考古学 総論コーナー

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土器の民族考古学 原始・古代日本の祭祀 日中交流の考古学
常陸の古墳 ムラと地域の考古学 生業の考古学
現代考古学事典・縮刷版 北の防御性集落と激動の時代 蝦夷の考古学
心と形の考古学 世界の土器づくり 史跡等整備のてびき
社会考古学の試み 原始・古代日本の集落 北方狩猟・漁撈民の考古学
現代考古学事典 環境考古学マニュアル 原始・古代の日本海文化
モノが語る日本列島史 原始・古代日本の墓制 現代考古学
民族考古学序説 日本民族の感性世界 先史日本の住居とその周辺
埋もれた中近世の住まい 王権と武器と信仰 倭の比較考古学

倭の比較考古学
川西宏幸著
●A5判・392頁・8500円 ISBN978-4-88621-437-9 C3021

国民国家史のくびきにからめとられがちな日本の考古学を、ユーラシア大陸と倭の比較を試みることで地域史という視点からとらえ直す

【目次】
第一章 日本考古学の宿痾(時代区分論/歴史教科書の変遷(敗戦前)/歴史教科書の変遷(敗戦後)/自治体史の構図/比較論と地域論)
第二章 人類史との疎通(人間の圏域(四〇km域)/人間の圏域(二〇〇km域)
第三章 ユーラシア古代世界との共鳴(前一二〇〇年頃のユーラシアと倭/三世紀のユーラシアと倭/同時性をめぐる考察)
第四章 ユーラシア古代世界との比較(ユーラシア西方の動態/ユーラシア東方の動態/倭の動態)
第五章 ヤマトの基層(霊威と斎忌/畏怖から慰撫へ/思念の継承)
第六章 アヅマの基層(葬送の思念/社会的結合/葬祭観の異相)
第七章 ツクシの基層(乳幼児葬の変転/欠落と微弱/家葬の思念/女性の地位/葬式観の継承)
第八章 比較考古学上の倭起動と沈潜/地域論の意義(国民国家史を貫く)/地域論の意義(ディシプリンを越える)/中世芸論に関連して


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王権と武器と信仰
菅谷文則編
●B5判・1120頁・24000円 ISBN978-4-88621-423-2 C3021

百を超える論文が表題の三テーマに拠り、それぞれにまつわる多様な事象を網羅することによって、古代日本解明への壮大な道標となる。

【目次】
序文−本書編集のねらい−菅谷文則

第1部 王権との多様な関わり

第2部 アジアからの視点

第3部 武器・武具と戦いの背景

第4部 信仰・祭祀と基層観念

番外編 斑鳩歩けオロジー

あとがき



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土器の民族考古学
後藤 明編
●B5判・146頁・3800円 ISBN978-4-88621-398-3 C3022

時間的にも地域的にも最も偏在的な考古学資料である土器をテーマに、考古学者自らが民族学的フィールドワークを行い、人間行動と物質文化との間に見いだされる規則性を、過去の考古学的現象の解釈に運用しようと試みる。

【目次】
論集の意図〔後藤明〕
第 1 部 土器製作の技法と身体/エチオピア西南部における土器職人のテクノ・ライフヒストリー ―人生の軌跡に技術の変化をあとづける試み―〔金子守恵〕/フィリピン・ルソン島山地民の土器製作技術の一考察―語りえぬものの民族誌に向けて―〔大西秀之〕/民族誌事例からみた土器つくりと弥生土器生産体制〔長友朋子〕/稲作農耕民の覆い型野焼きの基本特徴とバリエーション〔小林正史〕
第 2 部 社会的生産物としての土器/現代台湾における民族表象としての土器〔角南総一郎〕/消えた土器と残った土器―ボルネオ島東海岸のサマ人による土器焜炉の利用と背景―〔小野林太郎〕/ 土器の喪失? オセアニアの場合〔石村智〕/東部インドネシア・マレ島における土器製作システム―〈海上・土器製作=交易者〉システムに埋め込まれた土器製作― 〔後藤明〕

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原始・古代日本の祭祀
椙山林継・山岸良二編
●A5判・434頁・5000円 ISBN978-4-88621-396-9 C3021

さまざまな遺物や、遺構の分析を通して見えてくる多様な祭祀儀礼を考古学的に考察。縄文から歴史時代に至る新たな時代像の提示を目指す。

【目次】
はじめに〔椙山林継〕
序論 祭祀遺物研究序説〔山岸良二〕
第1章 縄文時代の祭祀/土器を埋める祭祀〔山田康弘〕/縄文土偶と祭祀〔小野美代子〕/下宅部遺跡における狩猟儀礼〔千葉敏朗〕
第2章 弥生時代の祭祀/土井ケ浜遺跡の祭祀と社会〔古庄浩明〕/土鐸から土鏡の祭祀へ〔鈴木敏弘〕/方形周溝墓における土器使用と群構成〔福田聖〕/「境界」埋納の思考〔片岡宏二〕
第3章 古墳時代の祭祀/古墳造営にともなう祭祀行為〔小林修〕/ 三輪山麓出土の子持勾玉祭祀とその歴史的背景〔大平茂〕/イミテーションと祭祀空間〔河内一浩〕/石製模造品の生産と流通〔深澤敦仁〕
第4章 歴史時代の祭祀/古代集落内のカミ・ホトケの信仰〔平野修〕/茨城県仁井谷遺跡を中心とした祭祀遺跡の一考察〔大渕淳志〕/ 祭祀遺構にみる土器集積〔鶴間正昭〕/古代蝦夷社会における古密教の受容と展開〔井上雅孝〕/古代鳥形製品の文献学〔松尾光〕
特論 手宮洞窟とフゴッペ洞窟壁画にみられる続縄文時代のシャーマニズムについて〔大島秀俊〕

