えげれす通信補遺 ex-04
昨日は何故か明け方4時に起床。 9時までだらだらして、 それから大学に行って用事を済ませ、 帰ってくる時、空を見上げたら、素晴らしく深い青空。 パターンだと、ここで昼寝をしてしまうんだけど、 なんだかもったいないような気がしてきたので、 どっか行こうと思った。 ロンドン時代によくやった「無計画バス旅行」をしよう。 ロンドンは「バスパス」という乗り放題券があるから、 それさえあれば、どのバスでも自由に乗れる。 グレーターロンドンの外環を周ろうと思ったら、 結構な距離があるから、 なかなか「旅気分」にも浸れるし。 然し、ここにはそういう券もなければ、 そんなにきめこまやかなバス路線も無い。 とはいいつつ、日本の同レベルの町と比べると、 この国のバス路線網は、素晴らしく発達してて、 なおかつ安いんだけど。 で、あまり土地鑑もないので、 地図を持って家を出発。 (本当は地図無しが望ましい) ダブルデッカーバスに乗りたいなぁと思っていたけど、 なかなか来ない。 たまに来たりすると、 それはよく知った行き先だったりして、 なかなか最初の一歩、どのバスに乗るかを決められない。 時間が過ぎていくので、 とりあえず「Stockton行き」に乗った。 ここは、うちの大学の別キャンパスがある町で、 名前はよく聞いていたけど、行ったことはなかったのだ。 然し、一階建てだと、あまり見晴らしが良くない。 なんだかんだで一時間ほどで、ストックトンに到着。 次にどこに行こうか、 バス案内を見てると、 候補地が二つ出てきた。 ミドルスブラと、ダーリントン。 ミドルスブラに行くと、 その先の北海が望める場所に近づく。 海も随分見てないなぁ。。。 もう一つは、ロンドンからダーラムに列車で来る時、 必ず止まる町なので、名前はよく知ってるダーリントン。 然し、知らない町に行きたいよなぁ。 今回の目的の一つは、「バスに心行くまで乗る」。 そう、僕は乗り物好き。 ミドルスブラは、いかんせん、近すぎる。 なので、ダーリントンに行くことにした。 この町は、矢張りわが町よりはでかく、 賑わってる。 さぁ、ここで、僕は腹が減った。 で、心に浮かんだ一つの画。 髭を生やしたおっさんが、 ヘドロの溜まった汚い水中から僕を見つめている。 周りには、黄色と黒色のアイテムが巻きついている。 いや。 そうやなしに。 兎に角も、トリをしばきたくなったのだ。 うちの町には店舗が無い。 バーキンとマクドはあんねんけどね。 トリ、しばきたい。 そう思って、ダーリントンの街中を、 ただトリ屋を見つけるためだけにうろうろした。 マクド、うむ。 バーキン、矢張りな。 ピザハット、お、もう少しや。 ・・・ ないやんけ。 ここへ来て、僕は、もうアタマにはトリしかなかった。 すると、・・・? なにやら、見たことある色合いの看板が。 「ん?・・・F、C?お!KFCやないか?!」 近寄って見ると、看板には、色めく僕をあざ笑うかの如く、こうあった。 「TFC - テネシーフライドチキン」 ここは元町高架下かい。 なんでこんなところまで来て、 バッタもんの洗礼を浴びねばならんのじゃい。 僕は、難波の怪しい店で、「Renoma」だと思って買った炬燵布団が、 開けて中を見ると、 「Remomi」 とあって、 酢を飲まんでも背骨が逆反りできそうなくらい脱力した、 若き日の大阪時代を回想した。 「大体、まだ青かったねん」 「いや、然し、そもそも何で炬燵布団でRenomaやねん」 「わからんやん。アルマーニのパッチかてあるかもしれんやん」 「然し、おもろいなぁ。大阪はやっぱええなぁ・・・」 ちゃう。 今はそんな時ではない。 腹、減っとんねん。 早く本家を探さねば。 「ニューカッスルに行こうか・・・。」 位置的に言うと、 一直線の一番南に、今いるダーリントン、 一直線上の中間に、わが町ダーラム、 そして、同じ直線の北端がニューカッスルである。 三つの町は、同じ線上にある。 ということは、ダーリントンからニューカッスルに行くためには、 我が町を「通過」することになる(笑)。 トリのためならやむをえん 僕は、ニューカッスル行きの快速バスが来たのを見つけると、 それに飛び乗った。 そのバス、実は、ダーラムで見かけたことがない系統番号だったのだ。 で、ひょっとしたら、ダーラムは通らないんじゃないかと思っていると・・・。 そう、こいつは、実に凄かった。 ダーリントンからニューカッスルは、距離にして40kmはある。 ダーラムの手前のbowburnって町に停車した後は、 なんと、路線バスの分際で高速道路に乗った。 ここはえげれすなので、 道路網は素晴らしく発達しており、 かつ、全ての高速道路は無料である。 然し、それにしても、単なる路線バス(高速バスじゃなくて)の分際で、 高速にさくっと乗るなんて話、 ほとんど聞いたこと無いやんか。 大阪市営バスで、川を渡る為に、阪神高速の橋を利用して、 高速を一区間だけ乗る便があるのは知っている。 奈良交通で、高速規格のフリーウェイ「名阪国道」を使う便があるのも知ってる。 然し・・・。 こいつは、なんと、ダーラムに近寄ることさえせず(笑)、 延々20km以上は無停車で、高速を走り続けた。 速いのなんの。 そして・・・客は僕一人なのであった(笑)。 予想より遥かに早くニューカッスルに着いて、 無事、本家のトリをゲットした僕は、 Tyne川の辺でトリをしばき、 家に帰った。 結構疲れていたらしく、 すぐに寝てしまった。 すると・・・やっぱり起きたのは午前4時。 暫くして明るくなった頃、空を見上げると、 素晴らしい青空。 またトリ?! エンドレスな「トリ時代」突入の予感を感じさせる或る秋の日。 |
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