フィジー通信 vol.06
今日の収穫と損失は、絶対的にどちらもでかかった。 つまり、合算すれば、差し引きゼロになるかもしれんけど、 最大値と最小値はの差はでかかった。 下からいこうかな。 やはり、「今いるロッジを出てけ」発言がでかかった。 秘書のレシュミに聞いたところ、 なんでも、5日までの予約は取れたけど、 その後がわからないの。 あなた、自分で言って、たしかめてきてね(はあと)。 違。 レシュミは、そういうキャラじゃない。 いつも冷静なのである。 冷静なまなざしで見つめられて、 こちらは、蛇ににらまれた蛙? ハブに睨まれたマングース?? トムにリーチかけられたジェリー??? 逃げやすくなっとるやんけ。 いやいや。 遊んでる場合やない。 人間、一番重要なのは「住処」だとしみじみ思う。 これは、去年の6月より約半年、 日本で方々を転々とした僕が一番良く分かります。 住所不定無職だし(無職じゃない。いや無職だ(反実仮想))。 気分が落ち着かないのですわ。 だから、定住できる場所があるのとないのとでは、 気分から何から、多いに変わってくる。 土曜に出なきゃならん。 ということは、ホテル探しをしないと。 これはまた面倒なことになったなぁ。。。 然し、一寸だけ、楽しみなこと、それは、 多分、相当の確率で、同じ位の値段で、 クーラー付きの部屋が借りられるであろうこと。 うっひょー♪ クーラーで、風邪引いたるねん。 クーラーで、下痢したんねん。 クーラーで、「すんません、『寒いんで蒲団もらえますか?』って、フロントに電話したんねん」 さて、それは明日の仕事。 今日は、仕事を終わらせ、ロッジに戻ると、 日本人の友人と遭遇。 「阪神、開幕連勝っすねぇ」 「ベガルタ仙台、史上初4連勝っすねぇ」 などと、スポーツ談義に花が咲く。 その後、フィジー日常品買い物事情を教授される。 大学の真向かいに「Cost U Less」という倉庫ちっくな店があるのは 前から気になってた。 然し、何かはわからなかった。 彼によると、それは、郊外型大型スーパーなのだそうな。 聞けば聞くほど、行きたくなる品揃え。 僕は基本的に、旅先では、絶対に、その土地の大型スーパーに行くことにしてる。 「スモークサーモン、高いけどありますよ」 彼のこの一言だった。 僕を心底から衝き動かしたのは。 醤油とわさびで「擬似刺身」ができる、 恐らく、世界唯一の、入手可能食材。 それは「スモークサーモン」。 えげれすでは、逆に、アホほど獲れる産地のスコットランドが近かったせいか、 あれほど魚の有り難味が身に沁みる国なのに、 スモークサーモンだけは、 「まぐろの中落ち」 くらいにしか思えなかった僕。 #まぐろの中落ちがどれほど実は素晴らしいか。そんなことはいわれんでもわかってまんがな(笑)。 然し、所変わって、ここは熱帯。南国土佐を後にして<やけに古い。 サーモンなどという、いささか「雪がほろほろと降ってる情景になんともマッチする魚」なぞ、 いてるわけがない。 どこをどう探したって、 目、ギョロ 口、バツン ウロコ、ナミナミキワキワ この擬態語はよくわからんけど、 そういう、「そこはかとなく無い」魚ばかりが目に付く昨今、 皆様、いかがお過ごしでしょうか? もとい。 サーモンね。 だから、そういうもんは、ありえないシロモノと思っていたのに、 なんとあるらしい。 流石は、南半球の雄、豪とNZよ。 奴らは大したもんやね。 えげれす連邦なのに。 鮭も飼育しよる。 えげれす連邦だから? さて、件の店。 倉庫ちっくと見えたのは間違いではなく、 実際倉庫なのであった。 然し、中にはいるや、 僕は仰天した。 クーラーきいてる(←最近これだけで僕は昇天する)。 何でもある(←マジで何でもあるわ)。 サービスも良い(←後述)。 DIYショップと、郊外型食料品スーパーを合わせたような感じで、 本当に何でもあるのよ。 フィジーを舐めてはいけませんぜ。 バーベキューの持ち運びコンロ。 各国食材調味料。 そして、、、。 冷凍コーナー付近を、期待を込めて、歩いてた僕は、 素晴らしいものを発見した。 #冷凍コーナーがあるのは知ってたけど、最後にしてた(笑)。 ##目玉焼きの黄身をいつ食べるかという、アレですな。 スモークサーモンは今日は無かったけど、 スモークド・トラウト(豪産)がありましたよ、先輩!