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最近、夕日が沈む瞬間をみましたか?
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太陽がぐんぐん山に近づいて沈んでいく。地球の回る速さを感じる時だ。太陽が沈んでもまだ空は明るい。昼間の明るさとは違う不思議な光の時間。完全に暗くなるまでのこの約二十分間がマジックアワーと呼ばれる時間だ。
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ツバメが飛んでいる。ムクドリが騒ぎながら通りすぎ、ときどきカラスがねぐらへ向う。夜行性のゴイサギはこれから出かける様子。ゆっくりと空の色が変わっていく。ツバメの姿が見えなくなるころ、かわってアブラコウモリが飛び始めた。ねぐらの住宅地から餌場の水田や川へ向かう。ツバメとは違ってヒラヒラと飛んでいるように見えるのがコウモリだ。生きものたちの世界も、昼間の世界から夜の世界へと移り変わっていく。
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ネズミをそれほど見なくなり、今ではアブラコウモリが一番身近な哺乳類だと思うが、その存在はあまり知られていない。コウモリは夜の間に大量の昆虫を食べ、昆虫類の個体数調節に大きな役割を果たしていると考えられている。コウモリの姿も暗くなりかけた空に霞んでしまうころ、星が出た。一日の終わりに地球にすんでいることを改めて想う。時にはこんな時間を過ごしてみてはいかがでしょう。
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(西条自然学校主宰 山本)
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2005年7月12日 愛媛新聞 コラム欄「伊予弁」掲載
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