ま 

舞姫 (まいひめ)

まいひめ。死宝剣の一振り。剣そのものに固定された形状というものがなく、使用者の精神によって具現化される非物質の剣。従って、一度使用者になるとどこでも取り出せてどこでもしまえる便利な武器。形状は任意に変化が可能だが、その切れ味などは使用者の精神状態に左右される。この剣と契約するには前所有者を殺す必要があり、設楽が外伝当時でまだ4本しか集められていないのは、これを見つけるだけで数年を要したからである。
能力名『無斬(むざん)』。
この能力によって斬られたものは一時的に最小存在単位にまで分解、剣の内部にストックされる。そうして好きなときに再構成することが出来き、その順番は分解した順とは逆になる。なおストックには限界があり、上限まで貯蓄すると能力は発動しない。
要するに、
A→B→C→Dと分解すれば、
D→C→B→Aという順でしか再構成できない。
ストック限界が4であったなら、Eという物質はDを一度再構成してからでないと分解できないのである。なお、この限界は使用者の技量に左右される。
この能力には殺傷能力が全くないので、守りたいもの、隠したいものなどがある場合は結構重宝する。ただし、ストック内部に分解したものがある状態で剣をしまい、次に取り出した際の剣の形状が異なれば、その時点でストック内部が全てリセットされる。
この力でラジコンは材料レベルにまで全て分解できるため、どの部品がどのように使われているかは設楽の能力で把握可能。後は執刀して故障箇所を直すだけである。ちなみに、第十章で設楽が恭也の能力を取り除いたというのは、あくまで恭也が特殊能力を発動出来なくなるようにしただけで、実際にその能力の制御機構や肉体的な能力起動因子を取り除けたわけではない。恭也が能力者となりうる可能性は、外伝時ではまだあったということになる。

死宝剣

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魔王 (まおう)

ゴッド。世界を管理する超越存在の総称であり別称『世界崩壊プログラム』。三影がH&H9作目で言っていた『本体』とはこのこと。要するに魔王とは三影を含める、十体の魔属たちのことである。
存在そのものが情報から成り立つエネルギー因子で、世界が自らを存続させるために生み出され、定められた法則、役目に従って作用する。それ自身が世界へ干渉することはなく、三影などの端子を飛ばし、世界のパワーバランスを崩す存在に対して制裁を行う程度にとどまっている。が、彼らの分身である魔属たちが自身では対処不可能という判断を下した場合、それぞれが持つ『世界崩壊プログラム』を実行。魔王を降臨させる。
魔王というと魔族の王様という感じだが、そういうのとは全く別。なので、魔王だからといって魔物っぽい悪役を想像されるのは彼らにとっても不本意らしい(エネルギー体であるから、当然人格などはないのだが)。世界が存続することのみに重点を置いて作用する彼ら(?)がこちら側に干渉するには肉体が必要であり、一方で基盤が不確定なエネルギーであるから、確定した一個の肉体に降臨するとその能力が著しく低下する。
が、そもそも魔王は世界を管理運営、または修正不可能に陥った世界を崩壊させるための存在なので、受肉する必要なく世界を消滅することが可能。魔属が世界崩壊プログラムを実行することで、彼らの肉体を端子に魔王が降臨。世界を正しい状況へ戻すための『滅び』の役割を、自らが生み出した武器『魔装兵器』を用いて実行に移す。もう防ぎようがない(笑)

原生界規格化情報集合体魔装兵器

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槙原彰子 (まきはらあきこ) Updated!!

槙原耕介の母。耕介の実家、長崎で、洋食屋『サフラン』を夫と共に経営している。さざなみ寮二代目管理人、一之瀬神奈の実姉でもある。
当時、最強の不良グループとして恐れられた『HELL&HEAVEN』の幹部に恐れられるほど精神的な強者だが、ゴキブリだけは苦手。

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槙原耕介 (まきはらこうすけ) Updated!!

『HELL&HEAVEN』特攻隊長。
十四歳の少年だが、彼こそは未来においてとらハ2の主人公となる槙原耕介その人である。
『破壊者』の異名を持つ、チーム内の前線部隊指揮官。
とはいえ、H&Hシリーズではただのやられキャラ。
世界広しといえども、神楽双真をこき使えるのは彼一人と言う点では、かなりの希少人物。
何にせよ、今後名誉挽回のチャンスはあるのだろうか。

その数年後、とらいあんぐるハート2似て主人公になるも、幸の薄そうな感はやはりぬぐいきれていないように思われる。当サイトの裏ルール。管理人に気に入られたキャラクターは不幸になる……の犠牲第一号。
さざなみ寮の管理人であるのはもちろんだが、そこに当サイトオリジナルである『破壊者』という設定を追加。能力者における主役。能力者は、彼が過去の傷を乗り越えるための戦いの物語と言えなくもない。

