イグチトシオがふと考えたこと、感じたことを書き留めておきます。念のために再度申し上げますが、見せたくない部分は書かず、こういう所を見てほしい、こう見られたいというところを書いています。
当然真実のみが書かれているわけではありません。

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2009年月7月1日〜9月30日



9/27
 中之条の疲れがたまっていたためか、午前中は横になってぐうたらしておりました。午後は中之条の画像などの整理。夜はART TRACE GALLERYの会議に出席。帰ってからアイスクリームをいただく。

9/26
 午後、久しぶりに銀座のギャラリー巡り。
 堀正明さんの個展へ行った。ここのところグループ展ばかり拝見していたので、個展は久しぶりである印象がある。擦り切れた畳やよじれたシーツが鉛筆で克明に刻まれるように描かれていて、その場を支配していた空気感が写し取られているように思えた。

9/22
 朝起きてから朝食までの間にもう一度温泉に浸かった。
 宿を出てから沢渡温泉で展示されている作品を鑑賞。その後、四万(しま)温泉へと向かった。まずは2005年まで使われていた木造校舎が懐かしい「旧第三小学校」へ。教室や階段を使って作品が展示されていて、みな一様に木造校舎の持つ雰囲気に触発されたような作品だった。
     

旧第三小学校

本田絵美子作品

梅木隆作品
     

小倉良博作品

鈴木孝幸作品

トヨクラタケル作品

 その後いろいろと迷って歩くうちに四万温泉の名所なども巡ることになった。元禄7(1694)年創業の積善館などを見てまわり、温泉街の散策を楽しんだ。そしていよいよ完全制覇となった。スタンプ20獲得の特典として、四万温泉の無料入浴があり、そこで途中の温泉に立ちより今回4度目の入浴を楽しむことになったのだ。      

積善館

中村玄也作品

最後の〆はやっぱりソフトクリーム

 中之条町の中心地の会場に戻り、完全制覇の特典、四万温泉の10%割引券三枚をもらい、無料宿泊券への応募をした。
 帰りの高速の渋滞が気になり、早めに見て回ったのが少々心残りではあったが、中之条ビエンナーレのコンセプトである「美術+故郷+温泉」は十分に堪能できたと思う。
 懸案の帰りの高速であるが、確かに渋滞に巻き込まれたが、何十キロも渋滞して先に進まないというようなものには出会うことなく、それほどのストレスもなく帰ってこられた。
 今回もシッターさんにお願いしていたのだが、相変わらず西嶋は逃げ隠れてしまい、東堂さんは比較的有効に対応したみたいだった。帰宅したら東堂さんは出迎えてくれたのだが、西嶋の姿が見当たらない。押入れがわずかに開いていたので中を探してみたら、奥の奥の方に隠れていた。しかしトイレもしてあるし、えさもしっかり食べてあった。やることはやっておきながら、隠れていたということか。西嶋の小心者め!

9/21
 群馬県中之条町へ向けて、9時ごろ所沢インターチェンジから関越道に入った。もうそこから渋滞である。時間の停滞をCDとガムでなんとかやりすごした。群馬に入ってから車がスムーズに流れ始めて、昼ごろにはなんとか中之条町に入ることができた。
 「中之条ビエンナーレ」鑑賞は、「中田木材」という木工所が会場となっているところから始め、まずは中之条町の中心地にある会場を徒歩で巡った。「旧廣盛酒造」には村元崇洋さんの旧作があった。設置会場がギャラリーから変わることにより、作品の表情も変わって見えて大変面白かった。藤井達矢さんは以前ギャラリー山口に水を張ったインスタレーションを設置したが、今回は水を張った上に炭化したミカンの皮を吊り下げて、電気コタツを置いて、「コタツにみかん」という昔ながらの団欒の喪失を表現していた。また、浦部裕光さんのライオンやヒョウ、ハイエナといった動物の木彫がかつての酒造工場のところどころに配置されているのも興味深かった。
     

大石麻央作品

パチンコ台が作品の伊藤隆之作品

浦部裕光作品
     

藤井達矢作品

村元崇洋作品

もりやゆき作品

 中心部から少し離れたところに車で移動。明治42(1909)年建立と言われている「旧五反田学校」やその他地区の公民館を会場としたところを巡り、旧第四中学校の「伊参スタジオ」へ。ここは小栗康平監督作品の「眠る男」の撮影拠点となったところだ。ここでは円形にベッドを設置し、音に反応して枕元にある明かりが灯る三宅光春さんの作品と、元教室に無数のカラフルなコンパスを設置した村元崇洋さんの作品、教室と校庭を使った大和由香さんの大きな作品が印象に残った。      

