ここでは大阪一のメノリストことアールグレイが、新造フィギュア・メノリの製作過程を紹介しています。下へ行くほど古い記事になります。分からない言葉がありましたら「素材と工具」を参照してください。
09/27−塗装完了

_できた。本作もまた八ヶ月の製作期間に多くの教訓を与えてくれた。
_まずはポーズ解説。楽譜を飛ばしているところ。「もう譜面はいらない。私は私が感じたままに音を出すんだ。」人生に楽譜はない。これまで親に決められた通りの道を歩んできたメノリが、自分の道を切り開こうと決意した時、という設定。
_体について。各部位は滝口氏に準拠したつもりだったが、やはり私の固定観念を拭い去ることはできなかった。大人っぽい14歳というイメージが先行し、キャラデサインをよく見なかった結果、六頭身、骨盤の幅は広く、乳房も顕著に。しかしポーズの趣旨からすれば、少々お姉さん気味で丁度良かったと思う。心身ともに少しだけ成長したメノリ。又してもキャラデサインを崩してしまった事になるのだろうが、今回ばかりはこれで良い。自信をもってそう言える。「ヴァイオリンも小さくなってしまったから、ロカA2に帰ったら新しい大人用のを買おう。お母様の片身のこれは大切にしまっておいて、私は私の愛器を探します。」
_んでヴァイオリン。表板と裏板はプラ板でボデー中身はエポ、ネックがプラ棒でできている。肩当ての形状は資料がないので適当。マシンヘッドのぐるぐるが難しい。
_次は顔。滅多に微笑まないキャラだが、あえて喜びの表情に。口は閉じていたほうが彼女らしいと思ったのでそうした。迷ったときはいつも、どっちが彼女らしく見えるかを判断基準とした。二重瞼、虹彩、鼻孔、今までモールドしなかった部位を数多く表現した。
_服。一応書いておくが、スカートの裾が破れているのはわざとだ。NHK_official_siteのトップ画を見て、気に入った。番組endingの最後の場面でもスカートびりびり。無人島生活には欠かせない演出。ベストの丈は短かった。ウエストラインがはっきりしなくなる服はどうも苦手だ。スカートびりびりにしたなら、ベストにも毛玉つけようともくろんでいた。サフをねちょねちょで吹けば、毛玉になるのではないかと。が、そこまで手がまわらなかった。今度やってみたい。
_そして、何と言っても本作の目玉は髪に「きしめん法」を用いた点である。今までは、髪の房を一塊としてエポパテから削り出すという、言わば鬘を被せるようなやり方をしてきたわけだが、本作では頭皮から直接髪を生やした。実際の人体では当たり前のことが、型抜きの都合に囚われて今まで考え付かなかった。ふと通りがかった梅田の地下街で、造花系の作家が造った人形作品を見る。その人形の髪は包丁を入れたての手打ちうどんのようになっていた。それを見てきしめん法を思いついたのだ。そっちがうどんやったらこっちはきしめんや。お蔭で画期的な手法を開発できた。軽くて自然な流れ(当社比)。だが問題もある。SSではいくら形を整えても焼く時に熱でだれてしまう。 SSを使う限り一発勝負・運任せの技法と言わざるえない。強度にも劣る。今回は縦ロールのキャラなのできしめんを数本束にして捩じることによりある程度の強度を保つことができたが、直毛のキャラならどうなるのだ。実際束になっていない部分は何度も折れた。今後は素材を代え強度を増したり、型抜きにも対応できるよう改良を加えて実用化したい。
_さて皆さん、大阪人が作るきしめんの味はどないでっか。まだまだやりまっせー。飽くなき追求や。最後までお読み頂きおおきにありがとうございました。
09/10-サフ完了

