鈍くさい人間と比べれば、猫はオリンピック選手ばりのアスリート―― と思いきや、多くの現代猫は運動不足による肥満が悩みの種。ネズミの減少で狩猟本能が退化したり、春の睡魔のせいで寝たきり生活に陥ったり、同居人間が貧乏で走り回る広さがない家で暮らしていたりと原因は様々。悲しいかな、猫には会員になれるスポーツクラブがありません。アブトロニックを装着しようものなら心臓麻痺を起こすでしょう。でも、諦めないで!テレビに飛び乗ろうとして落っこちた貴猫も、ゴハン皿へダッシュする途中でコケた貴猫も、そろそろシェイプアップが必要です。飛べばブブカ、走ればルイス、球にジャレれば中田ヒデ…そんな猫に返り咲こう!


 
太りやすい家猫生活を送る、えぼまく倶楽部の面々…(身繕いと栄養補給以外に)美容と健康のためにどんな努力をしているのでしょうか?何もしていないだろうという憶測が飛び交う中、それぞれの言い分を聞いてみましょう!



“エボシは大柄ですが、太っていません。その証拠に、体重は一回り小さいマクズと同じです(マクズが特に重いだけという噂もありますが)。体力とプロポーション維持の秘訣は‘遊び心’ですね。5才を過ぎた今でも猫ジャラシには目がありませんし、朝方はアサリ&シジミと一緒に運動会しちゃってます。
精神年齢が低い、気持ちが若いんですよ!ネーネが何かを丸めて投げると、真っ先に飛びついてしまいますしね(←大抵の場合は鼻をかんだティッシュなの…エンガチョ)”



“マクズは食っちゃ寝生活をしていて、少しも運動してないなんて言う輩が世間にいるみたいですが
―― それは真っ赤なウソです!はっきり言って、我家でマクズほど運動している猫はいません。しつこくベタついてくるアサリ&シジミから逃げ回り、プロレス技を仕掛けてくるトラジャから逃げ回り、ブチュ〜♪を迫るネーネから逃げ回り、時には風呂に入れようとするニーニからも逃げ回る…猫界の高橋尚子とでも呼ぶべき、スリル満点のマラソン・ライフを走り続けているのよ”



“オツムは使いモノにならないでチュが、身体能力は天下一品な体育会系猫と言えばトラッチのことでチュ!格闘技が得意で、他猫を相手に日々特訓を積んでるでチュ。以前はすぐ逃げちゃうエボシ姉ちんとマクズ姉ちんしかいなかったんでチュが、現在は凶暴なアサリ&シジミを相手により高レベルなトレーニングに余念がないでチュ。最近はキッチン・カウンターから冷蔵庫へ一気に飛び乗る大技も身につけて、自分だけの寝場所をゲットしたでチュ(少し埃っぽいでチュが…)”



“アチャリとシジミはスポーツ万能だっち!猫ジャラシやネズミの玩具を目にしたら、舌出してハァハァ息切れするまで止まらないんで〜ち。でも、これはただの遊びじゃないっちよ。厳しい世の中を生き抜くための大切な訓練なんで〜ち。その甲斐あって、他猫から寝場所を奪う強力な猫パンチ力が身についたっち。ジャンプ力も強化されて、より高い障子の桝目を破ることにも成功したんで〜ち。でも、一番嬉しいのは…人間の食べ物盗んだ後の逃げ足もスピードアップしたこと!”







