野ウサギmicのテレタビーズ雑記

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1)野ウサギmic、テレタビーズにハマるの記

 野ウサギmicがテレテビーズの名前を初めて聞いたのは、友達の自称“黒いテレタビーズ”さんからのFAXでした。「テレタビーズに夢中」という近況報告の一文を理解できなかった当時のmicは、黒テレさんに電話しました。
「黒テレさん、テレタビーズってなぁに?」
 黒テレさんは、一生懸命説明してくれました。4人の名前、どんな姿か、どこに住んでいるかなどなど、じっくり時間をかけて話してくれました。でも、micはまだよく4人の魅力がわかりませんでした。

 ある日、渋谷に出掛けたmicは、黒テレさんが動くテレタビーズ(つまり宣伝用に上映されていたビデオ)を見たというHMVに行ってみました。黒テレさんを夢中にさせたテレタビーズを見てみたかったからです。動くテレタビーズはいませんでしたが、グッズが少しだけありました。「これかぁ。けっこう可愛いじゃん」とmicは思いましたが、そう思っただけで、何も買わずに帰りました。

 micがテレタビーズの魅力に憑りつかれたのは、まったくもってひょんなことがきっかけでした。それは、生まれた時からその寝坊ぶりには定評のあるmicらしい事件でした。旅先の香港で寝坊したmicが、寝ぼけ眼で見たテレビ番組が「天線得得B」ことテレタビーズだったのです。そのときの放送は、ビデオ「Nursery Rhymes」にも収録されている『Hei,Diddle Diddle』がメインエピソードでした。へんなスピーカーから聞こえて来る詩の朗読に合わせてラーラが「すぺしゃるだーんす!」を披露するエピソードです。くるくる回ったり、尻餅をついたり、ドームのなかを駆け回ったり、何度も何度も同じことを繰り返すラーラたちが無償に愛しくて、もっと見たい!と思ったのです。が、そのとき、番組は終わっていました。でも、香港ではグッズを探すヒマもなく……。

 帰国後、micの身に異変が置きました。動くテレタビーズを見て一週間もたたないのに、テレタビ中毒の禁断症状が出たのです。気が付くと「Eh-oh!」だの何だの覚えたてのタビー語を口にし、パソコンもタビー・ヴァージョンにセッティング。ビデオもPAL再生機能付きのデッキがあるのをいいことに、イギリスから取り寄せました。街を歩いていると、いつのまにかテレタビーズ・グッズがカバンのなかに増えていたりして、でも、その代わり、サイフの中身が減ってるんです。うー、困ったもんだ。どうしよう……。

 どうしよう……と言いながら、雑貨屋を見ると今日もテレタビーズを探しに入ってしまうmic。ビョーキかもしれない。。。(1998/9/15)

2)れっつ・ふぁいでぃふぁいでぃ・らーら

「で、micは4人のなかで誰がいちばんなの?」
 よく聞かれる質問です。
「ラーラかなぁ、ポーかなぁ?」
 とどっちつかずのことを言ってましたが、最近はきっぱりポーです。女の子にはとうてい見てないヤンチャ坊主ぶりが何よりいい。だから、いちばんのお気に入りは、リトル・ミス・マフェットのエピソードです。

 さて、ある時、micママが言いました。
「ポーのぬいぐるみだったら、お誕生日に買ってあげてもいいわ」
 それでいい気になったmicは、イギリスの会社にポーのぬいぐるみを注文しました。それから約3週間後、イギリスからmic宛てに小包が届きました。なのに、mic宛てなのに、micママったらmicに無断で包みを開けちゃって
「ポーだよ、ポーだよ」
 ってはしゃぐんです。そのくせ、
「でも、しゃべんないからつまんなーい」
 トーキングの人形は日本で買うといくらするか、ショップの相場を話したら諦めたみたいですが、勝手なんだから、ったく!

 ちなみにmicママは、ラーラが大のお気に入り。仕草がいかにも女の子っぽくて可愛いんですと。

 そんなこんながありまして……、なんかわかんないけどmicはイギリスにニュー・トーキングのラーラを注文してしまいました。なんでだろ???(1998/9/15)

3)Eh-Oh! ラーラの到着

 オーダーから1ヶ月経って、ニュー・トーキング・テレタビーズのラーラがmicの家にやって来ました。これ、まだ日本で売ってるの見たことないんだ〜、なんてちょっとだけ自慢。電話口で友達に声を聞かせたりして、ほとんど自己満足の世界です。

 この写真がニュートーキングのラーラ。今までのトーキング人形は縫いぐるみタイプだったけど、今度のは違います。ソフビ製でフィギュアっていうんでしょうか。どうするとしゃべるのかというと、底にスイッチがついていて、まずそれをオンにします。でも、それだけじゃしゃべりません。スイッチ近くのプチッと出っ張ったところがポイント。持ち上げたりしてそのプチッを刺激したりするとしゃべるみたい。

 お値段のほうは安くって、送料込みで一体5,000円足らず(単体送料抜きで14.50ポンド、送料が5.95ポンド)。イギリスからの取り寄せなので、レートで若干変動するけど。縫いぐるみタイプが日本で12,000〜16,000円することを思うと、これはお買い得。

 でも、安い分だけ言葉のヴァリエーションはない。少ないじゃなくて、ない、の。micは貧乏で持ってないけど、縫いぐるみタイプは4種類くらいあってお腹を押す度に違うこと言うでしょ? でも、ニュートーキングのラーラの場合は
「ラーラ、Eh-Oh! フフフ」
これが1セット。だけど、これだけで十分。ラーラの弾んだ声は沈んだ心を浮き立たせてくれるみたいで大好きなんだもん。贅沢は言いませんっ。

 ところで、このニュートーキング・シリーズ、ポーとかティンキー・ウィンキーとかディプシーはなんてしゃべるの?

