| 2008.05.02 |
○エクステ
栗山千明のキレイな髪の毛鑑賞&目とか口とかから大量の髪の毛が生えてくる嫌悪感だけのフェチ映画
ただ、それで終わってたらただのビバ栗山ムービーだったのだけど、悪役の髪の毛おじさんの造形の悪趣味っぷりが、羊たちの沈黙のオマージュっぽい行動と、ピーター・ジャクソン風味の頭の悪い悪趣味さが付加されててなかなか面白かった
元々は、栗山千明がでてるってだけで観る気になったんだけどね
なんか恨みを持って死んだ少女の遺体から、無尽蔵に髪の毛がはえまくり、眼窩とか耳とか爪の間とか眼球の間とかから口とかからこう、ゾロゾロと
一方、モルグの所員のおっちゃんてのがいて、髪フェチ
一人になると、毎日運ばれてくる死体をチェック、チェック、チェック!
この髪はダメ……これもダメ……とかつぶやいて、なんか髪フェチの琴線にふれるものがあったら、ハサミで切って、持ち帰る日々
ここにその少女の遺体が運び込まれたもんだから、もうグレートインプレッションな感じで、ウハウハいいながら死体ごと持ち帰る髪の毛おじさん
んで、おじさんの家で無尽蔵に生えてくる髪・髪・髪
しかしこれ、制作者、髪の毛ホラーに栗山千明起用したっつうより、まず栗山千明ありきで、おし、髪の毛ネタでいこう、とやったんじゃなかろうか
wikiによると、栗山千明自身は、髪の毛にこだわりがあるわけではなく、役柄次第でいつでも切るよー、みたいなこと言っているらしいのだけど、これを切らせる監督もなかなかいないか?
役柄の幅が減るのは難点だけど、ほとんどの監督は、たぶんこの髪は有効利用したい、と走りそうな気がする
だからホラーの出演が多いわけだし
ただでさえ日本人は、30過ぎた人でも欧米いくとハイティーンくらいにみられることもあるそうなので、栗山千明の容姿だと、欧米ではおそらくあと20年は「美少女」とカテゴライズされるんだろな
なんつーか、安藤希と栗山千明は、無条件にいいっす
栗山千明ってぇと、人でも殺してそうな目つきのクールビューティー、てぇイメージが強かったんだけど、笑って元気に移っていても、それはそれで伸びやかでいい表情を見せる
なんかしらんが、存在感があるなぁ、と
そりゃタランティーノのおっちゃんもファンになるわ
ただ、どうでもいいけどタランティーノ、えらいこと栗山千明に入れあげているらしく、彼女の関心を買おうというのか、ヘビーなアニオタである彼女と共通の話題ということでアニメ観まくって「おじさん、こんなに日本のアニメに詳しいんだよ〜」とゴキゲンにお勧めアニメとかいってたらしいんだけど、まあ、その気持ちはわからんでもない
ないのだが……よりによって、お勧めアニメが「THE KITE」と「MEZO FORTE」てのはどーよ
それ、海外版は無修正の、激エロ成年アニメじゃねぇか
そりゃ確かに、ストーリーの頭の悪さと、どうでもいいとこで無駄になめらかな動きで、出来はいいけどさ
基本的にはバカ&ハードエロアニメだぞ
X18だぞ
なんか、嬉々としてアニメを語るタランティーノおじさん(しかもエロアニメ)と、頭痛をこらえながらそれを聞かされる栗山千明、という、なんだか楽しい構図が目に浮かぶなぁ
○ひき逃げ
てぇほどじゃなかったんだけどさ
徒歩で買い物にでかけたとき、時速30くらいの車に、すれ違いざま「ゴツン」とやられた
肩
めっちゃ痛かったが、短時間でひいたんで、軽打撲くらいか
歩道がない細い道だったし、すこし風景みてたので、突然のことだった
ていうか徐行しろよ
俺の後ろには親子連れもいたぞ
文句の一つもいってやりたかったところだけど、その車はスピードあげて遁走
音したし、当たったの絶対気づいてるはずなんだけど、ナンバー確認する前に逃げられた
しかし、怪我がなかったからいいようなもんの、もし怪我してたとしても、こういうひき逃げって、実際捕まらないんじゃなかろうか
車の車種に詳しくないし、当てられたほうは、まず自分の痛みでいっぱいいっぱいになるだろうから、とっさにナンバー確認なんてできない
強いていえば車の色くらいか?
