| コイのウンチク(#1) |


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今回はコイのウンチクについて述べてみたいと思っております。 大変身近な対象ですが、この魚の歴史は相当古く、実は紀元前まで溯ると言われております。 現在は中国から北はシベリア、南はインドネシア、西はヨーロッパの英国まで生息しているようです。 では原産地は?ということですが、各国の学者さん達の意見も割れていてまあ中央アジアがそれであるという説が最も多いようですが、なかにはドナウ川の下流部だという学者も居て、要ははっきりしておりません。 最も古い記述は、アリストテレスがリストアップしました500種の生物のなかにコイの記録がありますので、これからするとBC300年頃にはすでにヨーロッパ(ギリシア)には入っていたと言えるようです。 コイの学名はシプリヌス・カルピオといいますが、これは愛と多産の神様であるヴィーナスの住むサイプラスから来ていると言われています。従ってコイは多産の象徴として認められていたということでしょうか? 日本へは中国経由で入ってきておりますが、コイとなぜ呼ぶようになったのでしょうか? こういう説があります。 景光天皇の世(1900年前)に天皇が美濃の国に行幸された際、弟姫(おとひめ)という美女を見染めて求婚をしたところ、その美女は恥じらって竹林に隠れてしまった。 天皇は何とか誘いだそうと池にコイを放って朝夕監視しておりますと、女はコイを見たさに池の縁にこっそりと姿を見せたそうで、そこで情を通じたとされております。 (日本書紀) このように天皇の恋(コイ)に由来しているというのが、その後の文献にもでておりますので、コジツケではありますが恋と鯉はつながっているということです(そういえばヴィーナスって恋の女神でしたね)。 恋は生命力という訳ではありませんが、総じてコイの寿命は魚類では長く、通常では約15年、長寿のものでは60年となっております。 ところが、中にはとんでもないものも居て、ギネスにものっている岐阜県のニシキゴイは、鱗の年輪測定では何と宝暦年間の生まれ、210才を超える年齢だそうです。 それは特別としても環境さえ良ければ150年は生きることが出来るそうで、あらためてコイの生命力には驚きを隠せません。 参考文献:
「魚の文化史」矢野憲一著 講談社 |

