電波系姫様(♂)ハヤテの華麗なる一日



*注 このページでは、クリックするとハヤテ姫を崇めるための花吹雪が舞います(笑)。時々ハヤテ姫を崇めつつお読み下さい。




朝。
アタシを起こすのは、厚い壁の向こうでよその国の歌を熱唱しているオヤジの声。どうしてオヤジって必ずお風呂で歌うのかしら?



アタシの住んでるこのお城、古いけど防音だけはガッチリ。だからアタシのメイドたちには聞こえないんだろうけど、アタシのこのシャープな耳はどんなに些細な音も拾っちゃうのよね。 優秀すぎるのも考え物だわ。



ああ、弟も起きたみたい。メイド達を起こそうと必死ね。あらあら、どんな生き物も





首は急所よ。





ゲンマさんの体重6kgメガトンプレス




それをそんなにぎゅうぎゅう押したら、さすがに死んじゃうんじゃないかしら。実際つぶれたカエルみたいな声出してるし。なんだか「ゴリゴリ」って鈍い音もしてるわねえ。



あーあ、そんなに頑張んなくたって、欲しいものがある時は一言かわいく「ちょうだーい」って言えば、この人達速攻飛び起きて、いそいそなんでも準備するのにさ。



ま、おもしろいからしばらく見てよっと。












ま、今日の朝食はまあまあだったわね。
あら、ゲンマ、アンタコレ食べないのね。



いただくわ。






ピンクがハヤテ姫の器です…。





ん?なによ?何後ろでにゅーにゅー泣き言いってんのよ? 「隠しておいてまた後で食べるつもりだったのにー」って? 何言ってんの!人生は戦いよ!食べられるときに食べておかなきゃ、勝てる戦も負けちゃうわ!



ふー、さすがに二人分食べるとお腹いっぱいね。 さ、毛づくろいしなくちゃ。レディの嗜みだもの。



…しかし我が弟ながら、ゲンマ、アンタって毛づくろいがつくづく下手ねえ。 やればやるほど毛が逆立つなんて、ある意味才能よ。しかもお腹つっかえて、背中やしっぽまで届かないしさ。 ごらんなさい!アタシのこの美しい毛並み! 華麗かつ入念な毛づくろいのたまものよ。アンタも精進する事ね。 まあ、アタシレベルの美毛に到達するのは無理だろうけどさ。












さーて、食後の見回りにいかなくちゃ。
馬を呼ばなくちゃね。




 アカ!アカはどこ!




馬です。





さあ、アタシを乗せて城を一周するのよ!馬は2頭いるけれど、大きめのアカの方が見回りには最適。アオだと冷蔵庫の上や本棚の上段まで目が行き届かないのよね。 隅々まで気を配るためには、まずは馬選びから。ああ、国を治めるって、



ホント、大変。



あ、アカ、ソファの上にいつものお布団敷いてね。一仕事終わったから、アタシの美しさの秘訣





「ビューティ・スリープ」の時間だわ。





ああ、国を守る以上に「美を保つ」ってホント厳しい試練よね。アタシのこの日々たゆまぬ努力、美に無関係なメイド達には所詮計り知れないでしょうけど。





ビューティスリープその1







はん!アタシのこの鋭い爪の前には、あんたたち象なんてまるでネズミよ!オーホホホ…ホ…
…ハッ!Σ( ̄□ ̄) 夢?夢だったのね。ああ、あの日のアフリカの思い出がよみがえるわ…





あら、もうお昼じゃないの。どうりでメイド達がキッチンで何か漁ってるはずだわ。アタシもハンティングで疲れたことだし、ちょっとお腹を満たそうかしら。



さ!ごはんにしてちょうだい!