目撃者もいないし
車に因果関係がわかる程度のキズがつかないと特定は無理だし、「車が凹むくらい」の衝撃なら、やっぱり歩行者はもっと痛みで悶絶してるはずだから、無理
それに、警察は基本的には「できること」しかしないから、困難が予想されるひき逃げなら、きっと「さがしてみるけど、難しいですね」で実際は動かない可能性が高い
「歩行者優先」とはいっても、結局、自分で自分の身をかわすくらいしかないってことだから
「車に気をつけ名よ」という、昔おかんから何度も言われたことを再確認して、以後注意しよう
○いとしいしと……
てな具合ですよ
ゴクリの気分ですよ
瀬田訳版の指輪物語(中学生のとき、こずかい全部で買ったやつ)が、本棚にないですよ
うあー_/ ̄|○...
近年まれに見る失せモノだわ、これ
引っ越しを繰り返してるうちに、「旅の仲間」と「二つの塔」の下がなくなってる
すでに絶版で、映画以降でてるハードカバーのやつは、翻訳者が、前翻訳者の弟子にあたるひとで、細部がちがうらしい
カタカナ語が使ってあるから、「粥村」も、「なんとか村」つって、かっこいい名前になっちゃってるらしいし
それはそれでいいんだけど、はせおさんとか、粥村とか、パイプ草とか、そういうので育ったもんだから、どうしても違和感あるんですよ
翻訳者の手落ちとかじゃなく、単純に、僕にとってのオリジナル訳が、たまたま瀬田訳だっただけなんだけど、それだけになんだか愛着があるんですよ
あの無理矢理漢字訳が
タマ数は出てる本だから、気長にBOOK OFFまわってたらみつかりそうだけど、絶版でファンも多いこと考えると、市場から消える危険もあるかも
○RED
山本直樹の「RED」1巻がでていたので、いまさら読んでみた
連合赤軍事件を画いたものだけど、当時のメンバーそれぞれが書いた手記を元に、克明に起こしていく作業をやっている
なので、他の作品で光る、胸がチクリと痛むような、でも懐かしさと切なさがないまぜになって、めったに読まないけど年に一度くらいは手に取る心理描写が、今回は封印されている
時折、それぞれの表情などのかき分けで感情が見えたりすることもあるんだけど、あくまでそれは踏み込んだ描写じゃなくて、誰の目にも過不足なくみてとれる、「みたまんま」のもの
連合赤軍事件、というか、学生運動などを扱った主題はわりと好きで、警察側からの視点と、リンチ殺人首謀者、殺されたメンバー、あるいは押井守のケルベロスサーガに至るまで、わりと好き
この作品の最大の仕掛けは、やはり一部の登場人物に振られた「ナンバリング」だろう
喫茶店で会話している4人とかがいて、そのうち一人だけ、頭に「C」とか書かれているのである
それも、固定番号で、同じ人物には同じ番号
これって、山岳リンチ殺人事件での犠牲者の順番なんだな
過激な犯罪運動家である反面、若いだけに学生っぽく和やかなシーンがあったとしても、常にこのナンバリングが「死」を連想させて、それがすこぶる居心地が悪い
だが、この居心地の悪さが、赤軍モノの魅力でもあるのだ
ナンバリングされた人物は、、ぱっとみ普通だったり、女に懸想したり、事実そんな小人物なんだけど、あー、やっぱこいつも殺されちゃうんか、つーかナンバーEってことは、それまでのナンバーふられたやつにとっては、殺人の実行犯でもある(強制されたとしても、そもそも山岳ベースに育児点で自業自得というきもする)んだよな、とかね
この「趣味の悪さ」は、いかにも山本直樹独特のものがあって、この一点については、他作品と同じ香りがするのだ
山本直樹の作品は、ドエロ、ちょぃエロ&青春もの、ちょぃエロ&スラップスティックと幅広いんだけど、この「なんとも居心地悪いんだけど、無視すると今までの自分自身の苦悩とか経験から目を背けるみたいで、やっぱり年一度くらいよんじゃうなぁ」というのが共通している
今日日、ここまで作風とスタンスを変えない作家も珍しいんじゃないだろうか
ついでに
僕が生まれて初めて読んだエロマンガは、姉貴が所蔵していた「森山塔」名義の山本直木作品「なんかへんな気」でした
漫画の性的描写への規制がゆるくなった間隙を縫ったような作品で、ドエロでロリで、まあなんですか
そのときパクったまま、今でもうちの本棚にあったりします