股にはさんだ指
オススメ度:★★★★★
人間怒り度:★★★★★
爪を立てたら血を見ることも…
何にでも興奮しちゃう仔猫にも、ありきたりの遊びでは燃えない成猫にも大好評!一瞬で出たり入ったりを繰り返し、素早い反射神経が要求されます。是非、試して!
電気のヒモ
オススメ度:★★★★☆
人間怒り度:★★★☆☆
電気は大切にしましょう
集中力を向上させ、猫パンチの強さを養う一匹遊びの定番。電気を点けたり消したりするのが上手になったら、面白ビデオに撮ってもらってテレビ局へ送るのもオススメ。
紙 袋 ほか
オススメ度:★★★★☆
人間怒り度:★☆☆☆☆
なぜか惹かれる魅惑の穴
紙袋やダンボールを見たら、猫は入らずにいられません。運動にはならないけれど、体重計が使えない猫も入れる紙袋のサイズによって肥満度がチェックできちゃう。
ティッシュペーパー
オススメ度:★★★★☆
人間怒り度:★★★★☆
資源の無駄なんて言わせない
爪に引っかかり難いティッシュを取り出す遊びは、手先の器用さを向上させます。また、見つかると人間が激怒するので、逃げ足の速さもトレーニングできて一石二鳥。
耳掻き
オススメ度:★★★☆☆
人間怒り度:★★★★★
先っぽのフサフサがたまらない
鳥の綿毛が施された耳掻きは失いかけた狩猟本能を目覚めさせてくれます。でも、使用中にジャレつくと、人間に悲鳴を上げるほどのダメージを与えるので注意して。
脱ぎっぱなしの靴下 ほか
オススメ度:★★★☆☆
人間怒り度:★★☆☆☆
洗い立てより使用済みが人気
靴下や手袋は、獲物をもてあそぶ快感を疑似体験させてくれます。でも、興奮し過ぎて喰いちぎりたくなる誘惑には負けないで。使用済み靴下はとっても不潔です。
他猫の尻尾
オススメ度:★★★☆☆
人間怒り度:☆☆☆☆☆
仔猫にウケる定番中の定番
仔猫向けでも他猫の尻尾は‘生きてる獲物’。予測不可能な動きは、限りなく実戦に近い訓練になります。ちなみに、自分の尻尾にジャレるとバカ丸出しなのでペケ。
ボトルキャップ
オススメ度:★★★☆☆
人間怒り度:★★☆☆☆
だらしない人間と暮らす方に
捨て忘れられたボトルキャップはオールラウンドに猫の運動能力を鍛えてくれる貴重なアイテム。でも、人間にとってはゴミなので見つかるとすぐに捨てられちゃいます。
ソファ ほか
オススメ度:★★☆☆☆
人間怒り度:★★★★★
落雷覚悟で爪とぎしますか?
ソファや布張りの椅子は恰好の爪とぎスポット。何度となく同居人間に叱られても、やめられないのは正に野性の証明でしょう。でも、実際は何の効果もないんです…
コンセント
オススメ度:★★☆☆☆
人間怒り度:★★★★☆
抜けていないと感電死しちゃうよ
節約家の人間と同居する猫にとっては、手っ取り早い猫ジャラシと化し、蛇やミミズを獲る醍醐味を家庭内でもそこそこ満喫できます。でも、噛むと人間が激怒します。






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さて、今回のテーマは…「何故にマクズは太るのか?」です

ちょっと、何よそれ!家猫の肥満対策について語り合うんじゃなかったの?

でチュから、マクズ姉ちんこそがその議題に沿った恰好の症例なんでチュ ―――

あ・の・ね!何度も言ってるけど、マクズはグラマーなんであって、デブとは違うの!

マクズおばちゃん、いいかげん目を覚ますっち!このままじゃ、末は動脈硬化、糖尿病、脂肪肝に関節疾患を引き起こして生活習慣病の巣窟と化すっちよ!

シージは体重2.8キロ、体脂肪率16.2%という抜群のプロポーションで〜ち。それに対して、マクズおばちゃんは体重5.4キロ、体脂肪率26.4%という悲惨な数字が出てるんで〜ち

アンタより5年も長く生きてるんだから当然の結果でしょっ!

確かに、仔猫と比較するのは厳し過ぎるかもしれませんが…同年齢のエボシと比べてもマクズが太り気味だという事実は否めません。エボシも体重はほぼ同じ5.4キロ前後ですが、マクズより胴体と尻尾は5cm近く、手脚は2cm以上も長いんです。明らかに反比例してますよね

ウッ!(冷や汗)――― でっ、でも避妊手術後のホルモン・バランスの影響もあるし…

トラッチも避妊したでチュが5キロもないでチュ。そこで、下記の表をご覧くださいでチュ!


これはマクズおばちゃんとアチャリ&シジミの平均的な一日の過ごし方を図にしたタイムテーブルだっち。解説するまでもなく、その差は一目瞭然だっち!

まるで寝たきり老人みたいな生活なんで〜ち!こんなじゃ、せっかく持って生まれた猫の優れた運動能力が退化しちゃうんで〜ち!

