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ヴァイミリア・L・ホーン (Vymiria L Haun )
現職、国際刑事警察機構、特別犯罪局長。通称ICPOと称される国際警察機関のお偉いさん。和泉十鬼の上司である。
過去、第十天主砲機関においては主砲と称されていた、現存する十体(Divine Blade開始当時は九体)の魔属の一人でもある。
普段から冷静を装ってはいるが、実はかなり正義感の強い人。己が信念と覚悟を貫くことを胸に、日々犯罪を取り締まる毎日を送っている。主砲で唯一普通に働いてお金を稼いでいる人。そのせいかどうかはわからないが、彼は結構なお金持ちで、香港警防隊のスポンサーも勤めている。
ちなみにミドルネームの「L」はそのまま「エル」と読む。本来「ELL」であるから「E」でないとおかしいのだが、面倒くさいということで彼が勝手に「L」に改名した。
なお、彼の持つ世界崩壊プログラム名は『ゼクンドゥス』と称される一撃死特性攻撃である。
失われた技術 (うしなわれたぎじゅつ)
正式にはロスト・イオスと呼ばれる技術のこと。世界史上最高に最狂最悪の科学者と謳われるイオス・アーミッタムの発明品の総じてこう呼ぶ。その悪名どおり、西暦400年頃に没したとされる彼の残した千を超える発明品は、社会にすばらしい技術的革新をもたらした一方で、扱う者が見誤れば絶大な破壊、悲劇を生む危険な物も多数存在していた。そのため、多くは発見され次第破壊、もしくは厳重管理の下に封印されている。
世界各地に散らばり、今もなお争いの火種となっているこれら発明品の中には、多種族に渡ったものもある。夜の一族の自動人形もそのひとつ。
イオスの発明品は、当時はもとより現代科学ですら再現不可能とされる技術で構成されており、彼の発明品を整備する技術者はいても、同じものを造り出せる科学者は存在しない。彼の技術はそのため蔑称として”いかさまの”、または”失われた”と呼ばれることが多い。
現代の最先端技術でも追いつけない技術力を持つ発明品に対して”失われた”もの扱いするのもおかしな話ではある。
最近では彼が未来から来た科学者であるという仮説が有力視されはじめ、”ロスト”ではなく、”デッドエンド”と呼ぶこともしばしば見受けられるらしい。未だ視ぬ新技術を過去にもたらした来訪者。発展の希望を失ったことに対して”デッドエンド”と名づけるのもどうかとは思うが、結局はひがみからきた皮肉でしかない。
が、その皮肉の混じった呼び方を開発者当人が聞けば、おそらくイオスは満足気に笑っただろう。
「ああ。愚者は愚者なりに面白いことを言うな。よし、その名で呼ぶことを許そう。せいぜい、その言葉を口にするたびに己の卑小さと愚かさを噛み締めるんだな」
かつて無能な者は生きる価値なしと言い切ったという逸話は伝説として残っている。