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2005年末から年明けまで、石鎚に上がることが度々続きました。「上がる」と書いたのは、全部ロープウェイを使い、成就社までしか行かない散策コースだからです。「登る」と書くと、登山する人に対してあまりにもおこがましい(苦笑)
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とはいえ、散策コースも良いものです。登るぞ〜という気負いを持たず、冬山の自然観察を目的にのんびり歩くのも山歩きの楽しみの一つ。特に、雪に覆われた景色は他の3シーズンとは全く別物で、別世界という言葉がまさにぴったりです。
さて、冬山の散策で最も楽しいのが、雪上に残された動物の足跡を見ること。平地や普段の山道でも、泥や河原の砂の上にタヌキやイタチの足跡が残っているのを見ることがありますが、追うことができるほど足跡が続いているのを見かけることはそうありません。ところが、地面が全て雪で覆われた場所なら、どこへ行くにも、あら、やっぱり足跡がついちゃうわ、てな具合で、様々な動物の足跡がその跡を追うことができるほど続くことになるのです。
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1.さて、これは何の足跡でしょう。
進行方向は上向き。細長い穴と丸くて小さな穴が特徴的で、一番分かりやすい足跡です。【ヒント】細長いのが後ろ足、丸い小さい方が前足ぴょん。
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左の銀色はMの携帯電話。
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こんなふうに続いていました。分かり辛くてごめんなさい。雪上の足跡は写すのがすごく難しい。白い雪がへこんだ穴というのは、デジカメではコントラストがうまく付かないのでしょうか。
かなり急斜面でも下っています。足跡の幅が大きいのは、ぴょんとこジャンプをしたのでしょう。む、足跡の横にへこんだ部分が。こけたんだろうか。
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スキー場周辺を含め、石鎚ロープウェイから成就社のあたりまで、この足跡がたくさん見られます。成就の民宿のおじさんは「今年は姿をあんまり見かけないねえ」と言われていましたが、これだけたくさんの足跡があるのを見ると、かなりの頭数が棲息しているのかなあと思います。
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2.これは何の足跡でしょう。
進行方向は上向き。丸くて同じ大きさの2つの穴が、縦向きに並んでいます。【ヒント】1番の丸い足跡より大きくて(携帯電話を比べてみよう)、少し爪あとがついてんなあ。
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こんなふうに続いていました。かなり一直線に歩いてますねえ。2つの穴がくっついて、もうちょっと乱れた感じになっていると、走っていったということが分かります。
雪上の足跡探しの魅力は、足跡の先に動物の姿を思い浮かべることです。足跡が誰のものか分からなくても、爪あとや何となくの感じでどっちから来てどっちに行ったかが分かります。足跡の間隔が広いと、ジャンプしたか走っていたのかもしれません。「お、斜面をかけあがってきたけど、ここで引き返してるなあ。広い道は嫌やったんやろか?」とか「む、山小屋の方に続いてる!入っていったんかな」とか、まあ勝手な想像ですが、そこを動物が歩いているのが見えるようにイメージできるのが何とも楽しい。
この足跡も、1番に次いでたくさん見られます。
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3.これは何の足跡でしょう。
進行方向は上向き。ちょっと変わった形の足跡ですねえ。細長いひし形が2つ並んでいます。【ヒント】前2つに比べて、かなりスマートで小さいみたい。
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こんなふうに続いていました。この写真の向こうはつる性の木が絡み合っているところがあって、そこをぴょん、ぴょんっとよじ登ったのか、さらに向こう側まで足跡は続いていました。
写真中央を横切っているのは2番の足跡です。雪上にはいろんな種の足跡が交錯しています。人間には興味深い雪上の足跡も、捕食者、非捕食者にとっては一大事でしょう。イタチがネズミの、キツネがウサギの足跡を見て「よっしゃあ!」と思っているのは間違いありません。
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3番はあんまり見ない足跡ですが、運がよければ見られるでしょう。こんな雪の中、何を食べているのかなあ。秋の間に隠したドングリは雪の下の土の中か、あるいは隠し場所を忘れてしまっているはず。
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Mはまだ2回しか野生のこやつを見たことがありません。しかし、その2回の光景は今でもはっきり覚えています。何がそんなに印象的かって、あの美しさは他には例を挙げられない種類のものだからです。野生動物はどんな種でもひきしまった美しいボディをしているものですが、目にもとまらぬ速さで木を登ったかと思うと、一瞬何事も無かったかのようにストップし、じっと息をこらして見ているとまた見失うくらいの速さで木から木へ飛び移る。野生の体が作り出す躍動感あふれる美しい跳躍は、他の種では感じたことのない感動でした。ま、Mの見た野生動物なんて、まだほんのわずかなんですけど。これを超える美しき動物がこの地球上にまだまだいると思ったら、楽しみでなりませんな〜。
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4.これは何の足跡でしょう。
進行方向は上向き。足跡は1つだけ。爪あとがしっかりついています。【ヒント】2番に似ていたちいさな足跡です。
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右はボールペン。
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これは石鎚で撮ったものではないのですが、同じ雪上の足跡写真だったのでおまけにつけてみました。標高はずいぶん低いところで、まわりには民家もあるような場所です。
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他にもタヌキ、キツネ、アナグマ、ネズミの仲間など、たくさんの哺乳類が石鎚の山に棲んでいます。ネズミの足跡もちっさくてかわいいですねえ。また写真が撮れ次第、ご報告いたします。
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この冬、全国的に雪が多く、大きな被害が出た地域もあるようですが(心よりお見舞い申し上げます)、石鎚は絶好の冬山観察状況になっています。ロープウェイを降りれば、すぐに別世界。さて、こたつを抜け出し、重い腰を上げてちょっと出かけてみますか…。
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答え:1.ノウサギ 2.テン 3.リス 4.イタチ
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