現にトラッチは、マクズ姉ちんがキャットタワーに乗ろうとしたけど届かなくて落っこちる姿を目撃したでチュ!さらに、本棚に乗ろうとして落っこちるのも見たでチュ!また、キッチン・カウンターに乗ろうとして落っこちるのも見たでチュ!あと、テレビに乗ろうとして落っこちるのも見たでチュ!それと、パソコン机に乗ろうとして落っこちるのも見たでチュ!それどころか、ソファに乗ろうとして落っこちるのも見たでチュ!あまつさえ―――

イヤ―――――――――――― ッ!もう、やめて―――――――――――― っ!

やめません。これは貴猫のためを思ってのことなんです。まずは怠惰な生活を改善して、我家のデブNo.1という汚名を返上するよう頑張ってもらいたいんです。アサリ&シジミを御覧なさい。ゴハン泥棒をして他猫の何倍も食べているのに、あんなにスリムなのはどうしてだと思います?たくさん食べてもその後は元気に遊ぶという健康的な毎日を送っているからなんですよ

でも、マクズはもういいオトナよ!ガキみたいに遊んでばかりいられないわ

仕事が忙しいとでも言うっちか?

マクズおばちゃんは無職なんで〜ち!プーなんで〜ち!「ブタのプーさん」なんで〜ち!

あ〜ん、もう!どうせマクズは脂肪太りで、水太りで、新陳代謝が悪くて、骨盤も歪んでて、カルシウム不足で、猫背ですよっ!でも、今回は何でマクズが太ってるかをケース・スタディとして考えるんでしょ?ぐうたらで、だらしなくて、面倒くさがりで、朝寝・朝酒・朝湯が大好きだから太ったってことは認めるけど、もう一つ踏み込んでマクズがそんなに怠惰になったのはどうしてなのかってことも考えてよ!

それは…生まれ持った気質じゃないんでチュか?

違うもん!昔はマクズだってアサリ&シジミみたいに、よく食べ・よくジャレる快活な仔猫だったのよ!なのに、エボシの好みに合わせて動く猫ジャラシのスピードが動体視力の低いマクズには速すぎて遊び心が失せてしまったの。トラジャの容赦ないタックルのせいで心臓麻痺になりかけてからはプロレスから引退せざるを得ないほど闘争心も失せてしまったし…

その調子で、アサリ&シジミの並外れた卑しさに圧倒されて食欲も失せてしまえば、バランスが取れてたのにねぇ…

でも、何よりもマクズの腰が重い猫格形成に影響を及ぼしたのは…下記参照↓


うわっ!こうやって見ると、ネーネってサイテーの人間って感じでチュ!

「ペットは飼い主に似る」って言うじゃない?マクズはペットでもなければ、ネーネを飼い主だなんて思ってないけど、こんな人間と同居してたら知らず知らずでもやっぱり影響受けちゃうと思うのよね…要するに、悪いのはネーネってことよ!マクズは被害者なのっ!

…でも、不思議なことにマクズ以外は誰も影響を受けてません。さぁ!マクズ、どう説明する?

※私の「平均的な一日」として提示されたタイムテーブルは、悪意を持った第三猫によって故意に捏造されたフィクションであり、私の実際の日常生活とは何ら関係ありません。そもそも、「一日」と称しながら午前6時〜午後11時までしか記されていない点に卑劣極まりない陰謀を感じずにおれません。クリエイティブな職種を生業とする都合上、私は創作意欲が研ぎ澄まされる深夜から早朝にかけて主に仕事をしており、問題のタイムテーブルのような毎日を決して送ってはいませんが、例え送っていたとしても、早朝まで寝ずに職務に励んでいるわけですから、昼日向に多少寝ようが、怠けようが、ポテチを貪ろうが、誰にも文句を言われる筋合いはありません。夫であるニーニにも理解してもらえるようきちんと調教して、話してあり、家族の了承も得ております。いずれにしても、本件は著しく私の名誉を傷つけるものであり、このサイトの企画担当猫に強く抗議の上、謝罪と訂正を要求いたします。なお、先方に誠意ある対応が見られない場合は、猫ゴハンの一日一回への減給と週一回シャンプーの刑を同居猫・Mに宣告致します。(by 怒涛のネーネ)




 



 


 
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