2章 黒潮沿岸の交流文化─縄文時代の交流・交易─/3章 弥生時代の伊豆諸島─西からの文化伝播─/4章 渡海の考古学─東日本の丸木舟・準構造船と伊豆諸島─/5章 律令体制の地域的展開─伊豆諸島からみた律令時代の堅魚節生産─/6章 江戸への道─中世の伊豆の海と伊勢商人─
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金子昭彦 著
●A5判・256頁・4500円 ISBN978-4-88621-217-7 C3321
縄文社会のなかで遮光器土偶はいかなる存在だったか。何のために作られたのか。本書は考古学的事実のうえに立って、遮光器土偶の用途について「想念」をめぐらし、縄文人のメンタリティーに迫ろうとする。
【目次】
1遮光器土偶の出土遺跡(集落研究の現状/岩手県を中心にした縄文晩期の遺跡と村落/遮光器土偶の出土する遺跡しない遺跡)2遮光器土偶と関連する遺物(土器と土偶/岩偶/石剣類/岩版・土版/中空土製品/動物形土製品/土面)3遮光器土偶の用途(遮光器土偶のある社会/遮光器土偶の説明すべき事象/遮光器土偶の用途)
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福田聖 著
●A5判・208頁・4800円 ISBN978-4-88621-203-0 C3321
「方形周溝墓」は30余年の研究史とともに今や弥生の墓制として自明のものであるかにみえる。しかし著者は「〈周溝墓〉という〈墓制〉はわれわれが創造したもので…弥生時代・古墳時代に〈方形周溝墓〉があったわけではなく、単なる墓でしか」なかったといい、これら一連の墓群の存在がいったいどのような社会的意味をもっていたのかをあらためて探ろうとする。
【目次】
《第T部 方形周溝墓の条件》序章 疑義の提起と本書の範囲/1章 良好な方形周溝墓の様相/2章 方形周溝墓認定の目安/3章 方形周溝墓と「周溝を有する建物跡」/4章 条件の決定不能/《第U部 方形周溝墓の探求》1章 相似と相違/2章 方形周溝墓研究と土器研究/3章 方形周溝墓の「型式」試論/4章 方形周溝墓の「区画」/5章 方形周溝墓研究の可能性
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谷一尚 著
●A5判・208頁・3700円 ISBN978-4-88621-178-1 C3321
ガラスの起源から説きおこし、さまざまに発達をとげながら世界に広まっていったガラスを考古学する。エジプト、メソポタミア、中国などの古代文明のガラスをはじめ、ギリシャ、ローマなど古代のガラスを分かりやすく分類し解説する。さらに日本の古墳や正倉院のガラスの由来などにも迫る。
【目次】
第1章 ガラスの起源(ガラスの起源と釉/最古のガラス)第2章 ガラス珠の製作と展開(鋳造珠/芯巻珠/金属珠)第3章 ガラス容器の製作と展開(コア=ガラス/モザイクガラス/鋳造ガラス/吹きガラス)第4章 古代日本のガラス(日本の鋳造珠とその製作技法/金属珠の出土例/鋳造ガラスの出土例/ササンガラスの出土例/イスラムガラスの日本流入/正倉院のガラス)
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山田光洋 著
●A5判・256頁・4200円 ISBN978-4-88621-170-5 3321
いままでに日本列島から出土した楽器もしくは楽器と推定される遺物など、音楽文化関係の出土情報を蒐集・分析し、「音楽考古学」という新たな視点からこれらを整理し、その体系化を試みる。《本書を推薦する》音楽史学という学問分野は因果な学問で、研究対象は成立した瞬間に消えてしまった音である…楽器の考古学的研究は音楽史学にとってきわめて大きな足がかりである。その研究のための第一頁を本書は大きく開いたといってよい。この本によって日本における音楽考古学は、ようやく本格的に出発することになる。(国立歴史民俗博物館名誉教授 小島美子)
【目次】
第1部 「音楽考古学」試論/第2部 出土楽器各論/第1章 体鳴楽器(土鈴、銅鐸、刻骨、古墳時代の金属製の鈴の類、形象埴輪が握る「四つ竹」[クラッパー]、口琴)/第2章 膜鳴楽器(有孔鍔付土器、太鼓と思われる形象埴輪)/第3章 絃鳴楽器(篦状木製品、ハープ形木製品、琴「コト」)/第4章 気鳴楽器(石笛、土笛、鹿笛、陶圸、横笛)/第5章 その他の「楽器」といわれている遺物─弓弭状有栓骨角製品
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