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日中交流の考古学
茂木雅博編
●B5判・650頁・15000円  ISBN978-4-88621-384-6 C3021

日本と中国の考古学研究者五〇人が、大陸と日本の文化的相互関係を中心に個別のテーマを追求。様々な角度から原始・古代以来の日中関係の本質に迫ろうと試みるユニーク且つ創造的な論文集。

【目次】
<第1部 日本篇>
縄文貝塚にみる貝食文化の変容(吉野健一)/北上川流域における縄文集落の構造(菅野智則)/縄文時代の埋葬姿勢(小原一成)/弥生墳丘墓における埋葬数と棺形態の異同(田中裕貴)/弥生時代の未成人埋葬(会下和宏)/環壕埋没論序説(竹中哲朗)/古墳の二重濠の成立と展開(櫃本誠一)/関東における古墳時代前期の玉作(木崎悠)/古墳周濠から出土する木製品(鈴木裕明)/家形埴輪と前方後円墳の儀礼(塩谷修)/古墳時代集落内祭祀の成立(平岩俊哉)/方墳に関する一考察(神庭滋)/千葉県における古墳時代終末期以降の方形墳墓の展開(黒沢崇)/集落を囲む溝(横須賀倫達)/藤原京成立前史(竹田政敬)/古代宮都における内陸水運利用の展開(木下正史)/丹生川上神社再考(橋本裕行)/富山藩合寺事件と廃寺の実際(永井三郎)/轟俊二郎と『埴輪研究 第1冊』(犬木努)

<弟2部 文化伝播篇>
東アジアの石工技術(川西宏幸)/縄文時代の漆工に関する覚書(三浦正人)/「クワ」小考(木沢直子)/壱岐、原の辻遺跡出土の楽浪系土器(川上洋一)/ガラス玉鋳型の最大例について(清水真一)/三角縁神獣鏡の一様相(中井一夫)/ハクチョウ形埴輪をめぐる一考察(川崎保)/武人埴輪と鹵簿(稲村繁)/月岡古墳・塚堂古墳の副葬品に見る渡来的要素(児玉真一)/中国遼寧地域の帯金具と馬具(千賀久)/古代東アジアにおける熨斗の受容と伝播(玉城一枝)/伝沖ノ島の透彫り金具について(岡村秀典)/古代東アジア世界からみた武寧王陵の木棺(吉井秀夫)/北周墓と横口式石槨(鐘方正樹)/鑑真弟子胡国人安如寶と唐招提寺薬師像の埋銭(菅谷文則)/金峯山上の銭弘俶塔(森下恵介)/宋人石工伊行末の再評価(兼康保明)/ジュゴンについての文化史的試論(泉武)

<第3部 中国篇>
華北地区旧石器時代の環境と文化区系研究(張宏彦)/古代中国におけるブタの起源(袁靖)/天壇と地壇(車廣錦)/漢時代以前のシルクロードを探る(王巍)/三国時代呉弩の伝世と所有形態(今尾文昭)/大同市南郊出土八曲長杯(石渡美江)/北周安伽墓・史君墓の画像石に関する一考察(蘇哲)/キジル石窟壁画焚棺図のみられる木棺(岡林孝作)/唐代大仏考(前園実知雄)/唐代葬儀習俗中にみられる仏教的要素の考古学的考察(張建林)/唐僧取経図の研究(孫暁崗)/中国文物保護法について(卜部行弘)/呼称の言語社会学的考察(劉学新)

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常陸の古墳
茂木雅博著
●A5判・290頁・6000円  ISBN978-4-88621-379-2 C3021

茨城県の古墳について幾多の発掘調査とともに研究を積み重ねた著者が、発表した諸論文より成果を選び出して一書にまとめ、同県の古墳研究の全体を総括するなかで常陸国の古墳時代像に迫る。

【目次】
序 常陸古墳の沿革
第T部 常陸の前方後円(方)墳と円墳
1 常陸の前方後方墳/2 常陸の初期前方後円墳/3 常陸における前方後円(方)墳の伝播/4 北浦西岸の前方後円墳/5 常陸における前方後円墳の終焉/6 常陸の円墳
第U部 常陸の古墳をめぐる諸問題
1 常陸南部の古墳群/2 常陸伊勢山古墳の墳形について/3 霞ヶ浦沿岸の発生期古墳/4 土浦の古墳/5 鬼怒川中流域における古墳文化の展開/6 須和間12号墳と水鳥の絵/7 日天月天塚と箱式石棺/8 常陸の箱式石棺/9 茅山古墳と寿陵の終焉
第V部常陸における古墳研究抄史

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ムラと地域の考古学
林 謙作編
●B5判・234頁・7000円  ISBN978-4-88621-375-4 C3021

