Vol 2

夏の冷えにご用心

JULY 2002

毎年のことですが、梅雨の次は暑い夏になります。夏は暑いのになぜ「冷え」なのか。それは現代社会の夏には体に強く影響を与える2つのものがあるからです。ひとつは冷蔵庫。そしてもうひとつはエアコンです。エアコンの効いた部屋で冷やしたジュースをゴックン。冷やしたスイカをパックン。この相乗作用で体には冷えがたまってゆく。
さあ、今月は冷えとその対策についてしっかりと学びましょう。
冷えは万病のもと
東洋医学では人の健康乱そうとする気のことを邪気といいます。
自然界では、風、寒、暑、湿、燥などの気が邪気となることがありますが、現代社会ではこれに人工的な邪気が加わります。冷蔵庫やエアコンからの冷気は人工的な寒邪といえます。この寒邪が体の中に滞ると冷えになるのです。
冷えは全身の気や血、水の巡りを停滞させ、さまざまな症状を引き起こし、免疫力の低下を招きます。冷えは万病のもとなんですねえ。
   サボテンの花
現代人は冷えやすい
冷蔵庫や冷暖房の普及に加えて、加工食品(体を冷やす傾向がある)や精神的なストレスも冷えの要因になります

冷えの予防と対策は?
なるべく冷房の冷気を避け、冬場は暖房も過剰にならないよう、自然に沿った生活を。
 ★冷房そのものを避けられない職場などでは腹巻、レッグウォーマー、スカーフなどの
  小物を活用
冷蔵庫で冷やした飲食物をなるべく避け、加熱調理した食品を主体として取りましょう。
 ★食材は、なま→ゆでる→煮る→油炒めの順で体を温める作用が高くなります。
 ★調理ににんにく、生姜を活用すると温める作用が高くなり、夏ばて予防にもいいですね。

でも、食べ過ぎて胃腸に大きな負担をかけると逆に体を冷やすので注意。
腰湯、足湯、足元を温かくする服装、適度な運動、リラクゼーションなども加えるといいです。

夏に冷えをためると秋口に体調を崩したり、冬場に風邪をひきやすかったりと、後々まで影響します。夏は1日1回は汗をかいて邪気を追い出しましょう。

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