CASIO

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創業年

1946年

創業者

樫尾 忠男

創業地

東京都三鷹市

現在地

東京都渋谷区

1957年、世界初の小型リレー計算機を開発し、計算機の分野で一時代を築いたカシオ計算機株式会社。

1972年にはその計算機の技術を生かし、時計開発に着手。

1974年11月、世界初のオートカレンダー付きデジタルウオッチ、「カシオトロン」を発売しました。

セイコーは1973年に世界初の6ケタ表示のデジタルクオーツを発売していましたが、カレンダー機能は付いていなかったのですね。

オートカレンダーといっても、カシオトロンは4年に一度のうるう年はプログラムされておらず、2月29日の表示はできないものでしたが、それでも当時としては画期的なことでした。

その後もカシオは、「時計は時(とき)を計算するもの」である、という確固としたコンセプトのもと、デジタルウオッチの多機能化に挑みます。

セイコーや、一時期デジタルクオーツにのめり込んでいたオメガとの最大の違いは、「時計メーカーではなく、あくまでもコンピューターメーカーである」ということです。

「デジタルはカシオ」という名コピーがありますが、カシオの正式名称はいまだに「カシオ計算機株式会社」であり、「カシオ・コンピューター・カンパニー」なのです。

ですから、カシオが初めて世に送りだす時計もデジタルでなければならなかったし、コンピュータ・ウオッチと称するのも当然のこと。

純・時計メーカーに対する、そういうアドバンテージは、カシオトロンののち、データーバンク、プロトレック、そしてG−SHOCKのメガヒットとして花開くのですね。

1996年からにわかに始まった、例のG−SHOCKブームは、ほんとうに凄いものでした。たしかに、社会現象となっていた、と思います。

なにしろ、通常のレギュラーモデルさえなかなか手に入らず、プレミアムがついて売られていたり。

かくいう私も、何度も札幌ヨドバシカメラの店先で徹夜をしましたし、札幌三越の地下街入口前で夜明かしをしたこともあります。

土・日・祝日は、たいていどこかの店先で3時間くらい前から、開店を待って並んでいました。

そのころオープンしたホームページが「北海道G−SHOCK倶楽部」なんです。

1999年くらいから、急激にブームが去り、市場にはだぶついたG−SCHOCKの山。

カシオは2000年度にいきなり赤字に転落した、と記憶しています。

その後は堅実経営に戻って、ときどき限定モデルを発売しているようですが、あまり話題になりません。

「夏草や つわものどもが 夢のあと」

ヨドバシカメラやビックカメラでG−SHOCKを目にするたびに、そういう想いにかられます。

Name

Circa

Case

Mov

Ref

Cal

CASIOTRON 1976 SS Quartz QW01

カシオの初めてのコンピュータ・ウオッチ、カシオトロンです。

ヤフーオークションで、箱、説明書、保証書つきという、非常に珍しい状態で出品されていました。

残念なことに電池切れで、動作確認なしの現状渡しであったため、かなりお安い値段で落札できました。

こちらに到着後、ただちに電池を入れたところ、約30年ぶりに液晶が息を吹き返しました。

こういうところからみると、液晶のデジタル時計は、電池を外してさえいれば、機械的可動部分が無いだけに何十年でもすぐ動かせる状態で保存できる、と思われます。

昔のデジタル液晶は相当コストがかかっていて丈夫だから、かもしれませんが。

この時計は昭和51年2月に松坂屋東京上野支店で販売されたもので、手持ちのカタログによると、定価32000円、精度は月差プラスマイナス12秒。

1997年の6月に、現在のELバックライト液晶を用いてそっくりのデザインで復刻されています。

ところで、カシオの公式HPではこういう解説がありました。

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「カシオミニ」の成功によって電卓業界トップの座を不動のものとしたカシオは、収益基盤の強化を図るため、新規事業として時計事業への進出を決定しました。 電卓と時計、一見全く異なったカテゴリーの商品に見えますが、当時の時計は機械式からクオーツ式へと切り替わる技術変革期に入っていました。クオーツ式の中でもデジタル時計は、水晶発振器のパルスをカウントするカウンター、言い換えれば「1秒1秒の足し算を行なっている簡単な加算器」です。カシオが電卓で培ったLSI技術を最大限活かせる製品であったのです。その意味で、時計事業への進出は、カシオにとってはごく自然な流れだったのです。

しかし当時の時計業界は、生産面・販売面で緊密に系列化されており、新規メーカーが参入するのは極めて困難な状況でした。この困難を地道な努力で打開し、1974(昭和49)年10月に、時・分・秒はもちろんのこと、独自の機能として大の月・小の月、平年・閏年という時の全てを自動処理するコンピュータ・ウオッチ「カシオトロン」が発売されました。

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・・・・カシオトロンは、うるう年は認識しないんですよ。

「ごめんどうでもうるう年の2月29日に時間合わせしてください」って、使用説明書に書いてあるんですよね。メーカーの解説にも、間違いがあるんだなって再認識した次第です。

Name

Circa

Case

Mov

Ref

Cal

1996-LOVERS COLLECTION 1996 Quartz

先日ヤフオクで大量に入手した「電池切れ・ジャンク扱い」のなかにあった、ペアウオッチ。

1996年11月発売の、「1996ラバーズコレクション・天使と悪魔」

通称、「初代ラバコレ・デビエン」です。

G−SHOCKとBabyーGの初めてのペアウオッチであり、あの狂乱G−SHOCKブームの火付け役となったモデルです。

当時の有名ショップ、新宿ベストタイムギアステーションが抽選会を行った際、なんと9000人(!)が行列を作ったという・・・。

まあそんな時代があったんですねえ。

発売価格3万円でしたが1週間後には9万円となり、瞬間最大価格20万円を記録しました。

ボクも初めてこのモデルを札幌市内の地下街の某ショップで見たとき、確か15万円くらいの値付けがされており、びっくりした記憶があります。

1999年にはG−SHOCKバブルもはじけて、いまや一山幾ら、で売買されるようになったのは、手に入れたかったものにとっては喜ばしいことなのでしょう。

「ブームが去っても、イイものはイイ」

G−SHOCKにハマッたおかげで、いまではそう思えるようになりました。

写真のこのラバコレも、生まれたころは蝶よ花よともてはやされ、羨望のまなざしで見られていたものの、いつの間にか世間から忘れ去られ、そのうち電池が切れてガラクタ箱の中。

今回ボクが保護して復活したわけですが、つつっと寄り添う姿がなんともいじらしいじゃありませんか。

今後はボクのもとで「ともに白髪が生えるまで」その余生を送らせてあげよう、と思っています。