日本の先史・原始時代の集落研究は、世界的にも注目すべき業績をうみだしてきているが、本書は個別地域や時 代史の枠にとどまることなく、通史的な立場から集落にかかわる諸論考を集成し、最新の研究水準を世に問うべ く編まれた。

【目次】
旧石器時代における石斧の様相―関東・中部地方を中心として〔白石浩之〕/ 炉のない住居〔西脇対名夫〕/ 縄紋竪穴住居跡のライフサイクルと時間〔小林謙一〕/縄文中期型環状集落解体への序章―「時(クロノス)」 としての土器からみた「場(トポス)」としての集落変遷〔金子直行〕/曽利V式土器の伝播と変容〔戸田哲也〕 /東北地方出土の安行系・滋賀里系土器からみた地域間交流〔関根達人〕/多摩ニュータウンNO107遺跡縄文 人の婚姻と社会〔丹羽佑一〕/北上川流域における縄文時代晩期および弥生時代の占地特性〔高瀬克範〕/石狩 低地帯北部の続縄文時代石器群〔倉純〕/伊豆山木遺跡の弧帯文のある木製品〔設楽博己〕/地域と集団−林 論文と縄文文化へのオマージュ〔小杉康〕

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生業の考古学
藤本 強編
●B5判・384頁・12000円  ISBN978-4-88621-367-9 C3020

日本はじめ世界各地域の「生業」にまつわる種々のテーマを考古学的に追求した、第一線研究者の手に なる気鋭の論考二十数篇を収録する。

【目次】
はじめに―生業研究の目指すこと〔藤本強〕

T部 日本列島
遺跡立地からみた日本列島の中期/後期旧石器時代の生業の変化〔佐藤宏之〕/先土器時代陥穴の使用方法〔今村啓爾〕/「サケ・マス論」とは何であったか〔大塚達朗〕/“縄紋式”階層化社会の一事例〔安斎正人〕/北海道縄文時代前半期の大型ナイフの系譜と生業〔宇田川洋〕/貝塚調査覚え書〔岡崎文喜〕/縄文人のクリ保存方法〔新美倫子〕/紀伊山地におけるトチノミの非加熱アクヌキ法の研究〔武藤康弘〕/西北九州における雌型銛頭の伝統〔山浦清〕/平安時代後期水田耕作の一様相〔高井佳弘〕/江戸市中における初期丸底焙烙の成立について〔佐々木彰〕/焼塩壺の遍在と偏在〔小川望〕

U部 東アジア
黄河の米〔中村慎一〕/二里頭文化の陶鬲と粟粥〔飯島武次〕/北部ヴェトナム後期新石器時代の生業基盤変容について〔西村昌也〕

V部 西アジアほか
西アジア新石器時代における土器製作の開始と生業の関係〔小敬寛〕/西アジア新石器時代における製粉具研究の諸問題〔須藤寛史〕/ムシュキとジャリ〔西秋良宏〕/エジプト先王朝時代のビールづくり〔馬場匡浩〕/ベドウィンの置き火直焼き無発酵パン「アルブード」について〔藤井純夫〕/アラビア半島港町遺跡の食料残滓が語るもの〔佐々木達夫〕/乾燥地における農耕の出現と社会変化〔歳原佳世子〕

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現代考古学事典・縮刷版
安斎正人編
●A5判・464頁・2900円  ISBN978-4-88621-369-3 C3520

これからの考古学研究を進めていく上で欠かすことのできない100タームを厳選し、気鋭の執筆陣が最新情報を網羅して解説した「読む事典」。大好評の同事典を、より多くの読者にお届けするため縮刷しました。縮刷し、価格を変更したのみで、内容は当然正規版と同じなので、詳しい内容はそちらをご覧下さい。(
現代考古学事典 正規版



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北の防御性集落と激動の時代
三浦圭介・小口雅史・斉藤利男編
●A5判・306頁・7000円  ISBN978-4-88621-362-4 C3021

古代末期、北日本の各地に、周壕をもつ幾多の「防御性集落」が出現する。これら戦乱の時代を思わせる集落の存在は、何を物語るのだろうか。どのような人びとが、どのような時代を生きたのだろうか。斯界のエキスパートは興味つきない議論を展開する。

【目次】
1部 日本史のなかの「防御性」集落
講演・考古学からみた戦争(佐原真)/調査報告・高屋敷館遺跡(畠山昇)/近年の高屋敷館遺跡調査をめぐって(木村浩一)/討論・防御性集落の時代の北の社会をどのようにとらえるか/防御性集落の終末と諸郡の建置(入間田宣夫)

2部 北日本古代防御性集落をめぐって
古代防御性集落と北日本古代史上の意義について(三浦圭介)/青森県における防御性集落の時代と生業(佐藤智生)/秋田県における古代防御性集落(高橋学)/北上盆地からみた東北北部の古代社会(八木光則)/岩手県の防御性集落(工藤雅樹)/防御性集落の時代背景(小口雅史)/討論・北日本の古代防御性集落をめぐって/「北の古代防御性集落」研究の到達点と課題(斉藤利男)/青森大会シンポジウム参加記(菊池徹夫)

