「HELL&HEAVEN」 銀の悪魔
あとがき
オリキャラ補完計画第二段。名鳥十四郎編をお送りしました。
いかがでした?
今回は双真のときと違ってシリアス一辺倒でやってみました。この話の流れ的に、ギャグを入れるのは無理があったんです。
そういえば、H&Hシリーズ初めての真面目な話です。
能力者本編、ラストで十四郎が出てきたのはなんで? とか思った方は、これと能力者19章をセットでお召し上がりください。納得いただけるかと思います。
しかしなんだな。私はもう短い話を書く気はないってことですかね。起承転結って言葉を大事にしすぎているような気もします。ちなみに、今回は単行本67ページ分(あとがき抜きで)。ネット小説の短編で言うなら長すぎのような気もします。毎度の事ながら。
小説としては、もうちょっと省いてもいいのかもしれません。どこ省くのかさっぱり分かりませんが。
さて。十四郎と言うキャラ作りにおいては、双真より遥かに位置づけが簡単に決まりました。簡単に設定は決まったんですが、能力者でちゃっかりラスボスに納まっている彼は、結構奥が深いキャラに仕上げることができたと思います。双真とは違う視点から、耕介を守ろうとしている彼の気概みたいなものを、この『銀の悪魔』で感じていただけたら、作者としては幸いです。
そしてもう一つ。この話にはもう一人、オリキャラが出ています。新キャラである彼女の名前は神逆無月(かみさかなつき)。職業闇医者。年齢21歳の美女。十四郎と同い年ですが、彼以上に大人っぽい女性です。年齢より数歳は年上に見られるのが目下の悩みらしいですが。
そして何より、修正血漿体(ダウンド・ライト・プラズマ)という特殊な体質の持ち主。これの効力は本文中にあるとおりです
で、問題はやはり何故彼女を登場させたか、なのですが。
彼女の役回りを、双真がしても、他の大人キャラ(彰子や祐司、槙原・父など)がしても駄目だと思うんです。耕介から一歩以上はなれた位置にいて、客観視できる人間。でもそうできるキャラなんていないし。そうなるともう、こっちで作るしかないってんで、登場しましたのが無月さんです。
闇医者ということで、特殊能力を付与してみました。これに関してもただ医者として存在しているのではなく、客観し出来るけれど、耕介や十四郎と同じく少し異質な存在であるからこそ、その部分を共感出来る。意見も言える。
無月さんに求めたのはそういうのです。
私の力量不足で、あまりうまくまとまっていない気もしますが。
能力がある以上、今後も絡ませる予定大です。
そして、彼女──神逆無月の原案は、当サイトに投稿していただいた掲載中の短編『存在意義』の作者でもある、流人様の手によるものです。
本当にありがとうございました。心からお礼を申し上げます。きっかけは10万ヒットでのリクエスト権だったのですが、私のほうが何だか嬉しい思いをした気がします。ごめんなさい。私個人の見解としては、こんな感じに無月さんは仕上がりましたが、いかがでしたでしょうか。
こんなの俺の考えた『無月』じゃない、とおっしゃられても困ります。もう書き直せません。無理ですm(_ _)m
最後に。
十四郎に関しては、この話と能力者のせいで、賛否両論がでることは覚悟しております。しかし、彼という存在が、一貫して自分の意思に従って生きており、耕介という友人を心から大事にしていることだけは分かっていただけたらなと、作者の勝手なわがままながら、そう願わずにはいられません。
これが載るのは能力者19章と同時ですから。
次回は、能力者・最終章でお会いしましょう。
試験期間真っ只中の執筆活動はスリル満載ということに気づいた七月── ef-V