旧五反田学校と藤井龍徳作品

藤井龍徳作品

清岡正彦作品
     

伊参スタジオ

「眠る男」の再現セット

三宅光春作品
     

村元崇洋作品

大和由香作品

校庭を見下ろすと・・・

 公民館、稚蚕飼育所、地元の温泉場に作品が展示され、地元の方々が受付をしていて、地元でイベントを盛り上げているという感じがとてもあった。スタンプラリーも行われていて、特典もあり、親子連れやカップルなど結構な人出となっていた。本日の最後として、江戸時代に建てられた大型養蚕農家「富沢家住宅」に向かった。ここでは作品も呑み込んでしまうほどの存在感の豪農の住宅に圧倒された。      

富沢家外観

富沢家「なかのでえ」

富沢家二階外廊下

 一日目の時間が終わり、そこから車を走らせ、沢渡温泉に辿り着いた。予約しておいた旅館はなんとも昭和の香のするひなびた旅館であった。夕食前と就寝前に2回温泉に浸かった。

9/20
 連休二日目である。
 明日から群馬県中之条に行くために、じっと体力を温存しているのである。
 うっとりと昼寝をしているネコたちを見ているのもまた平和でいいものである。と、思ったが、そういえばやつらは昨夜久しぶりに深夜の大運動会を繰り広げ、早朝には西嶋が久しぶりに電話機に乗って、モーニングコールを設定してわたしを起こしたのであった。ある意味それも平和ということか。

9/19
 連休初日である。5月のゴールデンウィークに対して、敬老の日もあることで、シルバーウィークと言うらしい。が、やはり妻有の疲れがたまったまま、一週間を勤め上げたためか、すっかり一日を休養に使ってしまった。一週間、平日は毎日、夕食後はあっという間に寝てしまったのだが、それでも疲れは取れなかったのだ。ひどい日は朝、電車で駅を乗り過ごしてしまったことがあったくらいだった。
 本当は制作でもしようかと思っていたのだが、とてもそんな気にもならなかった。はい。制作は来月からに始めます。

9/13
 朝食前にもう一度温泉に浸かる。
 朝食後しばらくしてから宿を発って、開場までの時間を棚田を見に行くことにした。どうやら計画していたところには行けなかったようだが、「狐塚の棚田」というところを見ることができた。昨日から一転、快晴である。朝の空気はひんやりしていてとても気持ちがいい。のんびりとした時間を過ごさせてもらった。それから石田泰道さんの作品を見に山道を走った。会場には石田さんがいらしたので場所のことやらプロジェクトの進行やらいろいろとお話を伺った。そんなとき、展示会場の地主さんがいらして、とうもろこしをいただいた。とても気さくな方で、石田さんもいろいろとお世話になっているようだった。妻有アートトリエンナーレはすっかり地元に根付き、住民自身が楽しんでいるのがよくわかった。
 その後、松代地域へ向かい、いくつか会場を巡り、農舞台でお土産を買った。その後十日町地域でいくつか見て回っている間にまた雨が降ってきた。今日見た中で、印象に残った作品を挙げておく。
古巻和芳+夜間工房「繭の家」、酒百宏一「みどりの家プロジェクト」、杉浦康益「風の砦」、大谷俊一「奴奈川舎」、石田泰道「円環−命脈」、國安孝昌「棚守る竜神の塔」、パスカル・マルティン・タイユー「リバース・シティー」、中村敬「伊沢和紙を育てる」
 ぎりぎりまでいて楽しむこともできただろうが、やはり翌日もしっかり仕事があるので、早めに切り上げて帰ることにしたのである。
 留守中にシッターさんに来ていただいたのだが、やはり東堂さんの方がなついたみたいで、興味を持ったという鈴を置いていっていただいた。西嶋はシッターさんがいる間中、ずっと押入れに隠れてしまったようであった。西嶋!小心者め!      