防御性集落事例集

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蝦夷の考古学
松本建速著
●B5判・250頁・6000円  ISBN978-4-88621-363-1 C3021

『日本書紀』以下に「蝦夷」とされ、征討の対象として記された人々。だが、このまつろわぬ人々は、実は古代日本国領内からの移住者達……?。考古学的方法を縦横に駆使しつつ、通説とは異なる蝦夷の実像に迫る。

【目次】
序章 本研究の目的と方法
第1部 物質文化から見た蝦夷社会の成立(第1章 蝦夷と馬/第2章 蝦夷の集落/第3章 蝦夷と鉄生産)
第2部 物質文化から見た蝦夷社会における人の動き(第4章 土器から人の動きを考える方法:土器胎土分析の応用/第5章 土師器と蝦夷社会/第6章 ロクロ土師器と蝦夷社会/第7章 擦文土器と蝦夷社会/第8章 須恵器と蝦夷社会)
第3部 蝦夷とは誰か(第9章 物質文化から見た古代の蝦夷/終章 蝦夷を考える―そしてその後の蝦夷―)

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心と形の考古学―認知考古学の冒険
小杉康編
●A5判・290頁・4800円  ISBN978-4-88621-345-7 C3020

人類の進化過程における認知能力と造形表現の発達は、どのように相互に関連しあって物質文化環境を創りだしてきたのか、またその中でどのような適応過程がとられてきたのか。日本列島および周辺地域の考古学データによって、旧石器文化から古代国家形成期にかけての、認知と造形が織りなす物質文化環境に関する実践的研究を踏まえ、認知考古学の展望を模索する。

【目次】
形の誕生―はじめにかえて―(小杉康)
第T部 認知考古学とは何か―登場の経緯―
 認知考古学:登場の経緯(松本直子)/ポストプロセス考古学からの提言(深澤百合子)/プロセス考古学からの提言(小林正史)
第U部 それは認知考古学か―メンタリティに関する考古学研究の実践―
 後期旧石器的世界の出現(加藤博文)/縄文イデオロギーと物質文化(松本直子)/土器造形の発達とカテゴリー操作(小杉康)/土器の文様区画と認知構造(桜井準也)/土器文様はなぜ変わるか(小林正史)/弥生土器をめぐる認知考古学的解釈の試み(中園聡)/古代における土器造形と都城の空間認識(金田明大)
論点解題(小杉康)

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世界の土器づくり
佐々木幹雄・齋藤正憲編
●B5判・202・4500円  ISBN978-4-88621-338-9 C3022

考古学・民族学の世界に土器づくりの実際を知る!
人類史のなかに重要な位置を占め、今なお世界各地で日常的利器として用いられる土器。その製作手法を民族誌および実験考古学的見地から検証し、技術史・社会史・文化史等さまざまな分野に問題を提起する。

【目次】
第1部 民族編:世界各地の土器づくり
韓国・済州島のオンギづくり(佐々木幹雄)/バングラディシュの西部の伝統的土器づくりにおける成形手法の選択(小林正史)/シリアの民族誌から見た土器生産の専業化(常木晃)/エジプト、オアシス地域における土器製作の民族誌(齋藤正憲)/エジプト、ファイユーム・ナズラの叩き成形(齋藤正憲)

第2部 考古編:実験・遺構からみた土器づくり
弥生土器の焼成技術(岡安雅彦)/黒色土器づくり(桜岡正信)/韓国陶質土器・日本須恵器の実験的色調復元(佐々木幹雄他)/中国新石器時代土器の焼成と地域性(小澤正人)/エジプト先王朝時代・ヒエラコンポリス遺跡の土器焼成施設(馬場匡浩)


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史跡等整備のてびき―保存と活用のために
文化庁文化財課記念物課監修
●B5判・四分冊・総頁1400・12000円  ISBN978-4-88621-322-8 C3021

史跡等の保存と活用を目的とする整備事業を、適切かつ円滑に進めるに当たって必要となる各種の事項を総合的に取りまとめた手引書。 <4分冊の内容>@総説編・資料編 A計画編 B技術編 C事例編(各300〜380頁)

【目次】
1冊目【総説編・資料編】
第1章 序言/第2章 史跡等の保護と整備の歴史/第3章 史跡等整備の理念とその実現/〈法令等諸資料〉法令・規則等/国庫補助事業要項等/国際条約等
2冊目【計画編】
第1章 史跡等の整備事業の過程/第2章 整備計画の作成/第3章 管理・運営/第4章 公開・活用/第5章 整備事業の点検と改善
3冊目【技術編】
第1章 史跡等の整備事業に関わる技術の検討及び適用と事業の実施過程/第2章 保存のための管理に関わる技術/第3章 復旧に関わる技術/第4章 環境基盤の整備に関わる技術/第5章 遺跡の表現に関わる技術/第6章 管理・運営及び公開・活用に関わる技術/第7章 整備事業の記録・公表と整備後の維持管理
4冊目【事例編】
第1章 大規模史跡等の保存と活用/第2章 整備事業の考え方とその検討/第3章 整備事業の進め方と体制づくり/第4章 整備の手法と技術/第5章 活用の取組み/付章1 海外における歴史的・文化的遺産の整備/付章2 整備事業における実務経験上の着目点

