現行の家づくりの仕組みが問題を生んでいる

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メーカーの展示場戦略に嵌まらない
建物を建てたり増改築を検討するときに、多くの方々はマイホームセンターや展示場を家づくりの参考のために訪れますが、そこには、一切の生活感を払拭した空間があることにすぐに気がつきます。この仕組みが迷いを生み、楽しいはずの家づくりが妥協に変わる第一歩となります。
住まい、暮らしが妥協の結果であっていいはずがありません。



家を買うか住まいをつくるかの違いを明確に
住まいづくりや家づくりが、家電製品や車の購入とは明らかに違うものであることを理解しましょう。
家電や車を自分でつくることはできなくても、家は自分で建てることができ住まいは自分でつくるものだからです。



コストの差を考える
ほとんどの建材(建築材料)は個人でも買うことができます。仕入れ原価を識ることで、全体のコストがわかり適正に配分することができます。
商品としての家を買うことから、家を自分で建てることに変えるだけで、大幅に建築コストが下がります。



工事の中身を考える
建設・建築業者といってもそれぞれの種類によって細分化専業化されています。その種類は多岐にわたり、1棟の住宅建築に係わる業種だけでも16〜17の専門職がありなす。
一般的な住宅の建設においては、高度な技術や経験が要求されるものはありませんが、 なかには自分でやると割りに合わないものや許認可や免許が必要な種類もありますので内容によって分別すればいいことです。



図面にしてみる
自分の思いを図面にしてみることが大切です。上手くかけるかどうかは一切関係ありません。
図面にしてみることが具体的な家づくりの始まりです。
また、建築の実務においても全てが図面を基にして進められますから、もっとも基本的なることです。



工務店の仕組み
請負う工事によって毎回その種類と規模が変わりますので、工務店は全職種にわたる社員や技術者を抱えることはありません。
そこで、工事ごとに外注・下請け・孫請けなどの重構造がうまれます。
実際に現場を施工する技術者や職人からみた発注者は元請けとよばれる工務店で、建築主や施主ではありません。



ハウスメーカーの仕組み
ハウスメーカーは、自社ブランド製品の販売が目的であり、その規模の大小を問わず直接施工することはありません。
その組織の下に地元の協力下職会をつくり、メーカーが受注した工事はそのメンバーと請負契約をするシステムを採ります。
メーカーの受注力が大きければ安定した仕事量が見込めることになりますので、請負う金額が低くても独自の営業力に乏しい職人のほとんどが、この形式で企業に雇用されています。



現場への影響を考える
大規模なビルでも一般の住宅でも、新築増改築に関わらず実際に施工を担当するのは従来どうり大工さんであり各種の職人です。
建設の全ての仕組みが、この図式と重構造で成り立つために、さまざまな皺寄せが現場に発生します。



建築主の関与度合いの濃淡
現在の建築システムでは、建築主である施主が直接関与することはほとんどありません。
逆に頻繁に顔を出すことにより現場にはさまざまなトラブルが生じてきます。
それは、ハウスメーカーが現場と建築主の距離をつくってしまった結果です。
従来の家づくりは施主の指揮のもとに一貫しておこなわれましたが、現行の仕組みが、それを変えてしまいました。
いちばん簡略な形でも、施主→営業マン→上司→工事部の責任者→監督→下請けの親方→職人へと繋がるフローチャートですが、規模が大きくなるに従ってクッションがふえ更にチャートが複雑になってきます。



複雑な重構造を簡単にする
住まいをつくるにあたって複雑でいいことはひとつもありません。いちばん簡単明確にするのは自分で建てることです。
しかし、そうはいっても仕事もあれば経験もないのが当たり前ですから、妥協してしまうのでしょうが、直接工事に携わるのは職人であることをしっかりと認識すれば家づくりを簡単な仕組みに変えることができます。



家づくりを楽しむ
簡単な仕組みにするメリット
1.コストの大幅な削減
2.コストの透明化
3.現場に施主の意向が反映される
4.こだわりの表現ができる
5.施主の指揮で現場が動く
6.手抜きも偽装もない
7.工程と工事内容がわかる
8.途中の変更が簡単
9.必要な箇所と後回しでもよい箇所の判別ができる
10.見えない箇所の構造がみえる
11.工事途中の倒産の心配がない
このようにメリットがいっぱいですが、いちばんのメリットは家づくりが楽しくなることです。
施主と遠すぎた家づくりが身近なものになり、自分の住まいをつくる喜びが実感となります。







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