…はぁ?何コレ。ダイエットぉ?なーんでこんなに引き締まった魅惑ボディを持つアタシが、弟の



「ガンバレ!ゲンマ!せめてぽっちゃり☆大作戦」



につきあわなきゃならないのよ?!否!答えは断じて否よ!…そうそう、最初から素直にそうやってシャケ缶出してればよかったのに。



ふう。使用人の教育も一苦労だわ。
さて、と。身だしなみも完璧だし、ちょっと優雅に窓から下界でも眺めようかしら。 ご近所に、窓際で佇むアタシを「なんて麗しい」って見つめてるファンがたくさんいることだし。 期待に応えるのも上に立つ物の務め。さあ!ご覧なさい!!




窓際の美少女(違)







………………退屈だわね。





アカ!アカはどこ!




遊んであげてよ!ボールにする?ヒモにする? アタシは「にゃんだろー光線」がいいけど。え?猫じゃらし?あっそう。だから「にゃん光」がいいんだってば。うん、だからさあ、おもちゃならなんでもいいんだけど、くるくるヒモじゃなくて





「にゃ・ん・光。」




猫まっしぐら!





よっしゃー!きたきたきたー!!!今日こそ息の根止めるわよー!!! あっ!ちょっとゲンマ!そこ動くんじゃないわよ! アンタを踏み台にしたら、あれにとどくはず…って、逃げんじゃないわよ!弱虫!キーッ!悔しい! アタシに捕まえられないものなんて、この世に存在するわけがないわ!!うりゃーっ!!








(30分経過)
………………つまんない。
つまんないわ。何あれ。壁でちらちらしちゃって、馬っ鹿じゃない? あんなのにひっかかる猫がいますかってーの(怒)。 ゲンマ、まだあんなの追っかけてんの?あーあ、やっぱりオコサマね。アタシに捕まえられない獲物なんて、存在意義のかけらもないのに(怒)。



ちょっと!アカ!いつまでそんな物で遊んでんの?アタシは寝るわよ!ふわふわお布団、はやく敷きなさいよ!!





ビューティスリープその2 in ふわふわお布団










カタン。ジャーッ。





………うーん………何?水の音?この音はキッチン? ………じゃなくってこれってバスルームからじゃないのおおお!冗談じゃないわっ!!ダッシュ!
やっぱり…誰か中にいるのね!ドアが閉まってる!アタシの城でアタシに断りなくドアを閉めるなんて…!



誰?!誰なの?!姿を見せなさい!(ガリガリガリガリガリ)
くーっ!しぶといわね!開けなさいってば!!(ガリガリガリガリガリガガガーッ)



このドアが閉まるたび、中で何かおもしろそうな音が聞こえてくるの。アタシは知ってる。 あの音は真ん中の白くて固くて丸い「といれ」ってものから聞こえるの。メイド達はアタシが知らないとでも思ってるんでしょうけど、



そうはイカの塩辛。



アタシは秘密を知ってるのよ。 あのフタを開けると、中で水がぐるぐる廻ってるの!廻ってるのよ!!今日こそ見逃してなるものですか!



あっ、開いたわ!アカ!犯人はアンタだったのね!どうしてドアを閉めるのよ?! 許せないわ!許せないわ!とにかくアタシを背中に乗せなさい!



…ふう。さ、このままあの白くて丸いものの所へ…あっ!フタが閉まってる!しかも音もしないし! キーッ!どうしてかしらどうしてかしら?!アンタのせいよ!アカ!(ガブリガブリガブリ)



…怒ったらお腹空いたわね。さ、キッチンへ行きましょ。あ、アカ。ゆっくり丁寧に歩くのよ。 なんてったってアタシを乗せてるんだから。






やっぱり馬です…。








ディナーはシーフード。 まあまあってところね。あら、ゲンマったら毛づくろいもそこそこに遊び始めたわ。



あっ!またあの青いボール!あんな小汚いボールの何がそんなにいいのかしら? あの子、あれくわえるとずーっと何かしゃべってるのよね。 多分メイド達のおしゃべりを真似してるんだろうけど、「ぐぬぐぬむにゅー」って、それ何語?訳分かんないわ。 しかもあんなうれしそうに走り回っちゃってさ。
あーあ、幸せそう。ふふふ。よっぽど好きなのねえ…





奪ったろ。





さ!ゲンマ!それをこっちにお寄こし!!(ぽかぽかぽかガブリガブリガブリ)
ハハハハハ!楽勝!!あの泣きそうな顔ったら!さー、これどっかに隠しちゃおーっと。



あれ?何よゲンマ?そんなに好きなオモチャなのに、追っかけてこないの?アタシから取り返そうとか思わないの? 何それ?つまんなーい!