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社会考古学の試み
岡内三眞・菊池徹夫編
●B5判・256頁・8000円  ISBN978-4-88621-318-1 C3020

社会の複雑化・階層化を考古学から探る!
日本をはじめとするアジアの地域文化との相違点や共通点を探り、世界各地域の先史古代社会を考古学の立場から比較・検討することで各地域文化の諸相を明らかにする。ここから現代社会における異文化間の相互理解への道が見えてくるのではないか。

【目次】
序説 考古学から見た社会の複雑化―比較考古学の方法を探りつつ―〔菊池徹夫〕/第T部 日本(古鬼怒湾における「加曽利B式」貝塚から観た集落と労働様式の「複雑化」〔鈴木正博〕/大型遮光器土偶の規格性を階層化社会から理解する〔金子昭彦〕/渡来系集団、移住の足跡(弥生時代)〔片岡宏二〕/古墳時代の支配と服属 〔車崎正彦〕)/第U部 東アジア(新疆ウイグル自治区における先史時代の社会〔後藤健〕/中国東北地区銅剣文化の形成と展開〔岡内三眞〕/父権制の出現と確立―甘青地域における半山、馬廠〜斉家文化墓地の分析―〔叢徳新〕)/第V部 西アジア(西アジア新石器時代の巨大集落―テル・エル・ケルク遺跡の事例から―〔小敬寛]/古代西アジアの社会変化―集落構成から読む都市化―〔小泉龍人〕/文字社会における「記号」の使用―古代エジプト新王国時代の職人と記号―〔近藤二郎〕)/第W部 周辺地域(パプア・ニューギニアの生業に関する民族調査―とくに土器製作の側面から―〔高橋龍三郎〕/パプア・ニューギニアの農耕活動に関する民族調査〔細谷葵〕/クマ送り儀礼に見る社会的威信と階層化社会―北太平洋北岸狩猟採集民社会の比較民族考古学―〔佐藤宏之〕/南東マヤ地域における都市の成立―ホンジュラス、ラ・エントラーダ地域の事例―〔寺崎秀一郎〕)/総合討論 考古学から見た社会の複雑化
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原始・古代日本の集落
山岸良二編
●A5判・256頁・4000円  ISBN978-4-88621-297-9 C3021

集落研究の閉塞状況を打破すべく、原始・古代における列島の集落について現在注目すべき成果を発表している研究者の論考を時系列的に展開。多角的な視点による分析とともに今後の研究方法への視座を提示する。

【目次】
序論 集落論研究の現状と課題(山岸良二)/《第1章 縄文時代の集落》北海道・東北地方における集落変遷(岡田康博)/縄紋集落研究の新展開(小林謙一)/《第2章 弥生時代の集落》瀬戸内地方の弥生集落(正岡睦夫)/深い竪穴、浅い竪穴(及川良彦)/南関東地方における弥生時代集落遺跡研究の課題(安藤広道)/原史集落の変貌(鈴木敏弘)/《第3章 古墳時代の集落》東北古墳時代終末期の在地社会再編(菅原祥夫)/古墳時代のムラ(石井克己)/《第4章 歴史時代の集落》古代東国集落遺跡研究の新展開(宮瀧交二)/奈良・平安時代 都城の邸宅遺構(村田和弘)/東国の集落遺跡に見る古代の終焉(笹生衛)/古代の「市」を探る(井上尚明)
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北方狩猟・漁撈民の考古学
山浦清著
●B5判・320頁・13000円  ISBN978-4-88621-295-5 C3021

環極北地域、環オホーツク海地域、さらには日本列島で海獣狩猟と漁撈に生きた人びとの文化を、とくに回転式銛頭および雌形銛頭に焦点を当てて論究。著者の長年にわたる研究の集大成であり、関係者には必見の論集!

【目次】
序章 民族誌にみる銛の構造と機能/第T部 日本列島をめぐる視点から(日本列島雌形銛頭の系譜問題と韓半島/中国東北地区における回転式銛頭と日本列島/日本先史時代回転式銛頭の系譜/漁撈具から見た弥生文化と恵山文化/東日本太平洋岸弥生文化における漁撈民/古墳時代安房海人の一様相/古墳時代海人再考)/第U部 環オホーツク海地域という視点から(北サハリン・ハンツーザ貝塚出土遺物について/ノグリキおよびサドフニキU遺跡出土遺物について/サハリン・ウスチ=アインスコエ遺跡採集の考古資料/オホーツク文化の終焉と擦文文化/考古学から見た北千島の文化的位置づけ/銛頭から見た環オホーツク海域諸文化の接触・交流/マレクの系統に関する一序説)/第V部 環極北地域という視点から(アラスカにおける漁撈文化の展開/ベーリング海峡周辺地域への鉄器の流入/ベーリング海峡周辺における回転式銛頭の発展過程について/アラスカ・クリギタヴィク出土の回転式銛頭について/テューレ文化の成立とその広がり/カリフォルニア発見の回転式銛頭/アムール河中流域で発見されたエスキモーの回転式銛頭/ヨーロッパ先史時代の回転式銛頭)
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現代考古学事典
安斎正人編
●B5判・460頁・10000円  ISBN978-4-88621-294-8 C3520