「狐塚の棚田」?大厳寺高原の近く

石田泰道「円環−命脈」

石田さんと地主さん
     

杉浦康益「風の砦」

國安孝昌「棚守る竜神の塔」

深川商店街「かかしの子どもたち」


9/12
 7:48発の新幹線で越後湯沢へ。まあたくさんの人の降りること。金沢方面へ向かう人たちもいるのだろうが、妻有へ向かう人たちも結構いるに違いない。なんといっても期間の最後の週末なのだから。わたしはまずは駅レンタカーのカウンターへ行き、マツダのキャロルを借りることになった。
 東京23区よりも広大な区域で300を越える作品が展示されているのだ。一泊二日ですべてを見られるわけがない。わたしは空家の再利用をしたものや廃校を再利用したものを中心に回ることとした。まずは国道17号線から清津峡へ。そこから十日町方面のいくつかの作品を見て回り、宿を予約した松之山温泉へ向かった。
 あいにくの雨模様であったが、まあ雨男のジンクスどおりで、どちらかというとほっとした。道沿いにある作品番号と矢印が表示されている黄色い看板を目安にして、初めの土地であっちへ行ったりこっちへ行ったり。曲がりくねったカーブが続いたり、山道を上ったり下ったりでなかなかスリリングな運転ではあった。
 印象に残った作品を挙げる(順不同)。
 アントニー・ゴームリー「もうひとつの特異点」、石塚沙矢香「うかのめ」、ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー「ストーム・ルーム」、行武治美「再構築」、高橋治希「蔓蔓」、田島征三「絵本と木の実の美術館」、杉浦久子+杉浦友哉+昭和女子大学杉浦ゼミ「雪ノウチ」、山本浩二「清津峡トンネル美術館」、塩田千春「家の記憶」
 どこも人が一杯。
 宿では就寝までに二回温泉に浸かった。なかなかいいお湯でした。      

「日本三大渓谷」のひとつらしい。清津峡

高橋治希「蔓蔓」

田島征三「絵本と木の実の美術館」
     

杉浦久子+杉浦友哉+昭和女子大学杉浦ゼミ「雪ノウチ」

石塚沙矢香「うかのめ」

塩田千春「家の記憶」



9/8
 この週末に妻有で一泊するつもりでいるため、12日にネコのシッターさんに来ていただき、面倒をみてもらうことにした。今日はその打ち合わせでシッターさんにお越しいただいた。去年の12月にやつらがやってきた時にお世話になって以来である。二匹とも大きくなったところを見ていただけるのである。さぞや驚いていただけるであろうと思ったら、やつらはあまり他の人に会ったことがなく、その節には大変お世話になったことを憶えているわけでもなく、西嶋なんぞは逃げ惑っているのであった。東堂さんは意外にも落ち着いていて、最後の方ではシッターさんに興味津々近づいて行ったりした。西嶋、案外小心者なんだな!
 シッターさんの感想は、すっかり家ネコになったわねー、だった。それからやはり東堂さんは可愛らしく足が細いそうだ。それからこのネコの家系は耳が大きいのだそうだ。そういえば、ピーター・ザレツキーにネコの写真を見せてあげたら、でかい耳だなと言っていたなあ。

9/6
 大宮の庭園ギャラリー櫻守とGalleryエル・ポエタで開催されている徳永雅之さんと馬場健太郎さんの二人展に行った。キャンバス作品は広がって包まれるような印象を持ち、額装された作品は奥へ引き込まれるような印象を持った。それぞれの場所の雰囲気ともマッチしてとてもいい作品だった。

9/5
 今日は清里のグループ展でアーティストトークがあるのだ。繁田直美さんを乗せて、レンタカーで清里まで行った。やはり往きは東京を抜けるまでが渋滞でかなり時間がかかった。清里に着いてから時間もないので大急ぎで所用を済ます。まずはこの間も行った「高原蕎麦 忘れ路」でお蕎麦をいただいた。今日は「期間限定高原野菜のてんぷら付きぶっかけ蕎麦」をいただいたのであるが、野菜のてんぷらがこれがまたおいしかった。繁田さんにも喜んでいただいた。
 午後1時過ぎからアーティストトークが始まった。なんだか身内での発表会みたいではあったが、アットホームな形で、それぞれが自分の考え方や技法について説明をして、質疑応答を行った。立体作家ならではの考え方やら試行が語られて、なかなか興味のあるものだった。
 その後は例によって「萌木の村」に行ってソフトクリームを食べた。これもまた繁田さんには好評であった。同伴して喜んでいただけたのは何よりであった。
 帰りはやはり談合坂サービスエリアあたりから小仏トンネルあたりまで渋滞。もう夏休みの時期も過ぎていたから、週末の高速料金値下げがここまで影響を及ぼしているとは思わなかった。    

