とらいあんぐるハートSS

 喜劇♪or悲劇♪ 第4話

 

 

 

 

 

 

 俺は今さくらさんと喫茶店にいる

 始めはさくらさんが『翠屋』に行こうといったのだが

 俺はこれを断固として拒否したのだ…

 あそこにはフィアッセがいるからだ

 これ以上居心地の悪い想いはしたくないというのが正直な所だった

「折角、『翠屋』でおいしいお菓子食べようと思ってたのに」

 と、さくらさんは愚痴をこぼしていたが俺のことも考えてくれ

 俺の家はかなり特殊なんですから

 そう思うほかなかった

 

「じゃあ、ここでお茶しましょ♪」

 さくらさんは誘ったのは普通の変哲の無い御茶屋だった

 和風喫茶というべきなのだろう

 俺はこれをあとから知ったのだが…いいところらしい

 和菓子のおいしさでは海鳴一といわれているらしい

 俺は全く分からなかったが

「はぁ、いいですよ…」

「じゃあ、行きましょう」

 荷物は配送したので大丈夫だそうだ

 俺の物も少し買ったのでその分は俺が持っている

 片手で十分なほどだから、簡単だけど…

 だからだろう…さくらさんが俺の腕を抱きかかえてるのは

 恥ずかしい上に当たってるし…

「あ、あの、さくらさん…腕、離して貰えませんか?」

「何でですか?」

 当たってて恥ずかしいからとは応えられず…

 しかも、さくらさんはすごく嬉しそうに俺の顔見てるし

「……恥ずかしくないですか?」

「ナンパに遭うりマシですから」

 さくらさんはそういうとスタスタと店内に入っていった

 まぁ、さくらさんが入ったら必然で俺も入るのだけど

 周りのため息と嫉妬と敵意の視線はなんなんだ

「いらっしゃいませ〜♪ お席の方にご案内します…おタバコは吸いますか?」

「いいえ、吸いません」

「では、こちらにどうぞ」

 店員さんの案内により窓側のお日様が温かい席に座る

 はぁ〜のんびりだ…視線以外……

「ご注文がお決まりになりましたらお呼びください」

 店員はおしぼりとお茶を置いてその場を去る

 さくらさんはメニューの方を見ている

 俺はそれを見ながらお茶を飲む…

 このとき俺はさくらさんの行動を止めるべきだったのかもしれない

「すみません、これをお願いできますか?」

「これですか?」

「はい…」

「少々お待ちください」

 あれ、俺は何も頼んでいないのに…なんでどっか行ってしまうんだ

「さくらさん、何を頼んだんですか?」

「ふふっ…秘密です(はぁと)」

 さくらさんは上機嫌で俺の顔を見つめている

 正直俺は嫌な予感をひしひしと感じていた……何かあると

 そして、店員が何かを持ってきた

「恋人限定メニュー・和風パフェの季節フルーツverでございます」

 店員さんは頼んだものを置いていくとそのまま店の奥へと消えた

 俺はテーブルの上におかれた物を見た

 和風パフェと季節フルーツは分かる…だが、この大きさとスプーンが1つとはどういうことなのか?

「あの、さくらさん…どういうことですか? 恋人限定とか」

 さくらさんは俺の方をじっとみている

「私が恋人では嫌でしたか?」

「いえ、そういうわけではないのですけど……さくらさんは俺なんかでいいのかなぁって」

「恭也くんなら大歓迎ですよ(はぁと)」

「はぁ」

 俺はそういいながらスプーンに手を伸ばそうとする

 しかし、俺の手は空を切ることとなった

 さくらさんがスプーンを片手に微笑んでいるのだ

 嫌な予感がバシバシと伝わってきた

「恭也くん、何か食べたいのありますか?」

 さくらさんは小首をかしげて聞いてくる…スプーン片手に

 俺はとりあえず上の方に乗っているフルーツが欲しいので

「えっと、その上に乗っている桃とか欲しいんですけど…」

「じゃあ、はい……あ〜〜ん(はぁと)」

 呆然としてしまう俺

 スプーンの下に手を添えて俺に口を開けるように声まで出して

 さくらさんはそれはもう今まで見た中で一番の笑顔で俺を見ていた

「食べてくれないんですか?」

 少し涙目になりながら俺を見ている

 周りでは…『最低!』『男ならあれくらい応えてあげなさいよ』

 『かっこわりぃ』『女の子泣かすなんて最低ね』などと好き勝手に言われていた

 俺が泣きたいわと思いながら

「分かりましたから…」

「はい、じゃあ…あ〜〜ん(はぁと)」

「あ〜〜ん(涙」

 さくらさんに『あ〜ん』をしてもらうと回りの視線は幾分和らいだ

 だけど、男からの視線はより強くなった

 俺が何をしたんだ〜〜!?