日本の「考古学的転回」を象徴する!
現代の考古学研究に必須の100タームを厳選し、気鋭の執筆者たちによる最新の情報を網羅する。「用語解説 現代考古学の方法と理論(全三冊)」を全面的にリニューアル、バージョンアップした最新の事典。

【目次】
アメリカ考古学(佐々木憲一)/アルケオロジー(安斎正人)/異系統土器論(大塚達朗)/威信(小杉康)/遺跡形成(五十嵐彰)/イデオロギー(小杉康)/移民(後藤明)/江戸考古学(堀内秀樹)//階層(松木武彦)/学際研究・学融合(樋泉岳二)/火山灰考古学(長崎潤一)/環境考古学(佐藤宏之)/起源(西秋良宏)/記号論(田村隆)/技術的組織(沢田敦)/季節性(堤隆)/旧石器時代(佐藤宏之)/行政調査(西田健彦)/居住形態(小林謙一)/近現代考古学(五十嵐彰)/近代化(山内利秋)/空間分析(小林謙一)/景観考古学(安斎正人)/型式(大塚達朗)/計量考古学(西田泰民)/現代考古学(安斎正人)/権力(北條芳隆)/考古記録(五十嵐彰)/考古資料(西田健彦)/考古理化学(西田泰民)/構造化理論(溝口孝司)/構造主義(田村隆)/構造変動(安斎正人)/コスモロジー(小杉康)/古生態学(樋泉岳二)/古代(周藤芳幸)/国家(北條芳隆)/古墳(北條芳隆)/祭祀(田中良之)/最適捕食理論(田村隆)/産業考古学(堀内秀樹)/産地同定(堤隆)/ジェンダー(松本直子)/システム(安斎正人)/実験考古学(堤隆)/社会考古学(溝口孝司)/社会集団(山本典幸)/社会生態学(安斎正人)/修復(山内利秋)/首長制(松木武彦)/出自(田中良之)/狩猟採集民(佐藤宏之)/使用痕分析(御堂島正)/象徴(溝口孝司)/情報(山本典幸)/縄文時代(谷口康浩)/植物考古学(細谷葵)/進化(安斎正人)/進化生態学(田村隆)/人口(田中良之)/生業(山本典幸)/生態系(佐藤宏之)/生物考古学(西田泰民)/世界システム論(河野一隆)/石材消費戦略(田村隆)/接合(沢田敦)/専業(松木武彦)/先史考古学(西秋良宏)/戦争(松木武彦)/葬送(溝口孝司)/中世考古学(前川要)/中範囲理論(阿子島香)/定住性(山本典幸)/伝播(大塚達朗)/動作連鎖(西秋良宏)/動物考古学(樋泉岳二)/都市(前川要)/認知考古学(松本直子)/年代学(谷口康浩)/博物館(山内利秋)/発掘調査報告(長崎潤一)/ハビトゥス(松本直子)/パラダイム(安斎正人)/物質文化(後藤明)/プロセス考古学(阿子島香)/文化財保存(西田健彦)/文化生態学(後藤明)/文化理論(安斎正人)/文明(周藤芳幸)/変形論(長崎潤一)/ポストプロセス考古学(溝口孝司)/マルクス主義考古学(松木武彦)/民族考古学(佐藤宏之)/文字資料(周藤芳幸)/弥生時代(河野一隆)/様式(河野一隆)/領域(谷口康浩)/理論考古学(安斎正人)/類推法(佐々木憲一)/歴史考古学(堀内秀樹)
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環境考古学マニュアル
松井章編
●B5判・408頁・8000円  ISBN978-4-88621-273-2 C3021

現代の発掘調査に必須のガイドブック!
環境考古学の意義が増すなか、「環境考古学」を体系的に教える大学も少なく、その内容理解もさまざまという現状にあって、奈良文化財研究所で30年近く開かれてきた講座「環境考古課程」を体系的にまとめ、自然科学の多岐にわたる成果を取り込んで「環境考古学」に集約した本書は、発掘調査の指標となる概説書である。

