さて、米国製リールの話で脱線してしまいましたが、「コイはカーブを釣れ」「レンギョは流速を釣れ」というのが小西氏の経験に裏打ちされた言葉です。
大河川の場合、カーブの内側には水流を防止するために、乱杭や護岸が作られており、その下はえぐれていて、ながれは緩く底は泥底。このような淵にコイが居る。一方、その沖合の流心やカーブの反対側は砂底で、そこにはレンギョが遊んでいるという分析です。
利根川中流のレンギョの産卵場付近の流速は毎秒1m。十分で600mということになりますので、人間の歩く速さとほぼ一緒。この流速がレンギョには合うようです。この流速では、6〜7号ラインで10〜12号のオモリを、流れに直角に投入しても止まる強さです。逆にこれで止まらぬような流速ではレンギョも釣れないという話です。
大事なことは、「コイとレンギョの居場所はずれているということ」。利根川や江戸川のような大河川では、5m以上の淵は結構あります。小生も感化されたため、その昔はコイを狙う場合、そのような淵をもっぱら攻めました。
今では、片瀬川や鶴見川のような浅い川ばかり攻めているので、この話はピンとは来ないのですが、大川ではそういう分布になるのでしょう。
でも単純な流心にはコイはいませんね。かならずストラクチャーや川のカーブで、流れに変化が出ているところに居るようです。鳥瞰図的に川の流れを読んで、川底をイメージし、そこを攻める、そういうことを同書は教えてくれました。やがて大学生になって、河シーバスを狙いはじめたときに、ここでの教えにはずいぶん助けられました。
流水や川底の話をすると、「潮位」のはなしにも触れねばなりません。同書によると感潮域では、やはり水位が高いときが良く、ソコリではコイやレンギョは障害物のそばに隠れてじっとしているので、寄せ釣りは難しくなると書いてあります。
寄せ釣りは魚が動く、上げ5分前後、満潮前の潮止まり直前、下げっぱな、をリコメンドしております。待ち釣りの場合は、ソコリでもアタリは来るのでしょうが、寄せ釣りや、小生のような流し釣りの場合は、ある程度回遊性がないと厳しいかもしれません。これは今の小生の時合きめにも応用しております。
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