えげれす通信 vol.07
こんにちは。久しぶりの「えげれす通信」っす。 昨日は、日本料理屋@居酒屋ふぅみ、に行って来ました。 「外にのみに行く」という場合、 パブをやめると、案外選択肢がないのがえげれす。 昨日は、総勢7名の飲み会だった。 日本料理屋系は、実は今まで一度も行ったことなかったんだけど、 この店は、料理屋あるいは飯屋というよりは、 居酒屋だって聞いていたので、ここに行くことにしたのでした。 なんだか、嫌な予感がしていた僕は、 その店の「Closed」のプレートをみてうんざりしたんだけど、 良く考えて見たら、まだ17時過ぎ。 ひょっとしたら、もう少し遅く開くのかもしれないという提案に従い、 近くのパブで(やはりか!)時間をつぶしてから行ったら、 ちゃんと開いていたのでほっとした。 (何せ、16時には真っ暗なんで、真夜中みたいなキモチにみんななっていた) さて、件の店だけど、 「じゃこおろし」が700円もするというのは知っていたのね。 しかし、改めてメニューを見ると、 「塩辛」「なめこおろし」「揚げだし豆腐」「焼き鳥」「厚揚げ」「焼き茄子」 等々、なかなかに充実してるのである。 しかし、良く考えて見ると、大概の物は、 やろうと思えば作れるものである。 これは、みんなの意見だった。 基本的に、値段さえ気にしなければ、手には入るもんだ。 うちの場合は、料理設備がないから不可能だけど、 例えばフラット(アパート)暮らしの連中などは、 ちゃんと一通りあるから、作れるのである。 しかし、まぁ、作れるとはいえ、 店がまぁなんだか本当に居酒屋ちっくなので、 みんな嬉しくなって、色々なことに反応してしまった(笑)。 店に入ると、バイトのおねぇちゃんが 「いらっしゃいませ」 「おいおい。『いらっしゃいませ』やて!」 「コートお預かりしましょうか?」 「ううわ。優しいわぁ。」 この調子(笑)。 だから、メニューに載ってるシロモノも、 まぁ作れるし、作ったほうが断然安いのもわかってるんだけど、 まぁそこはネタ作りだと思って、ガンガン頼むことにした。 しかし、調子こいて 「じゃがバター」 と言った奴は、 「なんぼなんでも、イモはやめようぜ」 と全員から突っ込まれた(笑)。 件のじゃこおろしも、醤油をぶっかけて食べると まことに日本の味だったし、 我々が感動の嵐に巻き込まれた「秋刀魚」も、 非常に素晴らしかった。 みな、口々に、 「おお!大根おろしが添えてある」 「ちゃんと焦げもついてるやん」 「わたもちゃんと美味い」 「ううむ。秋の刀の魚やで」 「もっと、感謝してくわなあかん」 と、まぁそこは一瞬にしてナショナリストの集会場と化したのであった。 酒は、、、というと、 贅沢は言ってられないわけで、「大関」と書かれた一升瓶が並んでいたのは 知っていたんだけど、それでも「自動燗つけ機」があったのを見つけた僕は、 たとえ大関でも、たとえ機械燗であっても、 やはり熱燗を飲むことにした。 大概、日本からのメールで 「今日は寒いので熱燗を飲んだ」系の報告を聞くたび 発狂しそうになってた仇をうたなあかん。 ちゃんと徳利とおちょこが出てきた「熱燗」は 僕らをさらにうならせた。 僕らは、日本の正しい熱燗を飲み方を実践し、 「じゃ、まず、一献」 「お、すみませんなぁ。おととと。それでは返杯を」 「ではでは。まままま。」 と基本形で始めたのであった。 ちゃんと、一杯目を飲んだときに、 「あーーーっ」 という「おやぢリアクション」も忘れなかった。 こうして、居酒屋の夜は、一杯の仕合せと共に始まったのである。 バイトのおねぇちゃんは、みんな愛想がいい。 皿を下げるときは、 「お下げしてもよろしいでしょうか?」 グラスが空いたら 「何かご注文は?」 灰皿が一杯になったら、 「灰皿おとりかえします」 僕らもその度に、 「おお。ちゃんと聞いてから皿を下げる!