これが「期間限定高原野菜のてんぷら付きぶっかけ蕎麦」だ

「萌木の村」のソフトクリーム



8/30
 午前中は東堂さんと練りカラシのキャップで遊んだ。  午後になって東京と美術館に行き、2時を過ぎたところで撤去のお手伝い。4時ごろにはすべて無事終了。帰宅後にアイスクリームをいただく。
 夜は開票速報を楽しむ。

8/29
 午前中は期日前投票の初体験。
 午後は半分交流展の会場当番ということで東京都美術館に行った。差し入れのケーキをいただいたり、ソフトクリームを食べたり、美術館前の広場での大道芸を楽しんだりした。5時ちょうどに会場の証明が落とされたのにはびっくりした。
 その後、参加作家ビーニー・カマンさんの娘さんでアートジャーナリズムを専攻しているエリアルを囲んでの飲み会に参加した。二次会に行くみんなに失礼して帰らせてもらった。    

今回は抹茶のソフトクリームをいただきました

手作りの木琴で世界の音階を操る大道芸人(名前忘れた)


8/26
 今回の交流展のアメリカ側参加作家の平出俊さんを囲んでの飲み会に参加した。楽しいひと時を過ごした。

8/23
 車の運転にはまっている。今日も勝沼までドライブを楽しんだ。ぶどう園に行き、東京の青果店ではあまり名前を聞かないゴルビー、藤稔(ふじみのり)、黄玉(おうぎょく)という三種類のブドウを購入。その後勝沼市内をあてどもなく走り回った後、中央道で帰ってきた。途中、談合坂サービスエリアに立ち寄って車庫入れも体験した。

8/22
 第二回日米国際作家交流展のアーティストトークが東京都美術館で開催された。設置時には懸念材料もないことはなかったのだが、思っていたよりいい展示になったと思う。やはりそれぞれの作品の力が強く現れていて、会場空間をしっかり使いこなしていたと思う。会場で久しぶりに大橋博さん、大竹秀明さんともお会いして談笑した。アーティストトークではわたしはカメラマン役をおおせつかった。それぞれの作家さんは自身の作品やコンセプトについて尽きない思いがあるためか、なかなか短時間では終わらず、午後2時から始まったのだが5時ぎりぎりまでかかってしまった。
 それからマキイマサルファインアーツに会場を移してオープニングパーティーが催された。そこではアメリカからの参加作家さんに自己紹介とともにいろいろと作品について質問したりした。それから居酒屋で開催された二次会にも参加した。なかなか楽しい一日であった。

8/21
 昨日のドーパミン、アセチルコリンの分泌過多の反動だろう、昼を過ぎてから体力がガクンと落ちて、一日中すっかりお疲れのご様子であった。

8/20
 第二回日米国際作家交流展の東京都美術館での設置のお手伝いに、上野まで行った。
 久しぶりに英語をしゃべることになり、性格がやや社交的で積極的になり、設置もあれやこれやと頭を使うことでドーパミンやらアセチルコリンやらの神経伝達物質が出まくり、空腹を感じる余裕がなくなり、わたしにしてはエネルギッシュにあっちに行ったりこっちに行ったりしてお手伝いをした。
 たぶん東京都美術館側の対応もよくはなってきているのだろう。一部の壁にはマスキングテープの使用が認められているようだ。しかし、備品の貸与をお願いに行くと、やれ何回も来ないで代表者がまとめて来いだのと言う。たぶん「貸してあげている」という意識で、「少しでも展示をいいものにしたい」という気にはなっていないようだ。残念なことだが。
 3時過ぎに東京都美術館のレストランでゴマのソフトクリームをいただいた。なんだか色がコンクリートのような感じだが、味はおいしかった。5時までには無事設置も終了して元気に帰宅したが、まだ高揚感が残っているためか、お腹があまり固形物を受け付けず、またアイスクリームを食べてしまった。  

東京都美術館のゴマソフトクリーム


8/17
 最近、西嶋が押入れに入って探検ごっこをすることを覚えてしまった。
 帰宅するとやつらの姿が見当たらない。そして押入れのふすまに少しすきまができていて、中のものが落ちていたりする。押入れの中をのぞくとやつらが潜んでいるのである。まったく次から次へと新しい遊びを覚えていき、油断のならないやつらである。    

満面の笑みを浮かべて万歳しながら就寝中の西嶋

東堂さんは盆踊りの夢でも見ているのか?


