エサをくわえ込むスタイルのコイに対して、レンギョの主食はプランクトン。したがってアタリも弱く、かつ口蓋が堅いということなので、フックアップが極めて難しい魚のようです。
そうなるとハリの選択がポイントになります。軸の短い「コイ鉤」や「イセアマ」「イシダイ鉤」などでは、フトコロが広いことも相まって、アワセたときにハリ先がレンギョの口に対して90度以上も外に向いてしまいます。このため外れてしまう確率が高くなっていることを指摘しております。
そこで、小西さんは引っ張ったときにハリ先がほぼ垂直に刺さるような「角セイゴ鉤」を推薦しております。このロジックは実際に針先をどこかに掛けて引っ張ってみればすぐに分かります。
そのうえ、小西さんはY字型ハリス(小間隔で二本並行したハリ仕掛け。一方が口に掛かり残る一方が下顎に掛かって大魚の動きを制御する)でダメ押しをしております。小生も使ってみましたが、このY字型ハリスは秀逸で、いまでも十二分に活用できるスタイルです。(下図)
エサについては、小西さんは科学的な見地から、いろいろな材料をトライしております。その昔、S20年代まではコイ用のエサといえば「サツマイモのふかし」か「イモヨウカン」といった類だけでした。
昭和30年代以降は調合エサがどんどん増え、やがてそれを調合して使うようになってまいりました。小西さんはその過度期に「トウフガラ」や「米ヌカ」などもトライして、成績を上げております。
伝統的なエサにこだわることなく、回りから笑われても、いろいろと考えてエサを開発していく様は、研究熱心で本当に頭が下がる思いが致します。
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