07/10
_起工以来何回ケツ割って首折ったことか、それでも矩体が万全でないような気する。人形のケツ割っても製作者はケツ割ったらいかん。首はもう飛んでるし、失うもんは無い。
_当初の設計では5頭身半だっだものが、何時の間にか6頭身に。髪も長すぎる。無人惑星生活八ヶ月の間に背も髪も伸びたというにしてくれ。ついでにおっぱいもでかなったちゅうことで。
_07/08の放送、目玉は何と言ってもメノげぇー。嘔吐するメノリを見て、心配顔のベルはこう思っていたに違いない。
「メノリの嘔吐物は何でこんなに臭いんだろう、みんな同じ物食べてるのに。そうかメノリ、まだ本当の自分を曝け出せずにいるのか。普段胃の中に圧縮して溜め込んでるもやもやを一気に吐き出しているんだね。いいよ、強がらないで全部吐いてしまえ、俺が片付けてやるから。」
カオルはポーカーフェイスやけど、内心は
「いい吐きっぷりだなメノリ。なんてセクシーなんだ、イカすゲロだせ。八ヶ月も一つ屋根の下暮らしてきたのに俺は今までお前の何を見ていたんだ。そうだ、もっと吐け。全部さらけ出すんだメノリ、お前の全てが見たい。」
げろげろメノリん、ええおんな、受信料払ろててよかった。この人形も嘔吐姿勢にしたら良かったとpetit後悔.
6/27


_5/20の髪はロールが足りないので壊してやり直し。きしめんの幅を5mmから3mmに細くしてさらにロールをかける。そしてオーブンで焼く。ドライヤーだけでは十分硬化しないので、とりあえずオーブンで火を通して、風に靡く角度は後にドライヤーで柔らかくして調整しようという目論見だった。ところがドライヤーで温めると根元で千切れて落ちてしまった。重みに耐えられなかったのだ。金エポで繋いだがどうも流れが不自然。それにロールが不規則だ。だが従来作のようにエポパテで板状の髪を作るやり方には戻りたくない。きしめん法は確立して見せる。
_5/20と比べると著しく前傾しているのがわかる。オーヴンの熱で歪んだらしい。うつ伏せにして焼けば元に戻るだろう。
_本作とは全く関係無いが、宇和島では岩海苔のことをメノリ(芽海苔)と言うそうな。「メノリおくんなまし。」因みに仏語で"meno-"とは「月の-」と言う意味らしい。
_番組の話。脱獄囚は未だ生きているのではないか。死体が見つかっていない。
05/20

ドライヤーでGo!
_ロングヘア作るのは久しぶりだ。今までのように髪を塊として捉えていたのでは進歩が無い。今回は幅5mmほどの「きしめん」を頭皮の面積に相応な数だけ植毛して、軽く縦ロール。それを何本かまとめて房にして、更に縦ロール。立てたままオーブンに入らないのでドライヤーで温めて硬化させる。この方法は従来より自然な感じに仕上がると思う。
05/19


_このポーズは背伸びして右手で楽譜を飛ばしているところです。もう譜面はいらない、てな。
_んでウッドエポでスカート盛り、SSでヅラーオン。しかし立てたままオーブンに入らん。どないしょー。今後風になびいているように流れを付けたい。髪はSSやから折れそう。ま、折れたら折れた時のこと、金エポで作り直すまでよ。楽器作くんのんは案外楽しい。次は弓やな。しなってる部分は竹ヒゴでいこうと思う。顔は今一似てないけど、これから似せるのや。レッツ・メノライズ!
_ところでメノ父はちゃんと年金納めてるんやろな。
05/14

_今日も朝から画面の中のメノリンとにらめっこ。しかしいくら二次元の原画を穴が空くほど見てみたところで立体感覚は湧いてこない。今こそ、これまで意味無く集めてきた白人少女の実写画像を活用する時だ。見ろ、舐め回すように凝視しろ。だが、原画を見ることも忘れるな。まるっきり人体ではいかん、版権物である以上キャラデザインをくずしてはならないのだ。驚異の人体を造り上げろ!
_ほんで、ケツ厚下げて、おっぱい小さした。やっぱりこうせな滝キャラに見えへん。あ、滝キャラとは滝口禎一氏がデザインしたキャラクターのことです。後頭部の白い部分は超軽量石紛粘土アーチスタソフトだ。略してAS。大容積のヅラが載るので、頭を軽くしておきたい。因みにスカートの中の仮詰めもASで行う。柔らかいのでスカートが出来た後、中を壊すのが楽。
_ポーズも固まったし、服を盛りにかかろうと思う。しかし、服作るん邪魔臭いわ。スク水にしよか。しゃあけど、22世紀のスク水は全身覆うタイプになってんねんやろな、そんなん造ってもおもろないしな。しゃあない、普段着でいこ。
_05/13放送の話。ハワード救出作戦は成功して良かったが、ルナたんは優しすぎる。ハワードのボンクラは一回死んだぐらいで直らん。ただの便所掃除で許したらあかんで。「便器をお舐め!」せめてメノリンだけはハワードのスカタンにきついお仕置きをしてほしいもんや。ヴァイオリンの弦で締め上げたれ。メノリンの女王様見たいわあ。「古い弦もとっておくと役に立つものだ。」
_無人惑星七不思議、あの子らが無人惑星に漂着して半年以上経つのに、なぜ髪や髭が伸びないのか。そしてなぜパグーの膝はぐるぐるなのか。
05/01


