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アスタリス (Asterlith)

魔剣アスタリス。別名『星降る夜の剣』。 ガラスほどにも持ち合わせていない強度の刀身が特徴。刀身に刃は入っておらず、刀身を砕き、それを魔力で自在に操つることによって攻撃する。 その際、刀全体にちりばめられた粒子が光に反射し、まるで星々が夜空を駆けるが如く光り輝く様から、その異名で呼ばれた魔剣。
中世において、人間種族によって実施された『吸血鬼』狩りの際、それに対抗すべく夜の一族が生み出した。
使用するために膨大な魔力が必要であるため、グルームリングによる外部からの魔力供給が必須となる。絶大な威力を持つ一方で、刃の欠片の操縦面に難があり、その使い勝手の悪さから結局一度も使用されることなく封印されていた。

グルームリング星降る夜の剣

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麻生流武装術 (あそうりゅうぶそうじゅつ)

明治初期に、外来武術との融合によって開発された流派。剣や槍といった近中接武器から、銃や火薬などの間接的なもの、己の肉体も含めたおよそ「武器と称される物」全てを取り扱う流派。そのため、ひとつの武器に関して極めるといったようなことはなく、奥義や秘術といった類の必殺技も存在しない。
流派の発祥は負けない戦いをするためのもので、あくまで『引き分け』が前提となっている。一子相伝で、現在の継承者は名鳥十四郎。

名鳥十四郎

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アナイアレイト・リーチソーク・アタッカー (Annihilate Reech-Soak Attacker)

錬金術師ラウクリフ・スタンパーがこの世に送り出した、対吸血種専用の魔剣。
退魔効果のある純銀を魔術により加工して精製しているため、強度は通常の銀よりも高い。武器として扱う以外に、魔除けの効果も持つ。だが最も特徴的なのは、斬りつけた傷口から魔力(を制御する力)を削ぎ取る効果であり、剣で斬った傷口の血液が銀に変化するというその異色性である。吸血種以外に効果は発揮されない特性もさることながら、血による汚れさえもつくことのない潔癖性を兼ね備えた魔剣。
正式名称はアナイアレイト・リーチソーク・アタッカー。が、その長ったらしい名称から、製作者から取って「ラウクリフの魔剣」、もしくは「銀の剣」と呼ばれている。
現在の所有者は名鳥十四郎。博物館にて資料的扱いになっていた剣を買い取ったそうだが、彼自身もなぜこの件が博物館入りしていたかは不明らしい。

銀の剣ラウクリフ・スタンパー銀の悪魔

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アリ・ムハド・ザハール (Ali Muhad Zahar)

香港警防隊、情報部長。四十を超えたばかりだというのに、過労のためかかなりの老け顔の紳士。険しい表情を崩したことがない彼は、だが孫の前でだけその岩顔が崩れると言う噂だが、誰も見たことがない。

香港特殊警防隊

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暗殺者 (あんさつしゃ)

暗殺を生業としている者をそう呼ぶ。この暗殺業には、能力と活動内容に則した呼び名があり、おおよそは暗殺専門の戦闘訓練を受けているかいないか、フリーでいるか組織に属しているかで分類される。
分類は三種類。職業的暗殺者(アサッシン)、殺し屋(トープ)、真正暗殺者(ナイフ・ザッパー)

殺し屋真正暗殺者職業的暗殺者

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アンチ・ディナミス (Anti-Dynamis)

意味消滅を仕掛ける能力・術の総称。
日本においては神術『反力』と同義とされるが、細かく言えば『反力』はアンチ・ディナミスの中の一種で、本来は意味消滅を発現させる能力、術の大分類的名称である。
意味消滅という事象の詳細を実証出来るほど実験素体があるわけでもないため、過去の能力者、術者の自称「こんなことができるんですよ」という言葉を鵜呑みにして作られた体系。そのため、中身はえらくいい加減。
意味を消された存在は、最初からいなかったことになるといった通説をはじめとして、この能力には数多くの諸説が存在する。
世界各地、神話、実記録、数多く存在する意味消滅をなしえる力を体系的にまとめると、主流となっているものは以下の四つ。