【目次】
序章(人と環境と考古学〔田中琢〕/環境考古学の歴史と実践〔松井章〕)/第1章 地理・地質学と考古学(地形環境と考古学〔海津正倫〕/地層の見方〔那須孝悌・趙哲済〕/テフラ―火山灰―の見方〔早田勉〕/遺跡の土壌学〔岡崎正規〕/土壌サンプルと微細遺物の採集法〔松井章・宮路淳子・田邊由美子〕/遺跡の土壌分析〔金原正明〕/土壌微細形態学〔平山良治・宮路淳子〕/地震〔寒川旭〕)/第2章 植物学と考古学(総論〔那須孝悌〕/DNAからみた稲の起源〔佐藤洋一郎〕/樹種の見分け方と利用〔伊東隆夫〕/花粉の見方〔松下まり子〕/プラント・オパール〔宇田津徹朗〕/珪藻〔森勇一〕/種実の調査法〔南木睦彦〕/有機質遺物の取り上げと保存処理〔高妻洋成〕)/第3章 動物学と考古学(哺乳類遺体1―大型哺乳類〔樽野博幸〕/哺乳類遺体2―小型哺乳類〔河村善也〕/先史時代の動物考古学〔松井章・富岡直人〕/歴史時代の動物考古学〔松井章〕/哺乳類の齢査定と季節推定〔大泰司紀之〕/昆虫と考古学〔宮武頼夫〕/貝殻成長線分析〔富岡直人〕/貝類の考古学―縄文海進にともなう貝類相の変遷と環境変化〔松島義章〕/生痕化石〔趙哲済〕/骨角器の製作〔小野昭〕)/第4章 人骨と考古学(古人骨調査法―発掘現場で心がけること〔片山一道〕/炭素・窒素同位体による食性分析〔南川雅男〕)/第5章 生化学と考古学―DNA分析による家畜の系統〔石黒直隆〕/第6章 年代学と考古学(放射性炭素年代測定法と暦年代較正〔中村俊夫〕/年輪年代法〔光谷拓実〕)/第7章 遺跡における環境考古学の実践(富沢遺跡第30次調査―旧石器時代の湿地林〔斎野裕彦〕/更埴条里遺跡・屋代遺跡群〔水沢教子〕/千歳市美々8遺跡―火山灰地の低湿地性遺跡の事例から〔田口尚〕/池島・福万寺遺跡〔井上智博〕/「火山噴火で埋没した」古墳時代後期の集落と農耕地〔石井克巳〕/三内丸山遺跡の事例から〔岡田康博〕/鳥浜貝塚―自然科学者といかにつきあうか〔網谷克彦〕/粟津湖底遺跡〔伊庭功〕)/終章 まとめ>―第四紀学と考古学〔那須孝悌〕
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原始・古代の日本海文化
武光誠・山岸良二 編
●A5判・280頁・8000円  ISBN978-4-88621-208-5 C3021

近年の豊富な発掘資料などにより、ますます注目を集めている日本海沿岸地域は、どのような役割をもち、いかに機能していたのか。そうした観点から諸論考を結び合わせ、考古学・文献史学の両面から原始・古代における日本海地域の文化の特性を浮かび上がらせる。

【目次】
古代日本海地域と朝鮮半島(小池寛)/縄文時代における大陸系遺物(川崎利夫)/四隅突出型墳墓(桑原隆博)/越の「独鈷石」考<其一>─越中出土例を中心に─(山岸良二)/天日槍伝承と兵庫県日本海地域の考古学─北但馬の古墳とその時代─(大平茂)/隠岐の氏族・部民と畿内政権(加藤謙吉)/古代出雲の位置(神田典城)/出雲神宝と物部氏(武光誠)/出雲国風土記のなかの越(瀧音能之)/令制の地域性と越後国(菊池克美)
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モノが語る日本列島史─旧石器から江戸時代まで─
藤本強 著
●A5判 304頁 3398円 ISBN978-4-88621-112-5 C3021

近年の膨大な発掘調査の結果を大胆にとらえ、考古学の立場から日本の通史を構築した、待望久しい「日本考古学概説書」の最新版! 旧石器、縄文にもいまに通ずる日本人の性格がみられる、邪馬台国は理論的にみて奈良盆地、「背伸び」「駆け足」「地域の伝統」こそ列島文化のキーワード等々……文献史学にはないダイナミズムに盈ちている!

【目次】
序章 日本列島の環境/1章 日本列島の住民たち/2章 土器を手にした人びと/3章 定住生活の確立/4章 熟れた採集社会/5章 もたらされた水田稲作/6章 統一国家への道/7章 背伸びした統一国家/8章 日本的な社会へ/9章 列島の北と南/10章 各種の資料の狭間で/終章 モノにみる列島の文化の特色
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原始・古代日本の墓制
山岸良二 編
●A5判 356頁 4660円 ISBN978-4-88621-081-4 C3021

旧石器・縄文時代の墓制、再葬墓、方形周溝墓、木棺墓、墳丘墓、九州・中国・四国地方の弥生墓、出現期古墳、終末期古墳、横穴墓などの墓制研究の現在点を明らかにし、今後の課題を探る。各項目は、主に80年代の発掘調査・研究論文を対象とし、研究の最前線にいる中堅クラスの研究者が担当。激増する文献・情報に揺れる考古学研究に一石を投ずる意欲的な試み。

【目次】
序章 80年代の墓制研究の動向/1章 旧石器・縄文時代の墓制/2章 弥生時代の墓制/3章 古墳時代の墓制/付章 風土記にみる葬制・墓制
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現代考古学
安斎正人 著
●A5判 288頁 4800円 ISBN978-4-88621-135-4 C3021

文化や社会の長期的な変化のプロセスに関心を集中するプロセス考古学が、過去20年間の考古学をリードしてきた。その限界性にたいし継承的批判として現れた、歴史的・主観的・弁証法的考古学たるポスト・プロセス考古学。著者はその両者を対立的に捉えるのではなく、両者の対話を通じて「現代考古学」の構築をこころみる。

【目次】
1章 現代考古学とは何か/2章 近代考古学の歴史/3章 現代考古学の理論/4章 石器は人を語れるか/5章 土俗考古学の可能性/6章 遊動から定住へ
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民族考古学序説
民族考古学研究会 編
●A5判 248頁 4200円 ISBN978-4-88621-148-4 C3020