8/16
 今日はスパイク・リーの「セントアンナの奇跡」を鑑賞。
 スパイク・リーの映画は本当に久々だった。エンターテイメント性もある重厚な映画だった。アメリカ人は英語を話し、ドイツ人はドイツ語を話し、イタリア人はイタリア語を話すという、実に当たり前の設定だが、アメリカ映画にはあまりない設定が大変好ましくもあった。
 有楽町も結構人がいた。

8/15
 ドイツ赤軍を描いた映画「バーダー・マインホフ 理想の果てに」鑑賞。どの登場人物にも感情移入なく、史実を冷徹なまでに忠実に描いていると言える映画だった。それと比較するに、「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」は若松孝二が登場人物に近かった分、感情的な残滓があったようにも思える。
 またドイツ赤軍が外部に対する暴力をエスカレートさせていったのに対して、日本の場合は連合赤軍のように、現実を伴わない硬直した精神論に向かい、結局自己崩壊してしまったということも特色として挙げられるだろう。いろいろと考えさせる映画だった。
 それにしても渋谷は結構人がいた。

8/9
 昨日の疲れが出たのだろう、一日中ぐったりしていた。なにせ329km走破なのである。神経をかなり使ったということだ。一日くらいはぐったりさせておいてほしい。

8/8
 レンタカーを借りて清里まで自動車旅行。
 調布駅で嶋津晴美さんと待ち合わせをして、いざ中央道へ。どうやら夏休みの行楽と重なったらしく、渋滞に巻き込まれてしまった。だらだらと進むことしばらく。およそ2時間半くらいかかって須玉インターを降りて清里ラインに進む。「高原蕎麦 忘れ路」でギャラリーKINGYOの扇谷さん一家と待ち合わせ、「八ヶ岳天然きのこ付ざるそば」をいただく。なかなかおいしいお蕎麦であった。
 それから清里フォトアートミュージアムへ行き、グループ展を鑑賞。自分の設置がグループの中で一番最初だったので、他の参加者の皆さんの作品を見るのは初めて。昨年とまた異なった感じでもあり、館内のところどころのスイートスポットに作品が展示されていて、なかなか興味深かった。同行した大野さんの案内で、館内の見学をさせてもらい、キャットウォークを少し歩いて外の風景を堪能した。今回はそんな感じで美術館を建築物として見学することもできた。
 写真撮影、ビデオ撮影もしたのだが、設置した日の方が天候がよく、あまり効果的な撮影はできなかった。まあ雨男であるわたしが撮影する日にあまりに天候がいいとなにか不安な気にもなってしまうので、少しポツポツ雨が降ってくれて、内心安心したりしたのである。  その後、「萌木の村」に行ってソフトクリームを食べた。今回のトッピングはクルミ、ゴマの実、りんごのカットである。大変おいしくいただいた。
   

これが「八ヶ岳天然きのこ付ざるそば」だ

「萌木の村」のソフトクリーム

 帰途も東京に近づくにつれて渋滞となったが、車内では嶋津さんらと楽しく会話をさせていただいた。


8/1
 午後、大泉学園のNroom artspaceの石井隆浩展へ。
 吉祥寺からバスに乗って大泉学園駅まで行き、そこから私鉄沿線の住宅街特有の細い道を迷いながら到着。住居とギャラリーが絶妙の割合でミックスされているような空間だった。石井さんとしばし歓談してから失礼させていただいた。帰りの道もなかなか迷いそうでスリリングではあった。

7/26
 ええ、確かにイグチトシオと言えば黒服でしょう。久しぶりにわたしと会う友人知人は、待ち合わせ場所で人ごみの中から黒い影を探すそうです。しかし何年も着ている黒いシャツがだんだん色あせてきてしまいました。そんなわけで今日はユザワヤに行って染料を買ってきて染めてみたのです。が、熱湯に浸けて20分かくはんなんてことをこの暑い昼日向にしていたら、汗だくだくになってしまったのでした。そんなもんで、冷凍室の氷をいくつもほおばって、なんとか体を冷やしたのでした。

7/25
 運転免許証は自動車教習所の卒業証書として大事に保管していて、身分証明のようなときに使うのみであった。だがこのたびふと思いついて自動車を運転するときに携帯するという、本来の目的のために使おうと一大奮起してみたのであった。それで格安レンタカー屋などを利用して、今まで3回ほど都内を乗り回してみた。
 それが今日は初めて高速道路を走ってみることにした。他者との絶対的な隔絶感、適度な緊張感、そして疾走感。今になって車の運転の魅力など、よもやわたしの口から出てくるとは自分でも想像だにできなかったであろう。今日は大月まで行き、大月駅前の「吉田」という手打ちうどん屋さんでこしのあるおいしいうどんをいただいて帰った。往きは渋滞の中をだらだら走ったが、帰りは疾走感を満喫してあっという間に帰ってきた。甘いハンドルさばきもあることにはあったが、全体的に見ればまあまあうまくいったであろう。帰宅後はもちろんソフトクリームである。ソフトクリーム一個ではなんだか物足りなくて、わざわざ「ガリガリ君マスカット味」を買いたして食べたのであった。
 アートに関して言うのであれば、これで自分でレンタカーを運転して搬入・搬出ができるようになったということである。 