_ポージングで迷って、泥沼にはまってしもた。もうええかげん服着せるか、という誘惑にかられる。しかし、ここで逃げたらあきまへん、もっとポーズと矩体を練らな。イラクの皆さんを見てみなはれ。泥沼でもがんばってはるがな。俺もこの泥沼から抜け出してみせる。アラーよ我を導きたまへ。あ、うち浄土真宗やったわ。
_ヴァイオリンはちっこすぎた。某サイトによるとヴァイオリンの全長はおよそ600ミリ。この人形は1/6なので単純に縮小すると100ミリになる。これを250ミリの人形に持たせるとチェロとまではいかなくても、間違い無くヴィオラに見えてまう。それでヴァイオリンだけは1/7にした。起工時には白人の大女が弾いている画像しかなかったが、NHK総合お昼のショーの専属楽団Vanilla_Mood の第一ヴァイオリンEmiliさん(7頭身)を見ると、もう少しヴァイオリンを大きくしたほうが良かったかなと思う。体格との対比か、絶対的スケールか、どっちをとるか難儀やなあ。なんせ現実で5頭身半言うたら幼稚園児やからね。
_TVアニメというものは話によって作画監督が違う。作画監督によって絵が全然違うので、人形を造る時は一人の作画監督の絵だけを見て造らないとえらい目に遭う。宮本さんの絵を見て顔の横を削っていたら、宮本画は滝口画に比べて著しく顔が長いことが判明。宮本画も好きだが、ここはキャラクターデザイナーである滝口氏に準拠すべきである。それで削った顔をまた盛り直す。毎回それで時間と資源を無駄にしているのに今回もやってもた。なんちゅう阿呆。私の脳では半年も前のことを覚えていられない。注意書きにして部屋に貼っとくか。「画家を特定せよ」かくのごとく記録し、実行せよ。
2004/02/01-起工
_今回も商品化するつもりはないのでいきなりキャラ名明かしてまいます。 NHK教育で放送中の「無人惑星サヴァイヴ」よりメノリ=ビスコンティ嬢です。たぶん人気ない番組や思うので、どういう人か説明しますと、白人、女、14歳、ブルーの髪と虹彩、5頭身半の薄い体をしていて、胸と尻はほぼ扁平、原型士でいうとWooD氏が得意とするようなキャラデザインになっております。でも頭だけは実際の人体と同じぐらい奥行きがある。実際の14歳と比較すれば、これでも十分「驚異の人体」と言えます。性格は冷静沈着なように見えてしばしば激高することも。当初は独裁的なリーダーで、今でも保守的な孝え方をすることが多い。言葉遣いは大人っぽいというか、昭和初期の男みたい。小さい頃に母を無くして以来男言葉になったようです。自分を護ってくれる人はもう誰も居ない、それで男言葉を鎧のようにまとっているわけですな。ヴァイオリンが得意で、子供恐怖症。ヴァイオリンを幼児に触られると、凄いけんまくで怒りだす。弦切れてなかったんやから、そないに怒ることないがな。大人気無いなぁ。あ、14歳は子供か。製造者がメノリンのどこにひかれたかと言うと怒りっぽいとこです。またしょうもないことで怒ってからに、しゃあない子やなぁ、と言った感じです。がんばれメノリン、故郷の地を再びその足で踏むまで倒れてはならない。
_さて、情緒不安定をどうポーズで表現するか。人形を造る時は容姿を再現するだけではいけない、その人の性格も表現しなくてはと兼ねがね思っていますから。
_主材はコニシ社の「ウッドエポキシ」でいきます。90グラムで560円。強度も抜群。硬化時間は20℃で6時間。ガスオーブンで50℃に温めれば20分で完全硬化する。但しオーブンの使用は危険を伴なうので、やりたい人は自己責任でお願いします。くれぐれも50℃以上にしないこと、人形焼いても家焼くな。