じゃこんなの





捨てちゃえ。(ポイ)











………退屈だわね。
あ!アオがソファに座ってゲームしてるー!頭の上に乗っちゃおーっと。


姫様くつろぎ中。



はー、いつ乗ってもアオの頭っていい感じ。んー、でもちょっと座りが悪いわね。 この辺掘っちゃお(ガシガシガシガシ)あははアオってば「痛ーい!」だって。泣いてる泣いてる。
よっしゃ。





もっと掘ったろ。





あはは「きゃー!」だって。うずくまってるうずくまってる。 時々こうやってアタシの真の強さと恐ろしさを見せておくのも悪くないわね。一国を治める者として、アメと鞭は使い分けは肝要。 アカもアオもゲンマも、普段アタシの「美」というアメの恩恵を受けすぎてあまりあるくらいなんだもの。 力ある者の怖さをわからせておくことも時として必要よね。



んー、すっきりしたら眠くなったわ。ちょっとビューティー・スリープ。
あ、アオ、くれぐれもアタシが寝てる間動くんじゃないわよ。ステキな夢を見てる時、邪魔されるのは嫌いなの。





ビューティスリープその3










やった!ついにやったわ!!このするどい爪!金色の毛並み!アタシはついにトラになったのね!!
…ハッ!Σ( ̄□ ̄) 夢?夢だったのね。くうう。惜しかったわ。





ん?なあに?アオったら。アタシが起きた途端にバスルームへ走ってったわ。なんなのよ。 3時間くらいおとなしく座ってられないのかしら。せっかくアタシが寄り添って寝てあげたのに。 まったく落ちつきがないわねえ。しょうがないから迎えにいってあげるわ。



………ちょっと!まだなの?!早く出なさいよ!!
このアタシがわざわざ迎えにきてやってるっていうのに!(ガリガリガリガリガガガーッ)





あ、アオが出てきたわ。さ、リビングに戻るわよ。でもその前に馬を呼ばないと。





アカ!アカはどこ!





おそいわよ、あんた。でもアタシは慈愛の天使だから許してあげるわ。



さあ、あんた達。一日ももうすぐ終わり。今日というこの日を、アタシと過ごせたことに感謝する時間よ! 崇めなさいな!称えなさいな!足りないわ!もっと!もっとよ!!


ハヤテ神降臨







………もういいわ。アタシもう寝る。部屋に帰ろーっと。



このアタシが寝るにふさわしい「クイーンサイズ」のこのベッド。広くてふかふかいい気持ち。 優しいアタシは、アオにも時々貸してあげるの。すっごく眠そうな顔して、フラフラ近寄ってきたかと思ったらぼそぼそ話すのよね。



「姫様、そろそろワタシ、ここで寝てもいいでしょうか? っていうか、これワタシの寝床なんですけど…ごにょごにょ…





何?最後のほう、聞こえなかったわ。アオったら普段リビングに寝てるのよね。なんでかしら?



ま、どうでもいいけど。














今日もアタシの王国を無事に守り果せたわ。
それもこれもアタシの力あってこそね。さすがアタシ。
けれど一国の主としての仕事は明日も続くの。
そのためにはがっちり眠って鋭気を養っておかなくっちゃ。






うーん、むにゃむにゃ。おやすみなさい。




一日終了。初めに戻る。











今回の教訓 「ハヤテの法が我が家の法です(ジャイアニズム)。」









kkkkkkkkkk