国土交通省が31日発表した平成21年上半期(1〜6月)の新設住宅着工戸数は、前年同期比27%減の39万6890戸となった。上半期ベースでみると昭和40年(38万8544戸)に次ぐ過去2番目に低い水準。減少幅も同49年(33・6%減)に次いで過去2番目の大きさだった。雇用環境の悪化や所得の低下が響いた。
6月は、前年同月比32・4%減の6万8268戸と7カ月連続のマイナスとなった。特に落ち込み幅が大きかったのが分譲マンション。契約が伸びないため販売者側が在庫調整を進めたことで、68・2%減の4592戸となった。60年に現在の統計方式を導入して、単月ベースでは最低の数値となった。
今後の見通しについて、国土交通省では「雇用、所得情勢を踏まえると、当面の間は好転も見込めず厳しい」(建設統計室)との見解を示している。
一方、住宅生産団体連合会が、展示場の営業責任者などを対象として実施した住宅業況調査報告によると、7〜9月の総受注棟数は、4〜6月の実績に比べプラスとなる見通し。しかし受注金額は単価の下落傾向から横ばいと見ており、明確な回復傾向をたどるには、まだまだ時間を要しそうだ。