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槙原裕司 (まきはらゆうじ)

耕介の兄。高校卒業後、専門学校でフランス料理を専攻。が、日本に残り、サフランのコックとして就職している。

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魔術 (まじゅつ)

パノービア。森羅万象全ての物理現象を人工的に引き起こす手法。正式には『人工的自然現象現出法』と称されるもの。長ったらしいので略して魔術。どこをどう略してそうなったかは秘密(笑)

基本的に魔術は物理現象であるが故に方法さえ知っていれば誰でも扱える。
魔術発動において最も重要視されるものが術の発生に至るまでの式──つまり呪文と称される術の発動までの儀式である。数学の問題で答えを得るためにいくつかの公式を使うように、魔術師は呪法を使うことで答え、つまりは術の発動を得る。この式の構成の仕方は魔術師独自のもので、誰一人として同じものを使わないらしい。式の構成、呪文の詠唱、術の発動。自身にかかる術の負荷を制御し、霧散するエネルギーをどれだけ確実に集約できるかが、威力となって差を生じさせる。
結論として、魔術とは『物理力にある一定の方向性を持たせて発現させるもの』である。

やり方さえ知っていれば一瞬だけなら手の平大の炎を生み出すことは誰にでもできる。問題なのはそのやり方。魔術は法則性を持たない物理力に人工的に方向性を持たせるものなので、それを本能的に知覚する必要がある。つまり炎を呪文で出したければ物が燃えるという事象を実感しなくてはならない。早い話、自分の腕を消し炭になるまで燃やしてみれば、炎の魔術を使うことが出来るかもしれないということである。
しかしそうしたにわか魔術を使う者のことを魔術師とは呼ばない。たとえその制御法を身に着けても魔術師とは称されないし、自称も出来ない。
なお、宗教的、信仰的な黒魔術、呪い、法術などの類とはまったく違うので要注意。俗世間で魔術、黒魔術といわれているものは、実際には魔術ではなく呪術に分類される。

魔力

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魔術師 (まじゅつし)

別称『魔王に連なる悪魔の手(アーク・パートナー)』と呼ばれる者たちで、多くは魔術を創造出来る能力者をさす。
ここで重要なのは魔術を扱えることではなく、新たに魔術を創造できるという点。
魔術発現のために『魔力』を操り、自らが望む形に自由に具象化させることが出来て初めて魔術師として自称できる。魔力の流れを知覚できるという点で、彼らも立派に特異能力者。
新たに物理現象を生じさせるということは、理論上、究極的には宇宙創造さえ可能ということ。が、そんなことを知覚できる生命体はいないので、結論として魔術には限界があるとされている。また出来たとしても、そういう世界の秩序が狂うような大魔術は魔術師管理連盟『Wyes』によって制裁されるので不可能である。
一方で、魔術師には魔王の武器である魔装兵器を操る四聖と、それを真似て製造された魔装師という天敵がいる。中世における魔術師狩りのほとんどは、魔装師が代行する形で行われていた。

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魔装兵器 (まそうへいき) Updated!!

アセイルデータ。魔王が創ったとされる武器。情報から成り立つエネルギーである彼らは、世界に干渉するためには受肉する必要があり、その際に力はかなり制限される。仕方なく出力を上げるために創造されたもの。この武器によって世界を崩壊させたといわれる最強の武具。魔王が去った後も情報として残っていたそれらを、発見した者たちが固有物質化した。
魔装兵器は以下の四種で、それぞれ発見者によって銘々されている。

・神剣『グランス・リヴァイバー』 :フリーデルト・オリジン
・界槍『ラー・ファルケン』    :レッド・レディ
・魔杖『ペルフェクティオ』    :使用者不在
・架玉『自壊式』         :ギヴァ・ウェッジ

なお、この四つの武器が扱える存在を四聖(ハギフォスゲイト)と呼ぶ。

魔王ハギフォスゲイト

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魔属 (まぞく) Updated!!