1:
完全にその存在を消し去るという説。
それが存在するという意味を消し、構築されていた情報を霧散、消失させることで、世界にその存在が最初からいなかったものにできる。この現象こそが本当の意味での意味消滅である。

2:
対象が消滅するという点においては、1と同様である。
異なるのは、消された存在の痕跡が残るというもの。
この説は「情報の消失」に矛盾するが、現に存在だけを消し去るタイプのものもあるらしく、そうなっている原因は未だ未解明。
今のところ、この二番目の力のあり方は『物質崩壊(プラナム・ディスラプション)』と呼称されている

3:
「存在している物」には、「存在する力」があり、それを奪うことで対象を滅するという説。力を完全に奪い取られた物質は、跡形もなく消滅する。存在力がなくなることで、世界に情報をとどめる力もなくなる。過程が異なるだけの結果は1と同じ。
暫定的では在るが、『反力』と呼ばれる術のあり方はこれが主体とされる。だが『反力』においてはそこまでの威力はなく、その存在が「存在した」という痕跡は残る。

4:
対象の情報を世界から切り離してから消滅させる、1とは逆過程によるもの。存在するという定義は、外部からの認識があって初めて成り立つものであるという定義のもとから生まれた。要するに世界の何者からも認識されないよう切り離した上で消滅させてしまえば、たとえ情報が残ろうが生きた痕跡があろうが誰もそれを認識しないのだから存在しないのと同じじゃん、という乱暴な結論から発生した。
これを扱えたという記録は、上記3つ以上に少ないが、それもさもありなんといったところか。

従って、双真の力として認識される『反力』は、これらの諸説においては、最も有力なものが三番目であることになる。なので、Cシリーズ本編での解説はお門違いもいいところ(笑)

神楽双真反力物質崩壊ディスフィックス

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アンチ・ディナミス/NAME (Anti-Dynamis)

神楽双真の異名。 能力と同名。そのため、もっぱら彼のことを指すときは「反力者」の方が使われている。何故彼だけがこの名で呼ばれるようになったのかは、VNシリーズを読めばわかるようになっている。……と何気に宣伝(笑)

神楽双真

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アンメイド・シグナス (Unmade Signas)

別名「創生字界」と称されるザギ・パジータの能力。紙に書いた物を現実世界に具現化する能力というのが概略であるが、能力の和名どおり、その基本は『絵』ではなく『文字』によって行われる。
書いた文字列を具現する手順は以下の通り。

1.紙を一枚用意する(書き記す紙は、一度の具現化で一枚でなくてはならず、しかしその大きさに制限はない)。また紙でなくてはならないという決まりもなく、書くことが出来るものなら何でも構わない(ただし、3の条件が実行不可能なものは除く)。

2.鉛筆でも筆でも、ボールペンでも、書けるものなら何でもいいので、具現化したいもの、具現化したい事象を書き記す。一枚につき一つの具現化というわけではなく、複数の事柄を同時記述が可能。ただし、先にもあるとおり、それらは一度に具現化する必要があるため、数が多ければ多いほど負担も大きい。記述する文字数に制限はない一方で、細かく、丁寧に表現するほど、具現に時間はかかるが効果は複雑化する。

3.文字を書いた紙を燃やす。燃やす方法に関しても制限はない。

4.約1秒から300秒間で具現化が起こる。実現時間は内容によって変化し、どの内容にどれほどかかるかは不明。ザギの経験的判断が物を言う。
簡単な内容ならほぼ瞬間的に発動が可能だが、逆にこの実現時間はこちらで調整することも可能(例えば、「五秒後に対象Aが爆発」と書き記してその紙を燃やせば、その通り爆発は5秒後に実行される)。

世界を書き換え、任意の現象を生み出す代償に、彼は世界を意識する視力を失っている。

創生字界ザギ・パジータ

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Wordsworth - Version2.6.0 (C)1999-2002 濱地 弘樹(HAMACHI Hiroki)