しかも、まだ残ってるときに 持っていったりせぇへんやん」 「ううわ。呼ばなくてもちゃんと来てくれるやんか」 「灰皿とっかえてくれんねんで。自分でとりにいかんでええねんで。取りに行って も吸殻てんこもりの灰皿しかないなんてことはないんやで」 といちいち反応する。 基本的に、えげれすのレストランでは、 ちょっとでもフォークを置いたりすると、容赦なく皿をもっていかれる。 どう見たって、半分も食ってない皿だろうがなんだろうが、 彼らは何も言わずにさくっと持っていこうとするので、 我々は、彼らが既に持ってるカスの皿達に、 自分の皿が重ねられて汚れてしまう前に、 「not yet」って言って取り返さないといけない。 店員が傍を通る度に、 食べるのを小休止してしゃべったりしてるときでも、 絶対フォークを持って、「食べてるフリ」をしなきゃない。 とくに、つけあわせの野菜などは、相当大変である。 新鮮な野菜不足(煮て、大概へたった野菜は除く)のえげれすで 皿につけあわせの野菜は、限りなく貴重なもんであるが、 これらをすべて食べるには、かなりのテクがいるのである。 メインでさえ、半分残ってる皿を持って行こうとする彼らが、 「つけあわせごとき」が残ってる皿を見逃さないはずはない。 一人パスしたと思っても、 次なる刺客が「finish?」と聞いてくる。 それをこなしても、斜めくらいから新たな敵が来て 「OK?」とか言ってくる。 「終わってないっちゅうねん」と何度嘆いたことか。 だから、野菜までちゃんと、「ゆったりと」食べようと思うのは 限りなく不可能な、夢に近いのである。 敵も敵なら、受け手もさるもの。 大学のパブも状況は一緒なんだけど、 この前、前のテーブルにいた西洋人の客が、 半分以上残ってる皿を置き去りにして、トイレに立った。 彼は一人だったんだけど、 この「一人」というのは命がけであり、 なんぼ皿に残っていても、 戻ってきて皿がそのままに残ってるなんて可能性はないに等しいのである。 果たして、彼の皿は、我々が見守る中、 さくっと下げられてしまったのであった(笑)。 我々は、大きく頷きながら、次に、戻ってきた彼の反応を見守ることにした。 彼は、トイレから悠々と帰ってくると、 ちょっとテーブルを見まわし、 それから何でもないように、新聞を読み始めたのである。 ううむ、これぞえげれす! (断じて、finishしてはいなかった様子だったのは、我々の一致した見解だった) と、長く横道に逸れたけど、 この辺の事情にうんざりしてる我々@居酒屋は、 この日本ふぅの「お下げしてもよろしいでしょうか?」 の台詞に、全員が感嘆の声を上げたのでした(笑) だから、みんな、キリストのように寛容な心になり、 一人だけいた韓国人のバイトのおねぇちゃん (彼女は新米っぽかった)が、持ってきた焼きお握りを テーブルの上に落としてしまって、途方に暮れてたときも、 みんな口々に、笑顔で、「No Problem!」と答えたのであった。 さらに、値段が高いのも忘れて愉しんだな。 居酒屋系の、あの、カベに貼ってある「モツ煮 350」みたいな紙にもやられた。 よく考えると、「350」は「3.50」なのだ。つまりは£なのだ。 #故に、モツ煮=£3.50=¥700 しかし、まぁ、なんやかんや言って、 大人数だったせいか、思ってたほど高くもなく、 一同、また来ようということで、話がまとまったのであった。 いっつもは来ることもないし、折角えげれすにおんねんから、 日本料理屋に行くってのは、どっかしゃくにさわると考えるけど、 それでもたまにはいいわ、やっぱり。 店員さん呼ぶとき、思わず「すみません」と言った奴は 自分で苦笑いしてたし(Excuse meじゃない言葉が自然に出てきた)。 勿論、〆は、「おあいそして!」。 |
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