細分化され領域を設定された学問を、さらに精緻化するのではなく、それぞれの領域の関連性に着目する研究法の重要性が唱えられるなか、「ニューアケオロジー」の必然的な発展の一形態である民族考古学の方法論的重要性は高い。本書は民族学との接点に考古学の新地平を拓こうとする「民族考古学」の歴史・実践例をまとめたものである。

【目次】
第1部 民族考古学の伝統《土俗考古学の先駆者たち(安斎正人)/ルイス・ビンフォードの軌跡(阿子島香)/ロングエーカーの民族考古学的研究(小林正史・谷正和)/「意味」と「共感」の民族考古学−イアン・ホダー(溝口孝司)》第2部 民族考古学の実践《考古学的組成の民族考古学的考察(後藤明)/民族誌事例を使った仮説構築(谷正和)/土器作りの専業製作と規格性に関する民族考古学的研究(小林青樹)/野焼き方法の変化を生み出す要因(小林正史)/罠猟のエスノアーケオロジー(佐藤宏之)/クマ送りの民族考古学(佐藤孝雄)》第3部 民族考古学と日本考古学《過去と現在の接点(谷正和)/旧石器時代研究(佐藤宏之)/縄文時代研究とエスノアーケオロジー(西田泰民)》
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日本民族の感性世界─考古学から文化分析学へ
竹岡俊樹 著
●46判・360頁・3398円 ISBN978-4-88621-140-8 C3021

考古学的方法論によって日本文化を解く! 考古学者として石器研究の第一人者である著者が、石器研究の方法論を用いながら、日本文化を歴史的に分析しようと試みる。日本民族の感性的・非言語的側面がいかに形成されたのかに迫る。

【目次】
序章 石器分析から文化分析へ/第一章 位相の分類─時と空間(神の怒りと仏の恩寵、『今昔物語集』にみる「穢」、触穢、大祓、妊・産婦禁忌)/第二章 位相を移行する(婚姻儀礼、葬送儀礼、宮参りと被りもの、成巫儀礼)/第三章 位相移行のための装置(殯と天蓋、白山、産屋、雲と布、白の意味、食べること)/第四章 救済の場所(日本霊異記─罰の体系、非人と赤い衣、湯屋、遍路)/第五章 位相を転換する─神の位相(市、一揆、装の機能、徳政令、「ええじゃないか」と踊り、律令制国家と天皇)
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奈良国立文化財研究所シンポジウム報告 先史日本の住居とその周辺
浅川滋男 編
●B5判 544頁 15000円 ISBN978-4-88621-166-8 C3021

先史日本の住居をめぐって、考古学・建築史などの第一線の研究者を総動員し、周辺地域の様相をも考察しつつ、その実態究明のための手がかりを提示する。《編者のことば》本書は、奈良国立文化財研究所が1995年と96年におこなった「日本の住まいの起源と系譜に関するシンポジウム」の成果報告です。このシンポジウムは、主として縄文〜弥生時代の竪穴住居と掘立手柱建物を対象にしたものですが、それをアジア的な視野から相対化しようと試みたところに最大の特徴があります。そのため、日本考古学と建築史学の研究者だけでなく、中国考古学・東北アジア考古学・北方ユーラシア民族学・東南アジア民族学などの専門家が多数参加し、住居に関する日本とその周辺地域の最前線の研究が集約されています。したがって、本書の内容は、たんに住居の比較研究にとどまらず、「日本文化の起源」と深く関わる諸問題を提起したものといえましょう。先史住居に関する学際的研究の最新の成果であり、考古学・民族学・建築史学・古代史学など各方面の研究者に必須の情報を提供する書として、広く読まれることを願っています。

【目次】
第1章 日本の竪穴住居/第2章 極東の竪穴住居/第3章 中国・朝鮮半島の竪穴住居/第4章 竪穴住居の起源と系譜に関する総合討論/第5章 縄文集落と掘立手柱建物/第6章 弥生時代の大型掘立手柱建物/第7章 南方と北方のクラ/第8章 総合討論・掘立手柱建物の機能と構造/付章 中日文化の関係からみた縄文・弥生時代の掘立手柱建物
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奈良国立文化財研究所シンポジウム報告 埋もれた中近世の住まい
浅川滋男・箱崎和久 編
●B5判・456頁・13000円 ISBN978-4-88621-222-1 C3021

「掘建柱建物はいつまで残ったか」をテーマに、考古学と建築史学の学際的視点から中近世の住まいの実態を総合的に追求。現在の発掘調査における最先端の情報を提示し、調査・研究の関係者に必備の書!

【目次】
1東日本の中近世掘立柱建物(南関東地域における中近世建物遺構の変遷/多摩地域における近世の掘立柱建物/文献にみる近世信濃の民家/南部曲屋の成立/江戸大名屋敷の建物跡/掘立柱をもつ近世民家)2西日本の中近世掘立柱建物(近畿地方における古代から中近世の掘立柱建物/中国・四国地方の掘立柱建物/沖縄先島地域における発掘遺構と民家にみる掘立柱建物の問題/建物基礎と上部構造/島嶼からみた掘立柱建物/古代建築における掘立柱と礎石の併用)3総合討論─埋もれた中近世の住まい─《特別寄稿》@掘立柱建物から礎石建物へA伊勢の遷宮諸祭と建て方/掘立柱からみた出雲大社本殿の遷宮
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