7/24
 阪本トクロウさんの銅版画作品の個展へ行った。過去のアクリルの作品を銅版画で制作したと言っていいのだろうが、版画ということもあるのだろう、アクリルとはまたちょっと違う印象があった。アクリルは極めてコンテンポラリーな印象を受けるのだが、銅版画は日本画という出自からだろうか、構図的に少し浮世絵に似たような印象を受けた。とても面白かった。

7/22
 皆既日食の日である。しかし曇り空というより雨降りであった。まあもし晴れていたのであればそれなりに空を見上げただろうが。

7/20
 今日から小熊英二の「1968(上)」を読み始める。1092ページの大著である。重いので腹ばいに寝そべりながら読むことにした(いや、薄い本でも自宅ではたいていこの姿勢で読書する)。

7/19
 午後、銀座で繁田直美さん、嶋津晴美さんと歓談。パフェを食べながら、近況報告やら日米国際作家交流展の話をする。

7/18
 午後、新宿で中込靖成さん、石井隆浩さんと、第2回日米国際作家交流展についての打ち合わせを行う。わたしは今回は設置や会場当番でお手伝いをさせていただくことになっている。二時間ほどいろいろとお話をしてからお二人と別れて紀伊国屋へ。小熊英二の「1968(上)」を購入。前作「<民主>と<愛国>」は968ページの大著だったが、今回はそれを遥かに上回る上下巻各1000ページを超える巨著である。下巻は8月に入ってからの刊行らしい。。読む方にも大変な労力を強いる著作である。わたしはこれをいつ読了できるのだろう。

7/16
 清里フォトアートミュージアムへ作品の設置に向かう。
 昇降機を使わせてもらい、エントランスの回廊に三つ作品を設置する。今回は設置が早く終わってしまったので、一旦清里駅に戻り、ソフトクリームを食して電車の時間を待ち、隣の甲斐大泉駅から徒歩3分の温泉施設「パノラマの湯」に行った。
 前方の富士山を見ながら、露天風呂で半身浴を3,40分満喫した。風呂上りにはやはり牛乳であろう。自販機の八ヶ岳乳業の牛乳(瓶入り120円)を飲んだ。
 すっかりくつろいだ搬入となった。こんなことめったにないわな。

7/12
 昼ごろ、清里に向けて作品を発送。はい。これでもうやり直しはできませんからね。
 それから都議選の投票へ近所の幼稚園に出向く。帰りにチョコアイスバーを買って帰る。
 夕方ごろ外出し、両国へ。ART TRACE Galleryの物販班の打ち合わせを行い、その後、ギャラリーでの全体会議に出席。10時半ごろ終了。西嶋と東堂さんの夕食のエサやりがまだだったので、大急ぎで帰った。いやぁ、申し訳ない。
 その夜は都議選の開票報道を見てから床に入ったが、寝付けなかったのでしばらく読書をした。2時を過ぎてしまった。

7/5
 深川いっぷくへ。
 ミルクコーヒー黒蜜入りをいただく。やさしい甘さでとてもおいしい。
 約6年ぶりの個展開催である市川洋子さんのステンドグラスは、光線の加減で微妙な表情を見せ、かぶりつきの椅子でしばし鑑賞。
 お向かいの深川ラボを通常より1時間早くオープンしてもらって、小品を鑑賞させてもらい、白濱雅也さんとしばし歓談。

7/4
 ギャラリーKINGYOへ。
 例によって途中、芋甚でアイスモナカをいただく。さっぱりしておいしい。


タイトルは「マトリックス」の中で出て来るセリフらしいですね。実はわたしはこの映画をテレビでチ ラチラとしか見ていないので、どこで出てくるのかよくわかりません。わたしはスラヴォイ・ジジェクによる テロとその後の戦争について論じた文章のタイトルとして知ったのでした(現代思想臨時増刊「これは戦争か」より)。
なお、画像は島田雅彦の「ミス・サハラを探して」(KKベストセラーズ) の中のチュニジアの砂漠の写真(撮影;中島誠)を無断借用しました。