オメガ コンステレーション ファースト

自動巻き

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このコンステレーションは、ヤフーオークションでヴィンテージウオッチの良品を多数出品しているかたから落札したものです.

この時代のコンステレーションは、すべて自動巻き・クロノメーター規格の時計です.

コンステレーションの誕生は、1952 年と言われているので、多分1952 年製、最初期型です.

ベゼルは18金か14 金のイエローゴールド、ラグはゴールドトップ、ケース自体はステンレス.

裏ぶたにはおなじみの天文台のレリーフがあり、周囲には WATER PROOF、CONSTELLATION と刻印されています.

風防はプラスチックですが、ほとんど傷がなく、新品に交換したばかりと思われます.コンステレーションに典型的なダイア型のインデックスにギョウシェダイアル.インデックスとオメガマークはアップライト.ダイアルはオリジナルと思われ、ケース自体も新品同様にキレイな状態ですが、研磨されたものではないようです.

さて、この時計のウリは、程度の良さだけではありません.

ムーブメントに、1949 年に開発されたハーフローターの自動巻きモデル、キャリバー 352 が搭載されています.振ると、中でがつんがつんと往復でぶつかってる感じがわかります.だからバンパー型、というのでしょうか.

徳間書店のオメガブックによると、コンステレーションの最初期型はキャリバー 352 であったらしい、ということですが、その存在は確認されていませんでした.

キャリバーの研究で有名な横須賀太安堂店主・栗崎賢一氏も(2003年の秋、横須賀太安堂を訪れたときに確認したのですが)、実物を見たことはないようです.

一般に、コンステレーションのキャリバーは、354 から始まっている、と考えられていたようです.

オメガブックからの、関連記事を抜粋しますね.

オメガブック 65 ページ「自動巻きのクロノメーターは、1947 年にCal.341 が登場した後、1949 年にCal.352 へ進化したが、このキャリバーがコンステレーションに搭載されたかは未確認.おそらく、Cal.352 は短期間でCal.354 に代わったのではないだろうか.ただし、これはあくまでも推測の域を出ない」

「・・・さらに1949 年にクロノメーター化されたCal.352 が登場.年代から考え、これが最初のコンステレーションでは、と思われるが、オメガの発表では最初のコンステレーションはCal.354 である.Cal.352 とCal.354 の大きな違いは、前者が 30mmクロノメーター同様のカム式緩急針微調整装置付きであるのに対し、後者はスワンネック型調整装置付きという点だ」

同130 ページ、栗崎賢一氏.「栄光あるコンステレーションは、1949 年に開発されたCal.352 から使用されたことが、オメガ社博物館の資料から読み取れる.Cal.352 はU字型ではなく、丸型の微調整装置が付いているが、以前私が見たCal.352 はコンステレーションではなくクロノメーターの表示であった.もし、あったとしてもCal.352 の数は少なく、Cal.354 が本格的なコンステレーションのスタートであった.」

同145 ページ、栗崎賢一氏談話.「私はCal.342 のセンターセコンド・バージョンであるCal.352 が、もしかしたら最初のコンステレーションではないか、と推定しています.しかしこれは資料にもはっきりと書かれていないし、残念ながら実物をまだ手に入れたことも、見たこともないんです.ただ、以前このことを雑誌に書いたら、あるお客さんから、Cal.352 でダイヤルにもコンステレーションと書いてあるのを持っている、という情報をもらったんです.しかし、その方は大阪にお住まいなんで、まだ見せてはいただいていないのです.」

2004年1月に、ヤフーオークションに「キャリバー352を搭載したコンステレーション・ファーストモデル」が出品されていました。残念ながら縁がなく、私は落札できなかったのですが、この出品者のかたはスイスのオメガ本社に照会し、「Cal. 352はファースト・コンステレーション・キャリバーで、1949年から製造され、コンステレーションには1952年から使用された。」とのコメントをFAXでいただいたそうです。