クラシック音楽の演奏家に必要な最低限の音楽性は「美空ひばり」「加藤登紀子」がもつメロディーコントロール能力ですが、そんな演奏家は百人にひとりもいません。それ以外に、2つ以上のメロディーの絡み合いをコントロールしたり、30分以上の曲を作り上げる構成力などがあります。
「音楽大好き人間に、名演奏家はいない」というのが、ぼくの持論です。どんな音楽を聴いてもうれしくなってしまう、音楽大好き人間には、いい演奏は期待できません。
たとえば、コーヒー好きの人を想像してみましょう。「コーヒー好き」には二種類あります。最初のタイプは、よく吟味した豆を自分で炒り、丁寧に淹れる人、そんな人は、友達と喫茶店に行っても、コーヒーを注文しないで、紅茶を飲むかもしれません。もう一つのタイプはコーヒーだったら何でも好きな人、缶コーヒーを飲むときもうれしそう。
ぼくだったら、前者のタイプの人の淹れたコーヒーを飲みたいと思います。
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