「恭也くん、ほかには何が欲しいですか?」

 さくらさんは微笑みまくって俺に聞く

 正直俺は胸がいっぱいで食べれそうにありませんよ

 そう応えたかった…だけど、言えなかった

 ここで泣かれたら俺は他のみんなから何を言われるか分かったものでもなかったからだ

「えっと、白玉が欲しいです…(涙」

「白玉は少し下の方ですね…ほかは無いですか?」

「ええ、とりあえずはいいです…」

「そうですか…じゃあ、これは食べてくださいね(はぁと)」

 さくらさんはスプーンで指していたのは抹茶アイスだった

 俺はまぁいいかと思い頷く

「では、少し待ってくださいね」

 さくらさんは少しずつだけど上のクリームを食べ始める

 そういえばさっき俺が口つけたスプーンなんだけど…さくらさん

 さくらさんは俺の視線に気付かずにちょこちょこと食べる

 俺はそれを見ながら周りの言葉に真っ赤になっていくのだった

 『ねぇ、彼かっこいいけど…彼女にあれされて真っ赤よ』

 『かわいい』『あんなに照れることないのにね』

 『そうよね〜、あれはあれでう初々しいけどねぇ』

 『そうだよね〜』

 と色々と話が盛り上がっているようだった

 俺はそれを聞きながらお茶をすすって目はさくらさんを見ていた

「恭也くん、どうかしたの?」

「え、何がですか?」

「じっと見てたから……」

「あ、すみません、何でもないですよ」

「そうですか…ならいいです…はい、白玉です、ついでに抹茶アイスもつけてみました

 はい、あ〜〜〜ん(はぁと)」

 さくらさんは俺に白玉とアイスを乗っけたスプーンを差し出す

 何を言っても無駄だろうと考えて俺は口をあけて食べる…

 さらし者の気分を味わっていた

 ちなみにこの拷問みたいな恥ずかしい行為は1時間ほど続くのだった

 アイスだけでも多かったけどクリームに白玉は意外ときつかった

「おいしいですね、恭也くん」

 と、微笑んでいるさくらさんは魅力的な女性というよりは少女みたいにも見えた

 俺はそれに対して「おいしいです」と答える事しかできなかったが…

 さくらさんとお店を出るとき会計はさくらさんが払ってくれた

「ありがとうございます、さくらさん」

「いいんですよ…食べてみたかったものですし…それに……」

 さくらさんはその後何かを言っていたのだけど聞き取れなかった

 何かすごいことを言っていたように思えたのだけど

 しかし、俺はすっかり忘れていた…このことが明日には大学で知られているとは…

 クラスの誰かが見ていたということを…そう喫茶店内で……

「これからどうしますか?」

「公園でも寄っていきませんか?」

 俺の問いにさくらさんは公園に寄りたいらしい

 俺は少し考えたけど別に連絡もないからいいかと考えて

「いいですよ…じゃあ、行きましょうか」

 俺はそういって歩き出した

 さくらさんは俺の横にならぶと腕を絡めてくるのだった

 俺はもう何も言わずに歩くことにした……今更遅いって感じだしなぁ

 そして、公園へと俺とさくらさんは向かった

 

 

 

 

 

 

 

 つづく〜

 

 

 

 

 

 

 あとがき

 おし、クライマックスまで後少し

 シオン「そうね…これにクライマックスあるの?」

 あるよ…何をバカな事を

 シオン「じゃあ、次の次には最終かな」

 それくらいには終わらしたいな

 シオン「全く先見えてないのね」

 一応流れは出来てるから…この後どうしようか悩んでるの

 シオン「そう、まぁ、頑張ってね……」

 さてと、今回はあとがきこれで終わりです♪

 シオン「感想や苦情はメールか掲示板でお願いします」

 では、これで〜(^^)/^

 シオン「では、これで…これから遊び人に技叩き込みますので〜」

 何故に!?

 シオン「出すの遅すぎ…」

 ガーーーン

 シオン「覚悟はいいわね…そんにゃあ」

 ま、待って……

 シオン「紫恩流・紫炎斬」

 ザシュザシュめらめらスパーーン!!

 シオン「では、今回は私アレンジの技です♪…次は奥義も出したいなぁ」

 シオン去る…そこにはピクピクと動く遊び人がいた

感想などはメールもしくわ掲示板でお願いします

 

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