| コンセプト |
はじめに |
わたしたちは、日本に於ける住まいの問題を考えてみました。
住宅はに関していえば約15~20年のサイクルで解体され建てかえられ、また、築30年の家を古民家と表現する
風潮がみられます。これはとても異常です。
更に、高齢・過疎化などによる放置状態の空家が大量に発生し、首都圏においても少し古いタイプの賃貸住宅では
長いあいだ空室状態が続き、地方の商店街は例外なくシャッターが降りたままでいます。
一方では、さまざまな事情から住まいを失くして生命の危険にさらされている人たちの姿が、
珍しい風景ではなくなってしまいました。
これらの問題に取り組み、いくつかの段階を経た結果、住まいづくりの構造(システム)そのものが諸問題の根底にある
ことに改めて思いおよび、更に、住まいづくりの原点「セルフビルド」が、多くの住宅問題の解決に繋がることの確信を得
ました。
セルフビルドは、自力で建設するとか自分で建てることを指しますが、セルフハウジングは、より広く「自分らしい自分の
住まいを自分で創る」ことを表わし、より深く「みずから住まいづくりに係わる」ことを意味しています。
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日本に於ける住宅の問題点 |
1.住宅の取得費用が高く、価格構成が不透明
2.各種の偽装問題の発生
3.異常に短かい耐用年数
4.世帯数を大幅に上回る住宅戸数と大量の空家
5.ますます広がる住宅の没個性化
6.家電製品と新建材で固められる商品としての住宅
7.放置されたままの空家と空室
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問題が発生するメカニズム |
1.発注方式による重構造の発生
2.続く新築優遇税制によるスクラップアンドビルドの政策
3.供給する側と需要側の乖離
4.住宅に根づいてしまった工業生産化と規格化、商品化
5.不思議な不動産手数料の仕組み
6.職人たちの疲弊
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問題を解消する方法 |
1.慣習を見直し仕組みを変える
2.壊さず長く活かすための設計
3.暮らしにあわせて容易に成長・変化できる構造
4.住まいは一品生産(オーダーメイド)という考えかた
5.建物オーナーの意識改革
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わたしたちの提案 |
1.業者まかせにしない
2.個人間取引きの推進
3.在来工法(木造軸組)のすすめ
4.セルフビルド
5.材料施主支給(材工分離)
6.工種別分離発注
7.出来高払い制
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自分の家を自分でつくるという当たりまえの発想 |
セルフビルドは決して新しい手法でも珍しい手法でもありませんが、家を「買う」という考え方からは対極に位置する手法です。
日本にハウスメーカーと呼ばれる業界が出現し、工場で生産された部材をを現地で組み立てる方式が建築の原風景を変え、
以来、施主である建築主と建築職人の密度を急速に薄くしました。施主は自分の家へのこだわりを担当の営業マンに伝えま
すが、商品を販売するための専門家である営業マンは、施主のこだわりや変更という分野は大の苦手です。
こうして、ますます、家は施主がつくるものでも建てるものでもなく、買主という立場でメーカーの薦める商品を買うものと、
すっかり変わってしまったのです。
しかし、決してみなさんは家を建てることを諦めてしまったり、家を買うことに違和感を覚えなくなってしまったわけでは
ありません。
家を建てるなら家を直すなら、こんなふうにしたいあんなふうにしたいとそれぞれに強いこだわりがあります。
逆にいうと、そのこだわりと思い入れがあるからこそ家を建てるのですが、、、。
わたしたちは、昔の家づくりに全部を戻してしまえばいいと思っているのではありません。
画一化されてしまった家を買うのではなく、ひとりひとりの暮らしかたや個性を取り入れた、豊かな家づくりを薦めたいのです。
セルフハウジングすることによって、土地探しから住宅取得までの全プロセスに施主が深く係わることで、住宅の抱える
諸問題を解消し、家づくりの楽しさを桁違いに倍増させます。
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