能力者遊伝  ペットの飼い方

 

 あとがき

 

 結局オリジナルキャラを出すのか……と。書いていて思ってしまった今日この頃です。

 とある有名サイトで、有名なとらハSS作家さんたちが二次作品のオリジナルキャラについて述べたのに丁度時期が重なってしまいました。運が悪かったのか良かったのか。

 なんにせよ、考えさせられることでは有ります。

 オリキャラの有無。その存在価値。原作への関連度。原作らしい物語を書くならオリキャラは出してもいいのか。原作ヒロインがいるならそれは原作らしいのか。敵ならば出してもいいのか。主役として出すのはどうなのか。出すのだとしても、その強さや設定は?

 というよりも、まず何故原作キャラでは駄目なのかというのが原点ですか。

 いろいろあります。問題点。読者の好みと感性も絡んで、結論は出ない気がします。

 オリキャラを出さずにはいられない(別段主役ではないにしても)のは、そうでないと書けないというのもあります。少なくとも私は。

 例え原作で名前が出ていようと、登場もしていないちょっとだけ設定が語られているようなキャラ(この話いえばエリザがそう)は、もうオリジナルと言えなくもないですし。そうなると、そっち関連でやっぱりオリジナル設定とオリジナルな人間関係を作るしかないんですが……。

 原作メインキャラでの話を思いつけない私は、「あんた本当にとらハが好きなの?」と聞かれたら応えられるでしょうか。答えではなく、応え。それを示すことが出来るのか。

 一瞬止まってしまうかもしれませんね。好き、となら断言できるんですが。どう好きなのか、どの辺が? と聞かれて応えられる答えが瞬時に出てこない……。

 一応、未だにDVD版の全作品がパソの中にフルインストールしてあるので、ゲームはたまにリプレイしてたりはするんですが。そのたびに「ああ、私のはとらハSSじゃないかも」とか思ったりするわけです。

 多くの人が原作で目に見える部分を、もしくはキャラの内面、原作補完をSSの題材に選んでいるのに対し、私自身は目に見えない設定や裏話に基づいたキャラの『物語』を書こう──そして書くつもりでペンを手に取ったので、どうしたってオリジナル色が強くなるのは仕方ないと思っています。その辺を考慮しても、やはりとらハらしい文体ではないという感は拭えないのですが。

 オーフェンの影響、受けすぎたかな?

 能力者はその極みですね。今思うとだらだらと書いてしまった感が拭えないのです。オリキャラに関しても、あの作品はあくまで耕介が主役ですが、果たして一体読者の何割がそう思ってくれたのか。

 でも、サブならばオリキャラはいいのかといわれると、うなずくことは出来ないんですよね。私の中でのオリキャラは原作キャラを盛り上げるための補完要員なんですが、それにしたって捉え方は人それぞれだし。

 そして、今になって冷静に鑑賞すると、能力者は原作から離れすぎのような気がしないでもないです。私がヘタレである一番の要因はここかなぁと。とらハらしさを出す工夫をする努力が足りない。けれど例え雰囲気重視を狙うとしても、ゲームテキスト形式で文章を書くのは断じてお断りです。会話だけで物語を進行させるなんて断じてごめんです。なので、結局私の限界がここにあるように思えます。

 そもそも、ギャルゲーというか、俗に言う恋愛シュミレーションゲームをノベライズした際、どうしても文章が軽薄になっているように思えるんです。三人称で書いているのに、それを生かしきれていない。とらハのノベルも全四巻出ていますが、Hなんて入れずとも、同程度のページ数でもっと内容を濃くできたのではないかという気もします。

 とらハの雰囲気には合ってましたし面白かったですが、小説としては私には不満足でした。読み足りない。陵辱モノとかならいざ知らず、せっかくキャラが魅力的で物語が立ているのだから、そんなものに頼る必要性はないのに。中途半端だから興奮もできないし。匂わすだけでも十分。Hシーンを表現するのに何ページも使うなっての。もったいない。

 あー、コホン。取り乱してしまいました。すみません。話題もずれてましたね。

 ともかく、私の文体はとらハらしくないなぁ……というのがこの作品を書き終わっての結論です。

 と、振り返ってみてこの『ペットの飼い方』。

 要約すると、性悪魔女の性悪事件簿ってところでしょうか。実はこの話の主役は彼女なんですよ。わかりにくいですが(笑)

 彼女に関して言えば、原作に名前とさくらの叔母であるとしか出ていないものの、エリザベートというキャラの個性を独自に構築したのは私にとっては間違いなくプラスだったと考えています。

 今回の一番の被害者はさくらですね。さくらファンの皆様、ごめんなさい。耕介とさくらが絡むSSが少ないことに気づいて、どうにかできないかと考えていたら、こんなんになってしまいました。

 読み返してみてもまるっきり意味がありませんね(汗)

 強いて収穫をあげるなら、リオのその後が少しわかったってくらいですか。

 何はともあれ、オリキャラを含めた小説(SS)のあり方にも賛否両論あるとは思いますが、書いた話が、とらハ原作の世界観の中で語る必要はないと思われてしまわないよう、また言われないようにがんばりますので、これからも読んでやってくだされば幸いです。

 ではでは。

 

 そうは言いながらも、
 この話を含めた能力者とH&Hシリーズが一番それにヒットしてそうな気がする(泣)九月──  ef-V

 

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