魔属定義は、作っておいてなんだが、作者も混乱するほどめんどくさいしややこしい。

魔属を分類する場合、以下4つの条件をもって定義される。

1.異次元生命体であること
2.次元干渉能力を保持
3.生殖能力を持たない半永久機関を保有する単体生物
4.世界に生み出された超越存在。

1.異次元生命体であること
 すべからく別世界から来た存在全てが当てはまる。異世界からきた者から見た、来訪後の世界の者も魔属と定義するらしいが、あまり深く考えると混乱するのでお勧めしない。彼らは擬似魔属生命体と呼ばれ、純粋な魔属とは別扱いされることが多い。リリカルなのはで登場のクロノやリンディも分類するならここ。一方で同じ擬似魔属の煌美星の作った者たちは次元干渉能力を保有しているといった具合に、分類には次元干渉能力の有無に関係ないため、一概に彼らの生態を決定することは出来ない。

2.次元干渉能力を保持
 およそこれだけでは魔属足りえる条件としては不十分であり、基本、食物連鎖に関与している種族の中に、次元干渉能力を持つ者が天然自然に生まれ出ことはないとされる。HGSも条件だけで言うならここに分類されるが、彼らを言葉としてくくるなら擬似魔属に含まれる。

3.生殖能力を持たない半永久機関を保有する単体生物
 世界に完全なる不老不死は存在しない。いずれも世界が存続するまでの間に限られた命であるからこそ不老はあっても不死はない。3の条件に当てはまるものたちは、世界が終わるまでの不死を手に入れた──いわゆるありとあらゆる生態系の進化の果てである。種族として郡の中を限定された時間内で生きるのではなく、個として半永久的に存続するよう進化した結果の単体生物。 個にして全。全を有する一。あらゆる知識、あらゆる能力を保有するが故に、彼らはそこに生命体の一種の終局を見た。結果、進化することを終えてしまった彼らは、やがて思考すら無為なものになり、知り尽くしてしまった自身の生まれた世界に退屈を感じて別世界への次元間を渡り歩いている。目的もなく。理由もなく。生きるためですらなく。ただ、死なないためだけに。
というわけで、彼らは基本的に自ずから世界に干渉することはなく、次元間の隙間でふよふよ漂っている。俗称として、彼らを擬態魔属と呼ぶ。

4.世界に生み出された超越存在。
 世界によって生み出された世界のための超越存在。上記1〜3の条件も満たしているという意味でも、これが魔属の本義である。
彼らはすべからく次元干渉能力(オルト・フィアラ)を扱える、本来世界に一体しか存在しないとされる者。役割としては、世界に生まれるバグやウイルスを除去する、パソコンで言うウイルスバスター的な存在。常駐的に世界を見回っており、異常が発生したときのみ起動して駆除を行う。その駆除対象は時として人間も含まれると言う点から、魔属は決して人間の味方というわけではない。
魔術師の間や宗教観においては、時折、冗長した人間たちを制裁する世界の抑止力的存在として取り扱われることがある。人を滅ぼす存在への対抗手段の一つとして、人工魔王と称される『JACK』システムが、四聖の一人でもあるギヴァ・ウェッジによって開発されている。

耕介たちが居る世界においては、椿三影がそれにあたる。
しかし現在、耕介たちの世界には最低八体(第十天主砲機関が存在した当時は十体)の魔属が存在が確認されており、その理由も含め、椿三影が四百年以上もかけて駆除に当たるウイルス(世界異常)が何なのかはDBで明らかに。

主砲擬似魔属生命体椿三影

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魔力 (まりょく)

本義は世界の根本に存在する『原生界規格化情報集合体』の意。
それが世界管理のために織り成した存在=魔王と称される情報が実空間に作用する力。すなわち世界を構成するエネルギーそのものであり、物理世界に存在する原子、または原子間に働くエネルギーとして捉えられることが多い。
従ってこの世界が在る限り、魔力はどこにでも無限に存在する。たとえ使ってもエネルギーは質を換えて保存されるので、魔力が閉鎖空間内で有限になってしまうこともない。劣化したエネルギーも状態や質を変えて存在し続ける。総量は常に一定。でもって無限だから、結果魔力がなくなることはない。
魔力は物理現象を引き起こすエネルギーを生す情報なので、操るには最低でもそのエネルギーの存在、流れを本能的に感知し、イメージする必要がある。ところが、そのイメージには多大な精神力が強要されるため、魔術師の差はここにあるといっても過言ではない。制御能力云々以前に、エネルギーの流れを知覚する才能がないと魔術師とはいえない。
作中でエリザが例を挙げたとおり、「酸素原子(O2)と水素原子(H)がイオン結合して水(H2O)になる様を、視覚情報として直接視ることが出来て、かつ理解することが出来なきゃ駄目なのよ」とあるがまさにその通りで、魔術を創造するためには物理現象がどのようにして引き起こされているかを実感覚で明確に理解し、それを操る知識と能力が必要となる。
魔術発動における呪文や式の組み立てが魔術師によって異なるのはそのためで、要は彼らは個人間で視えているエネルギーの質や流れ、状態が違うわけだ。従って魔力容量の大きさというのは、魔力を操るだけの精神力の強さを意味する。

原生界規格化情報集合体魔術

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Wordsworth - Version2.6.0 (C)1999-2002 濱地 弘樹(HAMACHI Hiroki)