<誰やねん そうか、それはいいから、パン買って来い。<パシリかい その他、キムチとか、シュウマイとか、 まぁ、アジア人が相当熱くなるであろう食材を発見。 キムチですよ!先輩!!<だから それはええから、パンや、パン買ってこんかい。<だから 店内は凄まじく広く、 本当に、文明国に劣らない品揃えをしてて、 僕は、素で、驚いた。 僕の研究テーマである「文化変化」においては、 「物質文化」は「非物質文化」に比べて「変化」が起こり易いということが言われてるが、 これじゃ、現代における「どうなんだ?」文明国えげれすと、 そう変わらんのじゃないか?? いや、待てよ。 えげれすで、黒色ボールペン10本組で1000円とかで売ってたか?? 僕は、色々な意味で打ちひしがれながら、 件の「スモークド・トラウト」と、 予想外に安かった「ローストビーフ」と、 病に罹ったように選んでしまった「キムチ」と、 その3品をレジへ持って行った。 レジは非常に簡易型で、 バーコードを通した品物を、置く場所が無いので、 レジ係はカートをその場に持ってきてる。 バーコードを通した品物は、 その、彼の手元にある「別の」カートの中に一旦入れられる。 そのカートには、予め「袋」がガサッとかかっており、 彼は、余り時間を利用して、品物を袋に入れてくれるわけだ。 前のおばちゃんは、恐ろしい分量の買い物をしていた。 レジを通して、さらに品物を袋にいちいち入れるとなると、 信じがたい程の時間がかかる。 然し、僕は、所謂「Fiji Time」に慣れようとするキャンペーン期間中なので、 じっくり、ゆっくり、彼(レジ係)の作業を見てる。 はーあ。長いのぉ。 さて、僕の番。 僕は僅か3点。 然し、アジアの強敵、アジアの美的関心、アジアの命、 汁がもう溢れんばかりの「キムチ」があるのだ。 えげれす時代、寿司とかでも、 スーパーで買うと、 笑顔で「Thank You!」とか言いながら、 レジのねえちゃん、めちゃめちゃ横にして、牛乳の横とかに入れよったぞ。 サンキュウちゃうねん。 そんな「言葉」はええから、 「寿司を持ち運ぶとき『水平』の鉄則を忘れてネタとシャリをバラしてもうたら校庭10周」 の法則を忘れんなよ、ねえちゃんよ。 そういう悔しい思いを何度も味わいながらも、 「校庭一周」には欠かせんアイテム「バケツwith雑巾絞り汁」の英単語がわからず、 未だ、えげれすのねえちゃんを、ニッポンの校庭へと誘うことができてない僕は、 「汁だくキムチ」を扱うレジ兄ちゃんの、一挙手一投足に注目した。 すると。 あり得べき事か、彼は、 「日常的な感覚」で、キムチだけ、別の袋に「分けて」入れてくれた! 然も「水平」に。 見てて、キムチを彼が掴んだ瞬間、 「それは別にして!」 何故ならそれはこぼれやすく、 一旦こぼれると物凄く染みになって、 やすやすとは取れないんだけど、 その味はアジア人は忘れられないのよ。 わかる? 食ったことある? ないなら、今、ここで、開けて、試食してみいよ。 ほら!どう?うん?うまいやろ? そうやろ。これ、ごま油で、豚肉と炒めたりしても美味しいねんで。 さてほんなら、帰るわ。あ。。。このキムチ、開いてるやん。 開いてるって、、、誰開けたんや?これ、元々売り物やろ? なんで開いてるん? はぁ?僕が開けたって?そうか、そんな気もするな。 ほんならそういうことにしたろか。特別やで。 包んでくれるか。うん? なんで、斜めにしとんじゃい、われ。汁、こぼれるやろ。 んなこともわからんのかい、アホボケカス。 汁たっぷりの売りもんは、いつ何時でも、水平にするって、 太閤さんの昔からそう決まっとんじゃい。 んなことも知らんのか。ドアホ。 割り箸ないか?鼻から割り箸突っ込んだろか。 阪神、連勝しとんねんで。知ってるんか?われ? そう言おうと心待ちに、英語文法を頭の中で組みたてていたのだが、 彼は、非常にpoliteに、 キムチを別な袋に入れてくれたのであった。 「先輩、水平ですよ!」 「ううむ。キムチパン、一口食うか?」 だから、ここはどこかわからんのやけど。然し!。 ふうむ。 「polite」なのか、 「Never Mind」なのか。 フィジーはえげれす連邦。 ふううむ。段々わからなくなってきた。 |
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