 以下はmicの予想。
「ファイディファイディ、マンマン、ポー」
「Eh-Oh! ティンキー・ウィンキー、Big Hug!」
「ボッパトゥムポッパトゥム、ディプシー」
 正解はあったかな? ねぇねぇ、当たってたら誰か何かくれる? (1998/10/15)

4)Eh-Oh! mic、ラーラだよ

 ある日のこと、micは夢を見ていました。2人の剣士が刃を交える夢でした。細身の剣士はどこか優しい物腰で男装の女剣士のようでした。何ゆえ決闘ということになったのかわかりません。下から上へ、カメラは効果線つきで緊張みなぎる剣士の体をたどっていきます(なぜかアニメ風の演出)。いざ行かん、と女剣士が剣を振り下ろしたその瞬間!
「ラーラ、Eh-Oh! フフフ」
 脳天気なあの声がして、ふと見るとmicの隣りにはあの人形が! いつかやられると覚悟はしていたのだけど、何だってこういう緊迫したいいシーンでやってくれるのよ、おかーさま!
 ヘタヘタとその場に座り込みたい気分でしたが、寝ているmicにどうして座り込むことができましょう。それに引き換え、micママの嬉しそうな顔ときたら! ああ、あなたって人はもう! でも、ポーに起こされるよりかマシだったかも!?

 テレタビーズに起こされるなら、あなたは誰にどんなシチュエーションで起こされたいですか? (1998/10/25)

5)It's テロタビーズ!

 それは昨年の秋のことでした。黒テレさんからこんな電話がかかってきたのです。

「じつは、香港に行った知り合いからポーのトーキング人形をお土産にもらったんだけど、なんか変なんで見てもらえませんか? テンプルストリートに山積になってたというからバッタもんっぽいんだけど、ちゃんと4人の写真とロゴ入りのタグをつけてるから本物じゃないかと思えるし、でも、なんか声がね、甲高くて聞いたことのない歌を歌ってるんだ。香港のテレタビーズは、オリジナル版とちがう何かがあるのかな? その声ってちょっと説明しにくいので、実物を見てみて」

 というわけで、micはテンプルストリートから来たポーとご対面することになりました。

 真っ赤なポーは、目を閉じないタイプのトーキング人形そっくり。背中のチャックを開けると電池ケースが入っています。電池をはめ込んだところ、けたたましい笑い声を上げて歌い出しました。

「わらわらわっわら、ぶるぶるぼん!」

 な、なに、これ。安っぽいサウンドはお手軽打ち込み香港ダンスミュージックっていう感じ。これが正規の品物のはずないっ。でも、タグの写真はたしかにテレタビーズなのです。

 数日後、micは、そのポーを黒テレさんに返すためにバッグに入れていて、あっ!と大変なことに気がつきました。これって、これって、

『telotubbies』

 ってなってる! そうなのです。タグの文字は『teletubbies』ではなく、ご丁寧にも4文字目が“e”から“o”に修正されていたのです。micは唖然としました。黒テレさんもひどくショックを受けて、「テロタビーズ4人の名前を考えることにします。ポーはパーでしょ……」と始めちゃいました。

 さて、本来ならそれで終わるはずのテロタビ話なのですが……。

 2月のとある日。micのところにお友達のSさんからメールが来ました。

「旧正月に香港に行ったら、ヴィクトリア公園の市でテレタビーズの人形を売ってる屋台があったの。あんまり可愛かったから4体買って来た。1体40香港ドル。商標ついてるから本物だと思う。欲しいのがあったらお譲りします」

 不吉な予感がしました。もしや、これってアレでは? そう思ってこうお返事しました。

「その商標、本当にteletubbiesですか? telotubbies じゃないですか?」

 その返事は、「確かにteletubbiesで、『わらわらわっわら、ぶるぶるぼん』と歌うの」というものでした。それって、それって、やっぱアレじゃないですか。

 そして、いま、micのお部屋にはヴィクトリア公園の屋台から来たディプシーがいます。タグには確かにteletubbiesの文字と、ついでにbearworldなんてイギリスの縫ぐるみメーカーの名前まで入ってます。でも、RagdollとBBCのクレジットはないし、お腹のディスプレイの位置が歪んでる。けど、あどけない顔して立ってるんです。事情はどうあれ、違法であれ、捨てられたもんじゃありませんです。(1999/3/12)

 

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(C)1998 K.INAMI・MIC THE RABBIT